電子書籍
銀座「四宝堂」文房具店
著者 上田健次
いつまでも涙が止まらない――。
銀座のとある路地の先、円筒形のポストのすぐそばに佇む文房具店・四宝堂。創業は天保五年、地下には古い活版印刷機まであるという知る人ぞ知る名店だ。
店を一人で切り盛りするのは、どこかミステリアスな青年・宝田硯。硯のもとには今日も様々な悩みを抱えたお客が訪れる――。
両親に代わり育ててくれた祖母へ感謝の気持ちを伝えられずにいる青年に、どうしても今日のうちに退職願を書かなければならないという女性など。
困りごとを抱えた人々の心が、思い出の文房具と店主の言葉でじんわり解きほぐされていく。
いつまでも涙が止まらない、心あたたまる物語。
銀座「四宝堂」文房具店
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電子書籍銀座「四宝堂」文房具店
2023/10/25 23:13
銀座にお店を捜しに行こうかと
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:フォセッタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
文房具屋さんが好きなので思わず購入してしまいました。
温かくて優しい気持ちになれる作品でした。
ほっこり!
それぞれのお客様との話も良かったのはモチロンでしたが、ふんわりと匂う「大人同士の恋心」も良いなあって思いつつ…。
仕事や家庭で嫌な事があっても泣くことはしなくなっているのに、ちょっとだけ涙腺の掃除ができました。
寒くなってきた季節に心の中から暖かめてくれた作品です。
2023/11/23 09:17
老舗文具店で織成すじんわり物語
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:E司書 - この投稿者のレビュー一覧を見る
銀座の文具店、四宝堂。店主、宝田硯のもとには様々な悩みを抱えた客が訪れる。悩みを抱える人々に店主の優しさと文房具で心を解きほぐしていく短編集。日頃、使用している文具を題材にした展開は新鮮味を感じる。
2023/09/26 10:01
銀座「四宝堂」文具店2
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
銀座に店舗を構える文具店の「四宝堂」。この店は文具の種類や品揃えも豊富で、他の文具店では取り扱っていないものも多く扱っている専門店である。「四宝堂」の店主の宝田硯は今日も来店されたお客様の悩みや問題を見事に解決する。
どの作品も全部良かったですね。「単語帳」、「ハサミ」、「色鉛筆」は内容だけでなく物語の導入~展開の仕方等も含めて面白いと感じました。また「名刺」にはサラリーマンとして仕事一筋で生き抜いてきた姿に共感してしまいました。1作目より断然いいと思いました。次作も発売されると嬉しいですね。
2023/12/28 17:04
文房具店「四宝堂」の続編
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:E司書 - この投稿者のレビュー一覧を見る
四宝堂の店主、宝田硯のもとには様々な悩みを抱えた客が訪れる。前作同様、店主と客がふれあいながら前向きになっていく展開は健在だ。特に今作の定年退職を迎えるエピソードは見事。文具と店主を通じて悩みを抱える人間模様は短編集ながら読み応え十分な一品であり、次回作も期待したくなる。
2023/04/22 20:27
本当にありそうな文房具屋さん
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
銀座に本当にありそうな文房具屋さん。悩めるお客さんにお茶やどら焼き、豆大福などを振舞いつつ手紙の書き方をアドバイスしてくれるのですが、このどら焼きや豆大福がものすごく美味しそうに描かれていて、文房具よりも気になってしまいました。店主の硯(けんと読むと初めて知りました)の幼馴染、良子のお店のサンドウィッチも美味しそうでした。続編があることを期待しています。
2022/10/17 11:04
心温まる
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
銀座にある文房具店「四宝堂」の支配人の宝田硯にはある能力が備わっていた。その能力とは祖母への感謝を表す手紙の書き方、お世話になったママへの退職願の書き方、部活の連絡帳で相手への好意を表現する書き方等、困っている相手に適切なアドバイスができる能力であった。宝田の心温まるアドバイスや雰囲気作りがお客様に安心と信頼を与え、お客様の心を癒すのだった。
テッパンに続くこの作品も癒される思いがして、よかったです。この作品のようなほっこりとした作品もいいですね。
2024/04/22 11:55
銀座「四宝堂」文房具店3
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
銀座でひっそり営業を行う文具専門店の四宝堂。商品が店長のこだわりで陳列されているのも面白いですね。一度行ってみたい感じがします。なんといっても店長の硯さんが魅力的ですね。一人一人の想いに寄り添い、的確なアドバイスをする、帰りにはお客さんを笑顔にしている、そんな硯さんがいるのような文具店に行ってみたいですね。
2024/02/16 14:46
フィクションだからねー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
銀座で文房具店。
自社ビルだからやっていけるんだよね。
固定資産税高そう。
なんてことを考えてはいけない。
いい話いっぱいでした。
2023/09/30 22:33
本当にあればいいのに
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Ssai - この投稿者のレビュー一覧を見る
文房具、特に手紙を書くシーンが沢山出てきて、手紙好きとしてはたまらない。実際にこのお店があれば絶対足を運んでしまうだろうと強く思った。
2023/08/16 14:43
丁寧な作品
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物が皆、他人を思いやり、それを邸内に綴っている。
でも、普通のノートとかは売れなくなってきてるのかな。
便箋とか、なおのこと。
2024/04/29 10:52
銀座の文房具店
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
1作目でも、文具以外にも美味しそうな食べ物の描写に惹かれてしまいましたが、今回も硯の幼馴染、良子の喫茶店のピザトーストやナポリタン、ハヤシライスがとても美味しそうでした。硯と良子の出会いを描いた「栞」が、特に切なくて良かったです。銀座という街には本当にこんな素敵なお店がありそうと思えます、続きが待ちきれないほど楽しみです。
2024/05/19 14:34
模造紙?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
模造紙って、ペラペラなイメージしかないんだけど。
お店実寸大の模型、作ってどうやってプレゼン場所まで運ぶの?
なんだかなあ。
2023/04/29 00:30
四宝堂
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙とタイトルで手にした初読み作家さん。表紙の女の子が主人公なのかなと思ってたら違いました。
銀座の文房具店「四宝堂」に悩みをかかえたお客様たちが来店、相談にのるのは店主の宝田硯。悩みも心も解きほぐされていく過程は読んでいるだけで穏やかな気分になります。
「ロハ」久しぶりに目にしました。
2023/09/30 08:12
ちょっと物足りない
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
銀座にある、老舗文房具店『四宝堂』を舞台に展開される5つのお話。
5つのタイトルになっている文具とそれを買い求めにくる“お客さん”とを介したストーリー。
初見の作家さんで、表紙と文房具店が舞台という点に惹かれて購入。
面白かったけど、ちょっと物足りない感。「ああっ」が多用されているのが気になってしまった。
表紙から勝手にファンタジー要素があるのかな、と期待していたけど、超リアルストーリー、人情話。
そして、帯に『いつまでも涙が止まらない』とあったけど、そこまでは至らなかった。
続編がでているけれど…