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22件
七瀬シリーズ
著者 筒井康隆
幸か不幸か生まれながらのテレパシーをもって、目の前の人の心をすべて読みとってしまう可愛いお手伝いさんの七瀬――彼女は転々として移り住む八軒の住人の心にふと忍び寄ってマイホームの虚偽を抉り出す。人間心理の深層に容赦なく光を当て、平凡な日常生活を営む小市民の猥雑な心の裏面を、コミカルな筆致で、ペーソスにまで昇華させた、恐ろしくも哀しい短編集。
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家族八景 改版
2021/02/01 21:33
火田七瀬は私の永遠のアイドル
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
筒井康隆氏の小説でヒロインと言えばと聞かれたら、大多数の人は「時をかける少女」の女の子と答えるだろうけど、私はやはり「家族八景」の火田七瀬一択です
七瀬ふたたび 改版
2019/01/30 23:35
筒井のなかでいちばん好きだがトラウマに・・・
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレパシーの能力を生まれついて持った火田七瀬。3部作の2作目。成長した七瀬が、同じ超能力を持った仲間たちと協力して、彼ら超能力者を抹殺しようとする組織と闘う。敵対組織の力は強く、七瀬の仲間は次々に倒れていく。この小説には救いがない。テレパスの七瀬には、彼ら異能者への除きがたい恐怖と憎悪が見えてしまう。孤立した七瀬たちが抗い難い力の前に圧殺されていく。その様が読んでいる自分には妙につらかった。七瀬が最期に空想する場面。その絶望的な気分をしばらく引きずりトラウマのようになった。
七瀬ふたたび 改版
2024/01/25 14:17
七瀬シリーズ二作目
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作の家族八景から大きく展開が変わり、超能力者達の集いとバトルの展開へ。家族八景も良いですが、七瀬の心的な変化もあり面白く読めました。