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34件
三河雑兵心得
著者 井原忠政(著)
喧嘩のはずみで人を殺め、村を出奔した18歳の茂兵衛は、松平家康の家来である夏目次郎左衛門の屋敷に奉公することに。だが時悪しく一向一揆が勃発。熱心な一向宗門徒である次郎左衛門は主君に弓引くことを決意する。立身出世どころか謀反人になってしまった新米足軽・茂兵衛の運命やいかに!?
三河雑兵心得 : 16 関ケ原仁義 中
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2021/01/17 13:35
生活感がこもっている。
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦国時代を舞台にした小説は大変に多いが、農民から足軽になった人間を主人公にしているところがなかなかにいい。有名武将の話ではなく 庶民 雑兵の話であるだけに生活感がこもっている。語り口が当時の登場人物が直接 実際に語っているように感じられるほど 実感がこもっていて実に生き生きとしている。
馬廻役仁義
2023/09/04 08:43
やはりこのシリーズはいい
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者井原忠政の他の作品も読んでみようとして、「うつけ屋敷の旗本大家」を読んでみたがあまりしっくり来なかった。改めてこのシリーズの魅力に気付かされた。主人公の茂兵衛を始め登場人物たちが皆いきいきとしている。しかもストーリーの大筋は史実を踏まえているので、明らかに創作と思われる色々なエピソードも大変にリアル感がある。
百人組頭仁義
2023/03/22 10:58
北条家との戦い前夜
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公も、順調とはいえないまでも出世し、また世の中は、秀吉の九州征伐を終え、少し落ち着いてきた時代設定。しかし、次の大国北条家がどのように処遇されるのか問題となる時代へ突入。架空の侍大将手前クラスの武士の立場から、歴史の渦に巻き込まれながら、時代を描いていく様は、相変わらず楽しく読むことができる。