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193件
下町ロケット
著者 池井戸潤
直木賞受賞作、待望の文庫版を電子化!
「お前には夢があるのか? オレにはある」
研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。
圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。
特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた――。
男たちの矜恃が激突する感動のエンターテインメント長編!
第145回直木賞受賞作。
池井戸潤、絶対の代表作。
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2025/05/17 16:33
佃製作所
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作「下町ロケット」で、エンジンバルブの特許のおかげでロケット計画に参加することができた佃製作所。今回はなんと医療機器に参入!?畑違いと思いきや、そのわけは。
2025/05/06 16:28
ロケット
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ご存知、池井戸潤さんの作品です。
半沢直樹シリーズがおもしろかったので、こちらも読んでみることに。
大企業VS中小企業。序盤から引き込まれる。
そしてロケットエンジンのバルブ供給の夢は。
2024/11/21 07:41
人気シリーズ第3弾!ロケット部品に携わる中小企業が舞台に
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
池井戸潤氏の人気シリーズ「下町ロケット」の第3弾。中小バルブメーカーの佃製作所を舞台に、大手からの発注停止や、特許を巡る知財関連訴訟など数々の困難を乗り越えていく様子が描かれています。
中小企業が大手企業からの圧力でピンチを迎え、様々な手法をこらしてそれを克服するというパターンは、もはやドラマの「水戸黄門」と同じく、展開はある程度予想の範囲内ではあるのですが、佃製作所の取引先”帝国重工”の描かれ方が実際に存在する某重工メーカーを想起させたり、ファブレスのベンチャー企業が登場したりとストーリーの舞台装置がタイムリーなので読んでいて悠長な印象を受けません。
本書が単行本で出版されたのが2018年で、当然コロナ禍の前です。佃製作所の社員たちが会社の行く末を案じて話し合いをするのは会社近所の居酒屋ですし、佃製作所を貶めようと画策する悪者が談笑するのは高級レストランだったりと、コロナ禍での日常に慣れた感覚ではストーリーの中身よりも印象的に感じるのは、その大部分がお酒を飲みながらの場面であることです。コロナ禍前はこれが普通だったんだなぁ、とちょっと懐かしく感じてしまいました。これらの場面が全部リモートだったら、ちょっと味気ないだろうな、と思いました。