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4件
ビッグブラザーを撃て!
著者 笹本稜平
一人の会社員が巨大組織の陰謀に立ち向かう! ソフト開発会社社員・石黒悠太は、目の前で変死を遂げた友人から、1枚のディスクを託された。中には、スーパーコンピュータを駆使しても解読に50年はかかる、世界最強の暗号ソフトが。国際的謀略組織〈ビッグブラザー〉の魔手が、悠太と家族に迫る――。 圧倒的なリアリティ! 冒険小説界の大器、衝撃の処女長編!(『『暗号』(阿由葉稜名義)』改題)
ビッグブラザーを撃て!
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ビッグブラザーを撃て!
2017/08/12 21:25
デビュー作品
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
笹本稜平さんのデビュー作です。
扱うのがコンピューターで使用される最強の暗号ソフトという点だけでも、日進月歩で長足の進歩を見せる分野だけに、時間の経過の中で陳腐なものになっているかもと心配して読み始めましたが、その心配は杞憂に終わりました。
フロッピーディスクなんかが現役の記録媒体として登場しているのは時代を感じさせますが、物語本編がしっかりしているので最後までまあまあ読み通せました。
惜しむらくはメインの登場人物にこれといった魅力を感じるキャラが私は見つけれれなかったことでしょうか。
ビッグブラザーを撃て!
2017/07/26 00:25
情報ネットを駆使した恐るべき陰謀と、二転三転の展開に魅了されます。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
情報ネットを駆使した恐るべき陰謀と、二転三転の展開に魅了されます。正体の見えない“ビッグブラザー”、そしてその手先らしいジェイク佐伯、一見正義の味方に見える公安部警視:笹崎、そして殺された滝本吾郎と内縁関係にあった宮坂ユリらが複雑に絡み合った展開は、全て敵だらけといった感じで石黒悠太に勝算は有るのかが心配になってくる。唯一の救いは客観的位置にいる元赤坂署の刑事:島崎くらいである。最後まで気の抜けない作品。
ビッグブラザーを撃て!
2015/03/19 16:53
無機質
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:坦々麺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
プロローグを読み始めて面白いと解ってしまった。どこにでもいるようなシステム開発に携わるサラリーマンがひょんなことから巨大組織と対峙することになるのだが、妻の真梨絵や刑事(途中から探偵に転職)の島野等の脇役がコンピューターという無機質な舞台を人間味のある物語にしていると思う。現実社会でもいつ起こってもおかしくない小説だと思う。