下町ロケット みんなのレビュー
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紙の本下町ロケット 1
2014/01/13 16:27
池井戸潤、絶対の代表作!
27人中、27人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすがに直木賞受賞作品です。掛け値なしに面白い小説でした。
内容は、中小企業(とは言っても年商100億円ぐらいの優良企業)が、銀行からの理不尽な融資打ち切りや一流企業からの数々の無理難題等に、プライドを持って立ち向かい、見事に勝利していく爽快感溢れるストーリーです。最初はバラバラだった会社が、こうした出来事を通して、徐々に一体となっていく筋立ては、まさに池井戸氏の真骨頂だと思いました。
また、主人公以外にも魅力的な人物が描かれています。銀行出身で外様と思われていたトノやホワイトナイト的存在の神谷弁護士、敵対する会社の中で唯一の理解者財前部長等々。私は、生真面目で線が細いと思われたトノの気骨溢れる行動や発言に結構感動しました。
とにかく夢があって、感動シーンも多く、2日で一気読みしたのでした。
2015/11/22 15:28
殿村部長
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earthbound - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当の主役は殿村部長です。
銀行から出向してきた経理部長が、銀行の席を蹴ってまで佃製作所に尽くすところが泣けます。
殿村部長は会社のことを理解しようと凄く努力をされます。
生え抜きの経理部長でも「私は経理ですので、製品のことはわかりません。」とか「営業のことは営業で解決してください。」とかいう『可愛い』経理マンが多い中、殿村部長は凄いです。
佃製作所が夢を追うには殿村部長無くてはあり得ません。かつて本田技研が本田・藤澤の二枚看板だったことと重ね合わせてしまいました。
2015/11/14 22:32
とにかく面白い
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はる - この投稿者のレビュー一覧を見る
相変わらず池井戸氏の作品は面白い。もちろんハッピーエンドということは毎度の作品を読む中でそうだろうと予想がつく。だが、それに至るまでの描き方がどの作品でも上手い。もちろんこの作品でもである。ぜひ読むべきである。
2018/07/27 13:27
4が待ち遠しい
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブレーブス坊や - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつも通りテンポよく話が進みます。
少し話がシンプルな様な気もしますが、期待を裏切らない面白さです。
が・・・、今秋発売の続刊が待ちきれないです。
辛抱できそうにない方は、続刊と同時購入の方が良いかもしれません。
製造業や産業分野への切り込み方やネタの豊富さにはいつもながら感動します。
電子書籍下町ロケット ヤタガラス
2018/10/04 00:40
池井戸潤的カタルシス
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロケット計画で付き合いの長い財前がヤタガラスの打ち上げを最後に異動になり、そこで立ち上げた衛星ヤタガラスによって可能になった精確な位置情報を利用した無人農耕機プロジェクトに佃製作所が参加することになってしましたが、財前の属する派閥と対立する的場がプロジェクトの総責任者となり、佃製作所が供給する筈だったエンジンとトランスミッションを内製化することを決定し、佃製作所はまたしてもピンチに陥りますが、プロジェクトのキーテクノロジーであるヴィークル・ロボティクスを供給する北大教授の試作機に協力することで、農耕機用のエンジンおよびトランスミッションの独自開発を進めます。
『下町ロケット ゴースト』で佃製作所に助けられたのにもかかわらず、「ギアゴースト」社長・伊丹大は帝国重工の特に取締役的場俊一に復讐するために佃製作所のライバル社「ダイダロス」と手を組み、無人農耕機のプロジェクト「ダーウィン」で帝国重工の無人農耕機のプロジェクトに対立します。
いくつもの対立関係が絡み合い、緊迫感溢れるストーリー展開で目が離せません。最後に「日本の農業を救おう」という理念が貫かれるところが素晴らしいですね。改めて見直される下町の人情、使う人のことを考えるものづくりの姿勢が現実に取り戻されればどんなにいいかと、変に捻じれた日本経済を余計憂えてしまうことになるかもしれませんが、ひとまずは池井戸潤的カタルシスを存分に味わえる作品です。
2015/11/22 09:40
二匹目もいた
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロケットの次は人工心臓。佃製作所を舞台に直木賞を獲った池井戸氏が、第二作を書き下ろした。二匹目のどじょうほど難しいものはない筈だが、この人は軽いタッチながら見事に仕上げてしまう。プロの筆力である。もともと、大銀行に勤めながら銀行に批判的、また、中小企業に思いやりが深いのも、バンカーとして、その思い上がりをつぶさに見てきたからか。そうした視点が、ある意味の勧善懲悪として、池井戸作品を支えている。ラストの佃社長の台詞「仕事から夢がなくなってしまったら、ただの金儲け」。これが池井戸氏のポリシーか。
紙の本下町ロケット 1
2015/11/04 23:52
がんばれ町工場!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
【ネタバレ】こういう頑張る小説大好きだ!最初の訴訟問題でどうなるかと思ったけど、ほんの序章だったのね。大きな山場は種類も緊張感も全く異なっていた。大田区民であるわたし、そりゃ佃さんを心から応援するわ。大手企業の考え方や方針も分かるけれども。弱肉強食ばかりじゃ夢がない。それが理だったとしても。池井戸さんは大きな力に呑まれ、儚く散りそうになっていく夢をいろんな切り口から書いてくれるから面白いんだなー。最後は大きく打上ってもう最高だね。社長の涙にわたしももらい泣き。第2弾も楽しみ。がんばれ、佃製作所。がんばれ大田区町工場。
紙の本下町ロケット 1
2014/02/08 19:16
満足
5人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハンニャバル - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後まで驚けた。著者の別の作品が読みたくなった。
紙の本下町ロケット 1
2018/08/18 09:02
私たちに勇気と感動をくれた
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第145回直木賞受賞作。(2011年)
この年の3月東日本大震災が起こって日本全体が打ちひしがれていた状況の中で、池井戸潤さんの代表作ともいえる、東京の下町の町工場の社長である佃航平とその工場で働く人々の姿を描いた長編小説が直木賞を受賞した意味は大きい。
振り返ればあの年、女子サッカーのなでしこジャパンが女子ワールドカップで優勝をし、どれだけ私たちに勇気と感動を与えてくれたか。同じ夏、池井戸の作品が直木賞を受賞したことで、同じような感動を覚えた人も多かったにちがいない。
選考委員の一人伊集院静氏は「さまざまな事情を抱えた今夏の日本に活力を与える小説」と選評で記したし、桐野夏生委員は「震災後の日本の姿を、是非、池井戸さんに書いて頂きたいと願う」とした。
この作品をきっかけにして、池井戸さんの作品はデビュー作から見直されていくことになる。あるいは、「半沢直樹」シリーズのように映像化と相まって、多くの読者を獲得していく。
受賞作となったこの作品ものちにテレビドラマ化され、ドラマのインパクトが小説の展開とリンクして、小説単独では味わえない面白さを、受賞から7年も経っても、味わうことができるのはうれしい。
ただ林真理子委員が「登場人物のすべてがステレオタイプなのが気にかかった」と選評で書いているように、もしかしたら池井戸さんの作品がドラマ化されて面白いのは、そういう点があるともいえる。
この時の選考会で「わたしはここまで読みものに堕したものは採らない」と否定的意見を述べたのは渡辺淳一委員だが、私は決してこの作品を「堕したもの」とは思わない。
「読みもの」であってもいいものは、いいのだから。
電子書籍期間限定! 下町ロケット2 ガウディ計画 お試し特別版
2018/08/02 11:36
ドラマ化もされた池井戸潤の人気作の第2弾
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
阿部寛&吉川晃司でドラマ化された『下町ロケット』の続編、ガウディ計画編がいよいよ文庫化!佃製作所の熱いパワーをぜひ体感して下さい。『下町ロケット ガウディ計画』は、直木賞受賞作『下町ロケット』の続編として、2015年11月に発売。TVドラマ放送真っ只中での原作小説発売という前例のない刊行形態は大きな反響を呼び、ドラマも最高視聴率22.3%を記録する大ヒットとなりました。ドラマは見たけれど原作は読んでいない。そんな方は、文庫化されるこの機会に是非お読みください。
電子書籍下町ロケット2 ガウディ計画
2015/11/15 21:16
正義は勝つ!!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あんでぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
データ偽装で企業倫理が問われている昨今、とてもタイムリーな作品です。佃製作所のモノつくりの誠実で真摯態度に感動致しました。逆転に次ぐ逆転のシナリオも前作に引き続き楽しく読めました。佃品質、佃プライド。正義は勝つです。
2015/11/14 16:50
安定の面白さ
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bin - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビドラマの先が気になって、我慢しきれず購入!
その日の晩には読み終る。
読み終わった後は、心地よい興奮で寝れなくなる(笑)
『正義は我にあり!』だから、佃製作所のハッピーエンドって分かっていても、ハラハラドキドキ。
細かい突っ込みどころがあっても気にならならない。話にグイグイ引き込まれました。
読み終わったけど、ドラマも楽しみ!
電子書籍下町ロケット2 ガウディ計画
2015/11/12 14:52
面白い!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ASAGI - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロケットから人体へ……小さな町工場が未知の新事業に乗り出す覚悟と苦労のお話。面白かった!
中小企業だからこそ誠実でひたむきで真摯に完璧を突き詰める……困難であればあるだけ助け合いアイディアを出し合って高め合う……綺麗事のようでも金儲け以上にその開発を待ち望む人達のために全てのスキルを結集し全力で頑張る職人魂に涙!達成感のあるもの作りって素晴らしい!
夢を諦めない佃製作所、こんな会社で働けたらホント人生退屈しないだろう(笑)
読了日に国産旅客機MRJが飛んだ!日本の町工場のリアルな底力を心から応援したいと想う。
ただ、ラストの日本クラインのコアハートへの逆襲は物語的には爽快だったが、人工心臓を待ち望む人が多くいる事に変わりはないので、佃製作所にあのバルブを作れる技術が有るのならば作って欲しかったと個人的には思う。
紙の本下町ロケット 1
2014/04/23 10:48
お金だけが人生ではない
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
男のロマンのお話です。
中小企業の佃製作所の社長が夢を果たす物語で、
タイトルから想像できるように、町工場佃製作所が開発した
ロケット部品が宇宙に打ち上げられるまでのお話です。
いろいろな苦難に直面しますが、読み終わった後、
スカッとする感じが著者池井戸潤の持ち味として堪能できる代表作です。
特に技術系の会社にお勤めの方にお奨めです。
紙の本下町ロケット 1
2014/02/19 13:00
ロケットに魅せられた社長の話
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:てつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
幾多の苦難負けずにロケット開発に向けて邁進する社長の姿は、読んでいてとても気持ちが良いです。面白かったです♪