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4件
民宿雪国
著者 樋口毅宏
大勢に惜しまれながら、国民的画家・丹生雄武郎が亡くなった。享年九十七。彼は一方で寂れた民宿のあるじでもあったが、その生涯は未だ多くの謎に包まれている――。期待した筋書きを幾度も裏切られる破天荒な構成、そして昭和史の裏面を抉りながら最終的に物語が辿りつくのは……!? 小説界が驚倒した空前絶後、衝撃の大傑作。
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民宿雪国
2017/04/24 04:36
虚構と現実入り乱れて
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドキュメンタリー風に物語が進むところが面白かった。実在の人物が架空のキャラクターと絡み合うところも良かった。
民宿雪国
2018/05/02 14:14
奇妙な作品
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
さて本書ですが、1部2部まで読んだところではサスペンスかなと思ったのですが、
物語というかページが進むごとに全然違った角度からのものに変転していきます。
最後まで読むと全体を通しての一貫したストーリーのようなものもあるのですが、読み手は振り回されるというか、弄ばれているというか奇妙な作品でした。
でも、最後まで読ませる何かがある作品でした。
民宿雪国
2016/02/23 09:02
少し風変わりな作品ですが、その中身は深い!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、『さらば雑司ヶ谷』で有名な樋口氏によって書かれた小説です。ページを開くとすぐにわかるのですが、普通の小説とは少し違うことがわかります。最初、少し奇異に感じられるかもしれませんが、読み進めていくうちに、知らず知らず、ストーリーに引き込まれていく自分自身を発見します。内容は、国民的画家である丹生雄武郎が大勢の方々に惜しまれながら享年97歳で生涯を閉じました。しかし、彼は画家である一方、寂れた民宿も経営していた。彼の人生はまだはっきりしていないということですが、この小説は、彼の一生を追っていきます。