触法障碍者について考える
2025/01/13 20:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
カエル男が脱走して、再び始まる猟奇殺人。今度は人権派弁護士が標的です。
今回もなかなかの猟奇殺人。
刑法第39条を盾に減刑無罪を勝ち取った弁護士を恨む被害者か家族たちの気持ちに沿った殺人・・・と思ってたら、最後の最後でどんでん返し。有働の真の目的が明らかになります。
御子柴ちゃんも登場し、ちょっと嬉しかった。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
完結編と明記されているので本書から読み始めることは無いと思いますが、シリーズもの。連続殺人鬼カエル男→連続殺人鬼カエル男ふたたび→嗤う淑女二人→本書の、四部作です。相変わらず惨忍な殺人のオンパレード。犯人は誰か?(whodunit)ではなく、中山七里さんお得意のどんでん返しがいつ・どう来るか?と読み進めました。どちらが一本取るか白熱した柔道の接戦の試合を見ているよう。決着について、私としてイマイチでした。
投稿元:
レビューを見る
ついに完結編!
この作品を含めたカエル男シリーズ三作と淑女シリーズの「嗤う淑女二人」で四部作となるシリーズの完結編。
いやー、良かった!ラストは本当に言葉にならない!
刑法第39条問題、それに伴う犯罪者の人権問題であり人権派と呼ばれる弁護士の信念と安全性の問題であって複雑に絡み合っていて「39条撤廃」に傾く世論にどう答えがでるのかなんですが、中山七里が導いた答えに唸りましたね。
いやー、痺れました!
バランス感覚が秀逸すぎてもう何も言えない。
投稿元:
レビューを見る
カエル男はにっくき連続殺人鬼だし今までの残虐な事件は赦せないものなのにこの終わり方、最後は何ともあっさりしてて寂しさすら覚える。有働さゆりが帰ってきた…潜伏して行方知れずだったのになぜか。刑法第39条は難しいテーマだけど罪だけを見て罰する考え方はいい。あの悪辣弁護士や教授や先生など見知ったメンバーがちょいちょい登場で嬉しい限り、楽しいなぁ。古手川ってこんなにハッキリ自分の気持ちに気付いてたのかと驚き。有働さゆりに対する古手川の煮え切らない様子に少々イラっとしてしまったけど最後の姿を見たら…あまりに切ない。
投稿元:
レビューを見る
カエル男完結編。
有働さゆりに心乱されっぱなしの古手川さん。
最後は自分で撃つことになってしまったけど、古手川さんなら一区切りつけて前に進めそうな気がする。
古手川さんメインの話で、真琴先生が出てくる時間が長くなってきていて、真琴先生といる時間がかけがえのないものになってきてるんだなぁと思えて少し嬉しかった。
投稿元:
レビューを見る
カエル男、カエル男ふたたびは読了していましたが、だいぶ前だったので内容はあまり覚えておらず。
そのまま読み進めましたが、読み進めていく内になんとな〜く思い出してきました。
中山七里さんの本なので、さすが序盤から没入させてくれます。殺害方法が残酷すぎる!よく思い付くなと逆に感心してしまいましたw
カエル男読むようになって刑法第39条についてよく考えるようになりました。私はどうしても被害者側に感情移入してしまいますね。弁護士って大変な仕事だなと改めて思います。
読後感はあまり良くありません。有働さゆりに対しては可哀想という感情。古手川さんは辛いなあ。古手川さんの今後が気になります。
このシリーズって四部作なんですね。三作目の嗤う淑女二人はまだ読んでないので、今度読みたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
やはり、壮絶な殺人事件から、カエル男登場。ラスト泣きそうに。
いろいろな登場人物が、、、御子柴出た〜岬くんの名前だけ出た〜
投稿元:
レビューを見る
以前、読む前に「評価と感想」を読みネタバレをくらった経験から、「評価と感想」は読了してからと決めていたのですが、今回は先に読めば良かった。
感想で多くの方々が書かれていますが、カエル男は三部作ではなく、四部作。
三作目は『嗤う淑女 二人』だそうです。
読みながら、「こんな事件あったかなぁ」
「ん?誰のことだ?」と己の記憶力を不甲斐なく思っていたのですが、そう言う事だったのね。
投稿元:
レビューを見る
相次ぐ人権派を標榜する弁護士の惨殺。そしてそれらの事件を追う警部と古手川。
憲法第三十九条の存続に苦しめられる、人権派弁護士に被疑者無罪を言い渡された犠牲者らの家族。
ラストはあっけないものだったが、やはりカエル男が仕掛けた伏線を見事なまでに回収。
渡瀬警部の立ち振る舞いは痺れるし、御子柴弁護士と光崎教授の登場も物語を引き締めるためには欠かせないなぁと感じた。
投稿元:
レビューを見る
カエル男シリーズ三部作かと思ったらまさかの四部作…
途中で違和感ありまくったけど、あえて過去の事件は詳細語られてないだけかなと思ったらエピローグに書いてました。最初に書いて欲しかった…
投稿元:
レビューを見る
カエル男こと有働さゆりは、刑務所移動中に逃走。行方不明
引き摺る
運送会社の車体の下に男性が繋がれていた
生きたまま40Km引き摺られて死亡
カエル男の、ひらがなメッセージあり
殺されたのは弁護士。憲法39条心神喪失で殺人犯を無罪。遺族から嫌がらせをうけていた。
啄む
古いマンションの屋上でカラスに突かれた死体。カエル男のメッセージあり
人権女弁護士。39条適用。無罪になった男は再犯で子供を殺した
乾かす
食料品工場のクリーンルームの乾燥装置で干からびた死体。人権派弁護士。39条適用
誘う
カエル男は有働さゆりの人格。刑務所で担当したのは殺人犯でもある精神科医。
精神科医にクリーンルームを見せるが、矢で殺される。現場から有働さゆりの指紋。
遺族に弁護士殺しをもちかけたのは有働さゆり
遺族は銀行から100万円、200万円引き落としていた
有働さゆりが殺したかっのは精神科医
有働が射殺されるのを防ぎたい
逮捕された後の弁護士は、元少年殺人鬼の御子柴
裁判で死刑にならないように相談
射殺す
横浜で有働さゆり発見。子供つれ。虐待されていた子とまたまたま知り合い連れている
警察に囲まれて子供を人質に。刑事に撃たれて有働さゆり死亡
投稿元:
レビューを見る
本当に面白いシリーズやった。終わるのがほんまに残念…(これ以上残酷な殺し方が思いつかなくなったなら仕方ないww)
投稿元:
レビューを見る
カエル男シリーズは残虐な殺し方(人を物として扱っていて想像を超えた殺し方)なので読んでいると心が痛くなるが、犯人はカエル男、有働さゆりなので、どんな終わらせ方をするのか気になりながら読みました。
解離性同一性障害から、有働さゆりの人格に統合しかけていて罪を償いたいという気持ちから御前崎教授を殺す、そして最期は撃たれて死ぬ。最後は死ぬという結末になってしまうんだろうけど、さゆりの人生を振り返ると切なくてまたもや心が痛くなりました。
投稿元:
レビューを見る
ついに終わったか。
完結してホッとしてるくせにもう読めなくて残念だという気持ちもあって、自分の中で矛盾が生じる。
今思い返しても、1作目の衝撃は凄まじかった。
こんな猟奇的で面白いミステリーがあるのか!と感動したほど。
猟奇性の裏に隠された企みを知るたびに「あっ!」と驚かされるのが楽しいシリーズでした。
個人的に渡瀬のファンなのだけど、古手川と真琴のやり取りも好きで毎回楽しみにしていた。
ヒポクラテスとカエル男では視点が入れ替わるので、お互いの心情が分かってニヤニヤしてしまう。
最後まで『有働さゆり』を嫌いにならなかった事も、キャラの良さを証明している気がするなあ。
投稿元:
レビューを見る
ついにカエル男が完結。
シリーズの作品数は「笑う淑女ふたたび」を入れて4冊と少ないながらも、中山七里のデビューからの長い年数のシリーズの最後に相応しい、切ないながらも「これしかない」とファンが思うラストシーン、「完結編」という題名からで読者が予想するラストを良い意味で裏切らなかった。最終章で明かされる前段の3つの事件の真相判明が唐突過ぎると感じたが、シリーズの締めとして楽しく読めた。