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  6. 高学歴ワーキングプア~「フリーター生産工場」としての大学院~
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 8件

高学歴ワーキングプア~「フリーター生産工場」としての大学院~

著者 水月昭道 (著)

いま大学院博士課程修了者が究極の就職難にあえいでいる。優れた頭脳やスキルをもつ彼らが、なぜフリーターにならざるを得ないのか? その構造的な問題を当事者自ら解説。

高学歴ワーキングプア~「フリーター生産工場」としての大学院~

税込 693 6pt

高学歴ワーキングプア~「フリーター生産工場」としての大学院~

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みんなのレビュー8件

みんなの評価3.5

評価内訳

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  • 星 1 (0件)

高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院

2008/08/20 21:47

若者を食い物にした!という著者の告発は間違いない

14人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BCKT - この投稿者のレビュー一覧を見る

はじめに
第1章 高学歴ワーキングプアの生産工程
第2章 なぜか帳尻が合った学生数
第3章 なぜ博士はコンビニ店員になったのか
第4章 大学とそこで働くセンセの実態
第5章 どうする? ノラ博士
第6章 行くべきか、行かざるべきか、大学院
第7章 学校法人に期待すること
おわりに


みずきしょうどうは1967年(福岡県)生まれ。年齢だけで言うと新人類で,バブル入社組。しかし,「龍谷大学中退後、バイク便ライダーとなる。仕事で各地を転々とする・・・。97年、長崎総合科学大学卒業。2000年,九州大学大学院(人間環境学博士)。専門は、環境心理学・環境行動論。・・・。著書に『子どもの道くさ』など。現在、立命館大学衣笠総合研究機構研究員および、同志社大学非常勤講師。任期が切れる08年春以降の身分は未定」(本書著者奥付より)。


第1章(「高学歴ワーキングプアの生産工程」)では在学中の大学院生の実態,第2章(「なぜか帳尻が合った学生数」)では政府政策,第3章(「なぜ博士はコンビニ店員になったのか」)では卒業後の大学院生の実態,第4章では「大学とそこで働くセンセの実態」,第5章(「どうする? ノラ博士」)では無職博士の将来展望,第6章(「行くべきか、行かざるべきか、大学院」)では大学院の現状と魅力,第7章(「学校法人に期待すること」)では学校への要望を出していると解釈できる。展開としては穏当。


興味深かったのは,大学と大学院をそれぞれ一流とそれ以外(二流)に分け,一流から一流へという組合せから二流から二流へという組合せまで4つのルートを場合分けし,やっぱり大学院ではなく学部卒業大学のほうが重視されているじゃないか!という件。つまり,博士号保有が大学研究職への就職に結びついてないじゃないか!という現状告発。博士号を持たない(助)教授が博士号授与の手続き上の責任者(主査・副査)になっている!という現状糾弾。だって専門家同士だと関係が小さくて親密だから敵対関係を回避するだろうし,博士号を自分が請求する段になって拒否られたら困るでしょう? ああいうのは輪番制なんです。互選方式なんです。学会というのは,人数の少ない小さな集合体=ムラなんです。それに,私の知っている例で言うと,大学院を無理やり合格させたうえに,学会専門誌の編集委員時代に自分の弟子の論文を,説得した同僚にレフェリーさせて,弟子の就職に勢いを添えるという例もある。就職すれば,当然,師匠の勢力範囲は拡大する。もっと露骨な例で言うと,自分の子供の大学研究職就職に辣腕をふるう地方大学のボスもいる。


そもそも,理系ならともかく,文系では影響力のある論文の判定の仕方は明文化されにくい。引用回数っていっても,お仲間同士で互選方式で相互に引用し合えば,数は稼げるからあてにはならない。


本書の功績は,著者の憤懣に動機づけられたこの著作が,図らずも政府教育政策の無目的性=場当たり主義を暴露したことにある。大学の大学院化に予算をつければ,いかにバカ大学でも大学院を捏造する。悲しいことに,国立大学も大学院生を積極的に取り始めたから,三流大学院は閑古鳥が鳴いていたらしい。しかし,どっちにせよ国立大学最高責任者や私大経営者が若者を食い物にした!という著者の告発は間違いないと思う。


しかし,バブルが弾け,東大卒でも就職にあぶれていたあの時点で大学院生を急増させるというのは,若年層失業率を抑え込もうという当局の意図がミエミエだったはず。バブル期に地方の弱小大学を政府が叢生させた背景には,地方からの活性化政策の要請もあっただろうし,“ハイ,あとは自由競争ですからね”というオチが待っていたことは,少子化傾向も顕在化していたことからして明らかだ。たしかに二流大学生だと,そういった大局的な把握は難しかったのかもしれないけど,情報収集力のなさからきた選択の誤りだ。


本書の欠陥は,やっぱり“二流大学卒業とはいえ(関係者失礼),一流大学で(九大は一流なんでしょうか?)博士号までとったんだから,就職させろや!”という恨み節が本書のそこかしこに充満していることだ。もう一つ言えば,自分の仲のいい友人たちを成功例に仕立て上げているところなんかは,判官贔屓でなくてなんだろう? 文系なんだから,資料収集力を発揮して,たとえば,原丈人みたいな全国区的に顕著な転身例を挙げるべきだろう。鷲田小彌太『大学教授になる方法』に言及がないのも感心しない。(1809字)

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高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院

2016/09/21 12:24

「大学院重点化」政策とは、既得権益維持のための秘策だった!?

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、副題にもあるように、「フリーター生産工場」としての大学院という現状に焦点を当て、このまさに矛盾する現象を考察した良書です。大学院重点化という政策は、文科省と東大法学部が知恵を出し合って練りに練った成長後退期において、なおパイを失わんとする既得権益維持のための政策でした。しかし、実を言えば、ちょうど90年代半ばからの若年労働市場の縮小と重なったことで、就職難で行き場を失った若者を、大学院に吊り上げようとしたものだったと言えるでしょう。本書は、一見、妥当な政策の陰には、実は既得権益者の権益擁護の意図が隠されていた事実をあばきます。

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高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院

2008/02/23 10:46

必ずしも「高学歴」とは看做されない高学歴な人たちが四次元空間に勝手に迷い込んだという良くある話

24人中、17人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本における大学院とは、まことに不思議な存在である。米国でははっきりしている。米国では「4年生大学卒です」というのは日本で言う高卒に相当する扱いで、一人前の人間として社会で扱ってもらおうとおもったら最低でも修士は必要で、修士よりはPh.D(博士)、同じ博士でもダブルPh.D(二つの科目で博士号を取っている人)の方が上と、「学歴」という外形標準で評価がはっきりと区別されている。ところが日本ではそうはなっていない。日本における「学歴」とはあくまで4年生の大学を「最初にどこに受かって、そこを卒業したか」が決定的に重要なのである。日本では、大学入試を経て人間は「学歴」というタイトルを獲得し、ある程度のグルーピングがなされた後、同一グループの中で「本人の実力が問われる」という「同一性の中の競争」を行なわせるための人間の格付け機関が日本の大学の基本機能なのである。大学の社会的評価と序列がどうなっているかについてはこの本が参考になる。よく読んでおくと良い。

では大学院とは何か。これが基本的に曖昧模糊としたやっかいな存在で、日本では大学院に進んだからといって、これが必ずしも「高学歴」とはストレートには評価されないのである。あのノーベル賞をとった白川秀樹さんでさえ、今よりはるかに大学院生の数が少なかった50年以上前に大学院の修士から博士に進むときは「これで企業に就職出来なくなる」と大いに悩んでいた。少子高齢化の中で大学や文部科学省としては、少しでも長く学生を確保し大学に留め、ありていに言えば、少しでも長く多くの学費を学生に払わせて大学の経営を維持しようと「大学院重視」政策を打ち出しているが、社会の方は、そんな教育関係者の都合などどこ吹く風で、一向に大学院卒に対する態度なんか変えていない。ここが決定的に重要なのだが、作者含め、この「社会と大学院の接点」「社会のニーズ」に目を向けるどころか、むしろ「不都合な真実」から意図的に目をそらそうとしている点が目立って、うざい。

筆者は龍谷大学を中退して、バイク便のバイトにせいを出し(自分探しの旅!これだけでも企業からは敬遠される!)、その後、長崎総合科学大学を経て2004年に九州大学大学院博士課程を修了し博士号を取得している。しかし、この時、既に37歳である。この経歴を見ただけでも「変わり者」「社会不適応」のレッテルを企業や官庁の採用担当者にはられそうであるが、その前に、博士号を取るまでに時間が経ちすぎている。日本では「年齢」とうものも非常に重要で、いまだに「現役合格」という言葉が生きているように若ければ若いほど貴重で便利な人材という評価がなされる社会なのである。このことを筆者ならびにその親族は知らずに過ごしてきたとでも言うのか?筆者は「自分探し」に時間を費やしすぎている。教育には様々な側面があるが、「就業機会の獲得」という面から見ると、教育とは基本的に「投資行為」であり、「リターン」を求めて「費用と時間」を投入する行為なのである。筆者はこの「投資としての教育」から意図的か無知なのか目をそらしすぎている。

単純に「自分が納得するまでは受験勉強なんかしない」という自分本位を貫いて生きている。それはそれで結構なのだが、社会のニーズを無視して我流を貫くと、教育とは投資ではなくなり、限りなく「消費行為」に近くなってしまう。消費行為としての学問に「就職機会」というリターンは基本的に無い。「お勉強」をして豊かな時間を過ごしたことで満足する自己完結的な行為となってしまう。筆者の生き方を見ていると、正に「消費としての学問」を貫く『求めない』人生の王道を歩んでいるようでいて、ある意味誠に羨ましいようにも思えるのであるが、途中から、俄然、がっかりさせられるのは、筆者の願いは己のジコチュウを棚に上げ「大学院が悪い」「恩師に騙された」「文部科学省が悪い」という、あの例の、全部他人に責任を転嫁するあきれ返るような主張のオンパレードが展開されるからである。筆者の主張を聞いていると、まるで大学院、しかも博士号まで取得したら大学教授の座を確保できて当然(そうならなければ制度が悪い)という話になるのだが、そんなことは日本では一度も無かった。私が超一流大学にいた25年ほど前でも「大学教授になりたかったら大学院なんかいっても無駄だよ。大学院で博士号なんかとっても大学教授なれる保証なんかない。大学教授になれる人は大学4年の夏休みに、ゼミの教授から『きみ、助手にならないか』というお誘いがあるもんだ。丸山真男以下、有名教授はみんな助手を経て助教授、教授となっている。だから夏休みに声がかからなかったら、大学に残ることは諦めたほうが良いよ」と言われていたもんだ。こんなこと、筆者は聞いたことも無いのではないか。著者は博士課程を経て「物事の本質を見極める能力」や「根拠となる情報の収集」が出来るようになるなどと、ぬけぬけと書いているが、それは「あなた基準」ではそうかもしれない。著者の中学生時代に比べ大学院卒業後、あなたの能力は大幅に向上したかもしれない。情報も収集できるようになったかもしれない。しかし、同期で、もっともっと早くそういうことが出来ている人は掃いて捨てるほどいて、そんなこと今更言って見ても、何の役にも立たないことは、著者の現況が雄弁にそれを証明していると言っていい。

勝手に大学を中退し、各地を勝手に放浪して人生の貴重な時期を空費し、日本社会がどういう人材を求めているかという「市場の声」には背を向けて、己の信じる道をひたすら歩んだのだから、その結果も全て甘受する覚悟が無ければならないと私は考える。40にして惑わずと古人は言った。そろそろ他人のせいにして愚痴る悪い癖はやめたらどうか。

参考になったのは、日本では東京大学を筆頭とする旧7帝大と一橋大、東工大、筑波大、広島大、私立で言えば早慶程度なら大学院卒が学歴として評価され大学教授への道が開かれやすいが、それ以外は「駄目」ということと、あこがれの大学教授の給与がせいぜい年収1200万円程度ということである。一流会社に勤めていれば、大学教授の2倍くらいの給与がもらえることを考えると、大学教授というものが職業として魅力的なものなのかどうか。大いに考えてしまうのである。

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