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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういう人と同僚はイヤだなあ。
自分がすべてじゃん。
自分がイライラしてるのを隠そうともしないって、
それで周りがどれだけイヤな思いしてるかってところに思いが至らないんだよね。
本気で勝負するなら起業すればいいだけの話。
自分の実力だけで頑張ればいいのに。
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痛快お仕事小説と一口で言えてしまうこともあるけれど、それだけではないのは物語の構成の巧さやキャラクターの魅力に違いない。そして、誰が犯人かというミステリーも加わり、毎章終わりごとにすぐ次を読みたくなる疾走感もたまらない。
何より高宮の悪態つきながら突き進む様はもはやダイ・ハードのマクレーンのようだ。行動力は評価できるが、やり方はエグい。でも、自分に正直で現状を打破しようとする姿には勇気をもらえる。これだけ何かに夢中になれるのは羨ましい。松本清張賞あと一歩だったとのこと。ぜひ次の作品で本屋大賞ノミネートを。
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【会社への不満を抱えるすべての人へ捧ぐ!】ビジコンで優勝した新規事業が親会社に潰された。理由はリスク回避。「ムカつく奴はぶっ倒す」入社三年目・高宮麻綾の逆襲が始まる。
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面白かったです。
主人公ガッツあるなぁ。
主人公が最終的に声出していこう、
を言ってるのがなんだかんだ、伝染してるじゃんと思い面白かった。
私も使っていこうかな笑。
ただ、それ以外記憶に残る作品だったかと言われると
判断難しいところではあります。
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文藝春秋のPodcast『本の話』で激推しされていたため手に取りました。
主人公の高宮真綾は、新規事業を“リスク回避"を理由に潰されてしまう。怒りを爆発させた高宮は、会社を駆けずり回り"リスク"の調査に乗り出す。
高宮真綾はなかなか強烈な人物ですが、関係者(大半は上司)に食ってかかる姿がめちゃくちゃ爽快でした。こんなに思い切って戦えるのは、自分が考えた新規事業が自分の重み(大切なモノ)であるからこそ。この大切なモノとの向き合い方がひしひしと伝わってきて、読んでいる私自身も仕事への向き合い方を考えさせられました。みんながみんな、高宮のように戦えるわけではないけれど、諦めて転職する前に「このクソが!」と叫びながら踏ん張ってみるのもいいなぁと感じました。エネルギッシュな高宮からパワーをもらえる作品です。
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めちゃくちゃ面白い!!
ふだんビジネス小説あまり読まない人もぜひ読んでほしい!
松本清張賞の最終候補に残った作品で、惜しくも受賞は逃したのだけれど、文芸春秋社の編集者さんが「この小説は、今出すべきです」「ものすごく面白かったです。この小説を読んで、麻綾は私だと思いました」と激推しされ出版に至ったそう。
著者の城戸川さんは商社に勤めるビジネスマンで、新規事業の開発を担当している。主人公、高宮麻綾も営業部にいながら新規事業の社内ビジコンに挑戦するところから物語はスタートするのだけれど、実体験が裏から支えているから体重の乗り方が半端ない。
新規事業に賭ける意気込み、それが打ち砕かれた時の凹み具合、それでも何とか成立させるために各所を駆けずり回る情熱、どれだけ動いても全く物事が前に進んでいない焦り、全てに血脈とリアリティを感じた。
この物語は強いよ。
「なんであんたたちの意味わかんない論理で、あたしのアイデアが潰されなきゃなんないのよ!」と、理不尽で理にかなっていない親会社の意向にブチギレる麻綾。新規事業と怒りが交差して、ものごとがドライブしていく爽快感は半端なかった。
僕も、漫才も小説も「この一本で売れてやる」と思って作ってきた。絶対みんな自分とリンクする部分があると思う!
殺してやると思うくらいのエネルギーはいつだって必要だ。
デビュー作でこのクオリティは、NEXT池井戸潤になり得る作家さんだと思う。
物語はもちろん、細かい表現も面白かった。
特に好きなのは
「受話器からくるくると伸びたコードを指で弄びながら、高宮は朝から元気に恫喝していた」
「目の前の茹で餃子を箸で思い切り突き刺して、二つ同時に頬張った」
「次すみません言うたら、てっちりに頭ぶち込んだるからな」
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私は病院勤めの世間知らずなのか、3年目社会人でこんな人がいたら圧倒されます。でも、いろんな方にお世話になって、支えられて、という部分も垣間見れたので、少しホッとしました。
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技術の会社で働いてる身からして。
序盤の話の展開は面白かった。途中から、デメテルへの出向あたりから話の中弛みを感じた。
エンジニアをしている身分だが、それでもこの本と中枢の機械のイメージが難しい。
最後の本部長の決裁も、現実からは離れている。流石にあのような状況でゴーサインは出せない。
マッドサイエンティストの気持ちも、流石に急すぎる。もう少しミステリーにするならば、前半から前振りがあったほうが良い。
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いやー、面白かった!
最高のエンタメお仕事小説。
主人公の高宮麻綾も展開も最高でした。
商社勤務トレーディング三課の高宮麻綾。
自らが作り上げた事業案実現への道が拓けたと思ったら、まさかの親会社都合でその道を阻まれてしまう。
潰されてなるものかと、無謀とも言えるあの手この手で奮闘。
そうした中、ある事実に遭遇してしまい……。
仕事はバリバリこなすが態度はすこぶる悪い。パワフルで血の気が多くて、でも意欲と熱意ににあふれててエネルギッシュ!
さまざまな思惑が渦巻く新規事業「メーグル」。
一筋縄ではいかない親会社の面々。
悔しい!歯がゆい!
明らかになった事実とは……!?
お仕事小説ながらミステリー要素もあり、スピード感とスリル、謎も楽しめる。
面白くて一気読みでした。
理不尽に立ち向かうヒロインが格好いい。
昔、池井戸潤さんの作品を初めて読んだときのことを思い出した。あの時のスカッと爽快な読後感は忘れられない。
松本清張賞は逃したものの、社内で出版を望む声が多かったというのも納得の面白さ。
今後も追いかけたい作家さんになりました。
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ブクログ内での評価が高かったので読み始めましたが、専門用語の多さとその分野の知識がなくて最後まで意味が分からないままで読みにくさを強く感じてしまいました。
私には少し合わなかったです。
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松本清張賞で次点ながらも面白すぎて書籍化、と聞いて手に取りました。
さくっと読めるので、「読み応え」よりも帯の記載どおり「痛快」というかんじ。
作者自身が商社に勤めながらの1作目ということでお仕事小説としての人物の描写も細かく、デビュー作でこれだけ気持ちの良いミステリーが書けるなら、今後読み応えのある本格ミステリーを書くことがあれば読んでみたいと思う。
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導入部の「引継書」に惹かれて読んでみた。「ビジネス×痛快ミステリー」というのはその通りで、ストーリーは期待を裏切らないだろう。
ただ、個人的には、機微な心理のようなところまで明確に表現されて過ぎているという印象があり、文学としてのもの足りなさを感じてしまった。しかし、それはそれで「ビジネス的」ともいえることであって、普段は文学を読まないようなビジネスパーソンにリーチするために計算された表現なのだとしたら、すごい。
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Amazonの紹介より
\こんな会社辞めてやる! そう思ったことがある人、全員集合!/
精魂込めて作り上げた新規事業が、親会社に潰された。理由はリスク回避。
「なんであんたたちの意味わかんない論理で、あたしのアイデアが潰されなきゃなんないのよ!」
怒りを爆発させた三年目の社員・高宮麻綾は、社内外を駆けずり回り、〝リスク〟の調査に乗り出す。
私は私の仕事をモノにしてみせる――
だってそういうたまらない瞬間のために生きているんだもの。忖度、義理、出世……それって昭和の話? いえいえ、いつの時代も会社はややこしくって面白い!
今日の味方は明日の敵――めくるめく令和のサラリーマン小説が爆誕。
冒頭から、主人公・高宮の言葉遣いに衝撃を受けつつ、なかなかインパクトのある女性でしたが、自分の考えを貫く精神と勢いのある性格にパワーをもらいました。
自分の企画したものを実現するため、奔走していたのに、白紙になる。その理由として、過去に死亡事故が発生した事案があったということで、高宮はなぜそんなことが起きたのかを調べていきます。
調べていくうちに様々なことがわかっていくのですが、会社からの仕打ちや仲間の裏切りなど前途多難で、ストーリーとしては色んな事が起きるので、楽しめました。
ビジネス要素はあるものの、書類関係を紹介する程度で、作成方法やノウハウを紹介するわけではないので、中途半端感はありました。
ミステリーとしても、本格的ではなく、コミカル要素あり、ドタバタ要素ありといった具合になっているので、全体的にどれも平均的な要素を取り入れているなと思いました。
むしろ登場人物が魅力的でした。特に主人公の高宮が印象深かったです。高宮の猪突猛進とゆるぎない自信、溌剌とした雰囲気はキャラクター性抜群で、圧倒されました。
自分だけでなく、周囲の助けが必要であることを感じましたし、へこたれても頑張る高宮が羨ましく思いました。自分もこういう精神を持ちたいです。
「今日の味方は明日の敵」と紹介されている通り、そういったどんでん返しが次々と待ち受けているので、飽きさせませんでした。もちろん、明後日は味方という人もいましたが。
痛快でスカッとさせてくれる高宮の性格と行動力には、自分の憧れでもありましたし、ぜひ実写化してもらいたいなと思ってしまいました。
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少し文章の読みにくさを感じたけれど、途中からはそれも気にならないくらい続きが気になりました。
大きな会社(組織)で働くってこんな感じなんだなと疑似体験。ミステリー要素もあって面白かった。
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タイトルと表紙に惹かれて読む。
著者の商社の事業投資ってこんな感じで決まるのかな。
「たまんない!」って仕事に邁進する主人公と違い、私は義務を果たすのが仕事だから羨ましい。3年目でこの動きはすごい。
私が3年目のときなんて、本当に頼んなかったな。。V字回復の三枝さんみたいに、経営の小説を続けて欲しい。