電子書籍
脳が壊れた(新潮新書)
著者 鈴木大介
41歳の時、突然の脳梗塞に襲われたルポライター。一命は取り留め、見た目は「普通」の人と同じにまで回復した。けれども外からは見えない障害の上に、次々怪現象に見舞われる。トイレの個室に老紳士が出現。会話相手の目が見られない。感情が爆発して何を見ても号泣。一体、脳で何が起きているのか? 持ち前の探求心で、自身の身体を取材して見えてきた意外な事実とは? 前代未聞、深刻なのに笑える感動の闘病記。
脳が壊れた(新潮新書)
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紙の本脳が壊れた
2020/01/20 17:16
患者の視点からの脳梗塞
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プリンママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
41歳の時、突然の脳梗塞に襲われ半側空間無視や、感情のコントロールができなくなるなどの高次機能障害になった著者が、患者としての視点から、なぜ脳梗塞になったか、リハビリの過程はどのようなものだったのかを書き綴ったものです。脳機能障害は外見からは分かりにくく、症状も客観的に分析するものは多くありますが、患者本人が自らの視点で描いたものは少ないので、一読の価値はある本だと思います。後半で書かれていますが、かなり人間関係に恵まれていて、リハビリにも多くの人の協力があっての回復なので、この症例を一般的な回復のケースとして理解するのは危険だと思いました。
紙の本脳が壊れた
2017/01/17 21:20
結論ありきの書籍
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:igashy - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆる貧困問題を主題として取扱うルポライターの脳梗塞からのリハビリ記。 読んでみて、やはり自分はフリージャーナリストルポ系新書は向いていないなぁと実感。 この手の本は結論ありきが多いと思う。この場合は自身の脳の後遺症の高次機能障害と、貧困者に多い発達障害の状態が似ているというもの。 その決め込みによって、リハビリ技術者はもう何も産み出さない高齢者ではなく少年少女を世話するべきだとの意見。もちろん「医者様」への批判、それに比べて献身的なのに低賃金のリハビリ技術者といった図式もあり。