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6件
悪党たちの大英帝国(新潮選書)
著者 君塚直隆
辺境の島国イギリスを、世界帝国へと押し上げたのは、七人の「悪党」たちだった。六人の妻を娶り、うち二人を処刑したヘンリ八世。王殺しの独裁者クロムウェル。砲艦外交のパーマストン。愛人・金銭スキャンダルにまみれたロイド=ジョージ。そして、最後の帝国主義者チャーチル……。彼らの恐るべき手練手管を鮮やかに描く。
悪党たちの大英帝国(新潮選書)
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悪党たちの大英帝国
2021/12/07 14:13
我々には「悪党」が必要である
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
我が国における代表的イギリス史研究者の君塚氏の著作になる本書は、これまでの者とはずいぶんと趣が異なる。何しろ本書は「悪党」の群像歴を描くのだから。いわば「悪党」という深い闇を描くことで、イギリス史を再構築する野心的な試み。本書で次々と活躍する「悪党」たちに、すぐさま引き込まれ次々とページをめくった。
悪党たちの大英帝国
2020/11/08 14:27
面白かったです
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
英国史上にその名を残す7名の人物に焦点を当てた伝記です。表題に「悪党」と銘打つだけあってそれぞれがとてもアクの強い人物ばかり。むしろそのくらい個性が強くなければ人間は大成しないのかもしれません。まずその人物の悪党たるゆえんが綴られることで序章が始まり、その後の人生が功罪両面から丁寧に描かれてゆく、とてもドラマチックな作りになっています。非常に面白かったです。
2024/08/28 22:57
英国史の悪党
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとがきにて偉大な人物はだいたい悪党であるという言葉が引用されてきるように時には評価が分かれるが業績が大きい英国史の人物が紹介されており面白かった。