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英語類義語活用辞典
著者 最所フミ
類義語・同意語・反意語の正しい使い分けが、豊富な例文から理解できる定評ある辞典。思わぬ誤解や失礼をしないための使用例が、卓越した日本語と英語の語感をもつ著者により解説される。(1)意味がほとんど同じで、どちらを使っても大した違いのないもの。mistakeとerror、bigとlargeなど。(2)使い方をまちがえるとコミュニケーションに重大な齟齬を来たすもの。doubtとsuspectなど。(3)漠然と類義語だと信じられているがその実、異質な言葉。fortunateとhappyなど。「なるほど」と腑に落ちる効果的な使い方が、わかりやすく習得できる、学生や教師・英語表現の実務家の必携書。
英語類義語活用辞典
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英語類義語活用辞典
2023/03/17 04:58
英語上級者を自負するあなたゑ
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
TOEICなら900点以上をとっている、
ペーパーバックなら曲がりなりにも辞書なしで読める、
という方にオススメ。
今まで似通った意味をもつものとして、
頭の中で一つの箱の中に
無造作に放りこんであった英単語達の、
色合いや肌触りの違いが感じられるようになり、
更にヮそれらの使い分け方にも理解が及ぶ筈です。
英語類義語活用辞典
2020/01/26 02:03
古典的名著
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あられ - この投稿者のレビュー一覧を見る
名著です。同時に古典的です。そういう「古典的名著」の価値が分かる人ならば、そういうものとして書棚に置いておいてぱらぱらめくれば、めくるたびに新たな知見が得られるでしょうが、単に「名著」という評判だけを聞いて実用的な本を求める人には、残念ながら、向かないと思います。
自分がこの本を使えるかどうかを判断するには、340~342ページのstandardとcriterionの解説を見てみることをお勧めします。偶然ですがまさにこの項が「基準」となる一冊です。例文も含め、この項目が理解できれば、この本は書棚に常備しておいて損にはならないでしょう。
ただし、約40年前の本ですから(オリジナルが出たのは1979年。文庫での再刊は2003年)、今の社会の中でのことばの実態・リアルさとはずれてしまっているところもあります。40年前のさまざまな言葉の語感を知らない若い世代の方には、あまり向かないかもしれません。例えば「エキサイトした新聞記者」のような、今は廃れてしまったような言葉遣いがなされている箇所があります(全体から見ればごくごくわずかですが)。
それでもなお、そういった移ろいにかかわらず確固としてぶれずにいる部分もことばには多くあります。例えばidleとlazyの違いの簡明な解説(200~201ページ)がその一例で、これは一度読んだらしっかりと頭に入るようなスッキリした解説です。他方でpowerとstrengthの違い(276~278ページ)は、年月を経て読者の側の知識が増えたころに再度読み直すと、さらに知見を広げることができる深い解説です。
この本で引用されている英文と解説を見て、「これが書かれた当時はこうだったのかもしれないが、今はどうなのだろう」と思ったら、インターネットで調べればよいでしょう。最所フミさんの時代は得られなかったような道具とリソースを、私たちは日常的に手にしているのですから。
電子版も出ており、紙版より安く買えるようですが、この本はまず紙版を入手して、「ぱらぱらとめくってみる」、「通読してみる」という使い方をした後で、必要なら検索自在な電子版を買うようにしたほうがよいでしょう。最初から電子では、この本の長所は引き出しづらいし、何よりユーザーとして使いづらいのではないかと思います。
英語類義語活用辞典
2020/04/15 08:56
英語における類義語、同義語、反意語が正しく使えるようになるように明確に教示してくれる使える一冊です!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、表題になりますように、類義語や同義語、反意語の正しい使い方をすrために役立つ英語辞典です。私たちは日本人にとっては、それぞれの英語の単語がもつ奥深い意味についてはなかなか理解しずらい点です。しかし、英語を書く時、そういうことを知らずに、間違った英単語を使ってしまうと思わぬ失態を演じてしまうこともあります。同書には、「mistake」と「error」のような、意味がほとんど同じでどちらを使っても大した違いのないもの、「doubt」と「suspect」のような、使い方をまちがえるとコミュニケーションに重大な齟齬を来たすもの、「fortunate」と「happy」のような、漠然と類義語だと信じられているがその実、異質な言葉、などが明確に示されており、非常に役立つ一冊です!