事実を基にしたフィクションか
2024/12/08 10:33
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごいね。
周りに恵まれた要素もあるだろうけど、やっぱり本人の努力だよね。
しかし、官僚・役人の前例主義はなんとかならないものかね。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
障害者になってからの司法試験挑戦…。これは、かなり…キツイはずです。それを…。涙する場面アリ、感動作するシーン有り、…の一冊です、ぜひ、お読みください。実際に、障害のある方が、司法試験に合格されてるようですよ
前半は辛く後半は元気が出る
2024/12/15 17:15
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投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公が事故に遭って目標を見つけるまではかなり辛い気持ちで読み進めましたが(正直なところ辛すぎて飛ばしてしまい後から読み直しました)、後半の主人公の頑張りや周囲の人たちの助けには勇気づけられました。誰かの役に立ちたいという気持ちが尊重される世の中だといいなと思いました。
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感動した。感動した。まずは身体障害者への見方が変わりました。不運交通事故で四肢麻痺になってしまったひまり働かなければならない今まで勤めていた会社は受け入れてくれないそこで弁護士の道を選択ロースクールでの悪戦苦闘は読んでいて胸がいっぱいになってしまった。
今年読んだ小説の中でNo.1間違いなしです。あなたも読んで震えてください感動して下さい。
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商社でバリバリ働いていた矢先、交通事故で四肢麻痺になってしまったひまり。
事故に遭ってからのリハビリ生活や司法試験に向けて受験勉強は、まさに血の滲むような努力の日々。
こんなすごいことができるのは小説だからね…と思ったら、実際に四肢麻痺で音声ソフト使用で司法試験に合格された弁護士さんがいらっしゃるとのこと。
これにはビックリ。
この本の中で心に残ったのは、「安静は麻薬です。」という言葉。作中では身体的な意味で使われていたけど、心もきっとそう。何か自分に不自由な部分があったとしても、活動を止めてはだめなんだろうなと思った。
先日読んだ福場将太さんの本でも、人の手を借りたとしても誰かの役に立ちたいというようなことが書かれていて、通じるものがあるなと思った。
素敵な本に出会えました。
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感動の嵐!スゴイ小説を読んでしまった!
事故が起こってからラストまで、ずっとひまりを応援してた。困難に立ち向かう姿に何度も勇気づけられた。一緒に悩んで、一緒に泣いて、一緒に喜んだ!
ひまりの前向きな性格、頑張る姿に感化されて、素敵な人たちが集まってくるんだろうなぁ。
「どこにいても、どういう状況でも、幸せの種を見つけられる人はいるんだな」、「日々の楽しみを探しながら暮らしている」という気持ちを忘れないようにしよう。
面接の件は号泣で、何回も読み返してしまった。ヒカルの気持ちとリンクした!
障害者や障害者制度については自分の認識不足を痛感。
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キャリアウーマンで順風満帆だった、ひまり。だが、33歳の時に交通事故で頸髄を損傷し、肩から下が全く動かなくなった。24h介護を余儀なくされ、仕事も復帰が絶望的になった時、幼馴染の検事・レオから弁護士にならないかと司法試験を受ける事を勧められて…
普通だったらこんなバイタリティが沸かない状態で社会復帰をする意欲は勿論、じゃあ弁護士になろう!なんて思わない。ひまりの前向きな姿勢が格好良かったです。
勿論、周りの人に恵まれたと言う事も大きいだろうけど、その前向きに努力する姿に感化されたのもあると思います。
車椅子生活になってから出会えた縁で、ヒカルも介護としては有能でも、社会人としては問題児だったのが、ひまりと一緒にいる事で成長していく過程が爽快でした。
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新川さんの作品は読み出すと、すぐに引き込まれて一気に読み終わりました。バリバリ働いていた女性の絶望から再生の物語。弁護士の新川さんならではの作品かと思います。
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障害者は社会から手厚く保護されてゆったりと安全にお過ごしください
それが世の中の温かさであってそのために何ができるかを考えていました
それはある一定の人生モデルのお仕着せであって
障害者自身の望む姿ではないかもしれない
大きな気づきがある小説でした
一方世の中の役に立つために血の汗を流して健常者と肩を並べてください
これも大きなお世話です
これからどんどん人口が減ります
一人一人を見つめて一番いい形を見つけやすくなるはず
経済を大きくすることではなく小さな世界で時間をかけて向き合うチャンスを
見逃さないでほしいです
「女の国会」「ひまわり」続けて読みました
豊かな日本の貧しい思想を感じました
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久しぶりに夜更かしをして、一気に読みました。
生きること=人と関わることなのかもしれないと思いました。人を傷つけるのも人ですが、人を救うのもまた人。法務省の冷酷さに苛立ちを覚えたあと、試験官や六法の青年の誠実さ、良心に涙しました。
人間関係の不和は、情報不足が原因だと最近耳にしましたが、その側面は大きいと改めて気づかされました。そして、それを越えて繋がるために「言葉」がある。相手のことを理解しようとする想像力と、相手に理解してもらうために言葉や行動を尽くす。生きることが人と関わることならば、ここは諦めてはいけないのだと学びました。小説は、自分以外の人の目線から世界を見ることができる。それがフィクションでもノンフィクションでも。それもまた「言葉」の力ですね。
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すごかった。生き様、どんな時も前を向く志、自分の弱さから目を背けない強さ。
麻痺をしていても感じる体の痛み、意志とは関係なく表れる様々な症状、生きていく上で必要な排泄などに関する介助など、側から見ただけでは分からない車椅子の生活がリアルに感じ取れた。
言葉の力は希望の光。それは障害の有無に関わらず言えることだと思った。
ひまりの強さに勇気がもらえる。
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理解をすることが難しい。誤解もたくさんしていると思う。この本を読んでいる間、ひまりさんが近くにいる友人のように感じてきた。友人だと思うと、もっと理解したいし、もっとできることを考えたい。距離を近づけてくれたこの本の存在に感謝。
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よかった。
ここ何作か、あまり良いと思う作品に出会わなかったため、感動する心がなくなったのかと思っていたが、そうではなかった。
惜しむらくは、11月15日発行のため、11月30日までに刊行された作品から選ばれる本屋大賞にギリギリだったこと。
著者によると、モデル小説ではないとのことだが、実際に主人公ひまりと同じ四肢麻痺で弁護士をしている方に取材しているので、いろんなエピソードがリアル。
また、著者自身が弁護士なので、司法試験や法律について説得力がある。
脊髄損傷や、リハビリについても、考えていたよりずっと大変な日常なのだが、主人公がひまわりのような前向きな性格なので(もちろん葛藤はいろいろあるが)、終始重くならず読み終えられた。
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圧倒的な不利な条件を克服して弁護士になった方をモデルにしつつ、帆立先生がアレンジを加えて執筆された小説。この本を読んで、私自身、自分の置かれた環境、状況に言い訳して法曹にチャレンジしないのは辞めようと思った。
元々帆立先生はストーリーの筋はしっかりしていたが、心情描写に改善の余地があると思っていたが、その弱点を本作で克服されている。本当に器用な方だと思う。
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交通事故に遭い頚髄を損傷したひまりは、肩から下が動かせない。介護をする両親も腰を悪くしたり松葉杖生活になったりして、状況は暗転していくばかり。
前半は、こんなにも苦しい状況になっていくのかとただ驚いた。私だっていつ同じ様な状況に遭うか分からないのに、そうなってみないと分からないのだ。重度障がい者がどれだけ社会で働きにくいのか、理解されるのが大変なのかを。
筆者の小説は、明るい性格の主人公が多い。ひまりも元来明るい性格だったからか、辛い状況でも何とか頑張っている。もっと悲観的な性格の主人公であれば、事故後は生活保護を受けながらゆったりと余生を過ごすという選択をしていた可能性だって大いにある。いや、悲観的でなくてもそうするかもしれない。ましてや、ひまりのように司法試験に入るために努力することなんて、そんな気力はないと思う。
まるで自分ができないだろうことを着実にクリアしていくひまりの姿を見るのが心地よかった。役所の断り文句である「前例がない…」を見事、打ち破ったのも嬉しかった。前例がないなら作ってしまえばいいんだよね。
司法試験には合格するだろうと分かっていても、やはり掲示板を見に行くシーンは緊張する。合格後のレオの涙には笑ってしまったが、プロポーズのシーンは本当に良かった。何だか2人の今後の生活が楽しみになる。検事と弁護士という立場だが、私生活では仲良く過ごすのだろう。とんとん拍子に幸せが舞い降りてくるような話だったが、前半のひまりの苦悩や頑張りがあったからこそであり、予定調和などとは思わなかった。