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7件
葡萄が目にしみる
著者 著者:林真理子
葡萄づくりの町。地方の進学高校。自転車の車輪を軋ませて、乃里子は青春の門をくぐる。生徒会の役員保坂に寄せる淡い思い。ラグビー部の超スター岩永との葛藤。冴えない容姿にコンプレックスを抱き、不器用な自分をもどかしく思いながら過ごした思春期――。目にしみる四季の移ろいを背景に、素朴で多感な少女の青春の軌跡を鮮やかに描き上げた感動の長編小説。
葡萄が目にしみる
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葡萄が目にしみる
2002/05/17 13:48
私も目にしみたなあ…
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
少女時代、少なくとも自分にコンプレックスを抱いていた私はこの本の随所に共感できる箇所を発見しました。この主人公って私?と錯覚させるほどの鮮やかな書きっぷりです! 葡萄の紫色が目にしみるような、そんな少女時代を、なつかしくも痛ましくも思い起こさせます。思春期頃をもう一度振り返ってみたい方、特にこれは女性の方におすすめです。
葡萄が目にしみる
2020/07/29 00:13
ほろ苦い葡萄酒
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京に出荷する種なし葡萄と、自分たちが食べる無農薬葡萄とのコントラストが印象的でした。地元を飛び出したヒロイン・乃里子が、やがては都会に染まっていく姿も切ないです。
2022/05/16 10:15
甘酸っぱい青春
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の高校時代を思い出しました。
田舎で、高校も二択で、先輩への憧れやその憧れの先輩の彼女。田舎独特の親戚やご近所との人間関係。そして東京の大学に進学し就職。
30年前に戻ったように鮮明に思い出し、でも葡萄の様なセピア色の思い出。
この本を手に出来て良かったです。