電子書籍
坂の上の雲
著者 司馬遼太郎
維新で賊軍とされた伊予・松山に、三人の若者がいた。貧乏士族の長男で風呂焚きまでした信さん(後の秋山好古)、弟で札付きのガキ大将の淳さん(真之)、その竹馬の友で怖がりの升さん(正岡子規)である。三人はやがて、固陋なる故郷を離れ、学問・天下を目指して東京に向かう。しかし、誰が彼らの将来を予見できただろうか。一人は日本陸軍の騎兵の礎をつくり、一人は日本海大海戦を勝利にみちびき、さらに一人は日本の文学に革命を起こすことになるのである。
坂の上の雲(一)
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紙の本坂の上の雲 新装版 1
2024/02/02 09:48
高い場所へと
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本という國ががむしゃらになって上を目指し始めた明治時代。
その時代を秋山兄弟を主軸に描き出す。
国一眼となって必死に坂道を登る。
それははるか頭上の雲を掴もうもする行為だったのか、それとも眼下に広がる風景を見下ろしたかったのか。
司馬先生のまなざしを感じる作品。
電子書籍坂の上の雲(一)
2023/12/29 11:23
始まり
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
言わずと知れた司馬遼太郎の名作。時代の過渡期を力強く逞しく生きていく3人の青年たち。そのほかの登場人物も歴史に残る有名人ばかりで読み応えのある作品です。
電子書籍坂の上の雲(二)
2023/05/25 05:48
小説ではなく司馬の歴史観を読む
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る
買ったまま読まずに本棚で寝かせていた日々を後悔する。小説として上手く出来ているかどうか、語る程の知識も持ち合わせてはいないが、司馬の歴史観に触れ、あちこちにブレていく寄り道話を聞くのも面白い。「日本人というのは明治以前には『国民』であったことはなく、国家という観念もほとんどもつことなくすごしてきた。(中略)外国があってこその国である」人見知り以前の幼児が、自分と他者の区別があいまいで、それゆえ「自己」が確立していないのと同じようなことだろうか。開国したことで生まれる国家という意識。『国民』という感情。
紙の本坂の上の雲 新装版 1
2022/02/06 19:05
3人の個性
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:strawberry - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の生活を支えるため、教師になりその後士官学校に入り明治の騎兵の
第一人者となった秋山好古と幼い頃は腕白大将で大学予備門に入学し後海軍に入った秋山真之、病気であろうと3食をしっかり食べ執筆を続ける正岡子規の個性が面白く描かれている。
電子書籍坂の上の雲(一)
2021/07/14 11:51
司馬史観の代表作
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代日本の思想潮流の一つである「司馬史観」の代表作である。最初読んだときは作者司馬遼太郎の筆力で主張される司馬史観に洗脳される思いであった。この作品に基づいた歴史観が一大潮流となったせいで、逆に様々な反論がでてきていくらか客観的に読み返すことができるようになった。いずれにしても日本の世相を動かすことができるほどの作品である。
紙の本坂の上の雲 新装版 1
2021/06/01 17:25
数世紀のちも繙かれんことを
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
とりあえず、この第一巻の冒頭二頁だけでも、
読んでおく値打ちがあると思うのです。
それほどに、日本社会に大きな影響を与えた
作品だと思うのです。
秋山兄弟よりも先に正岡子規が
登場するところが面白いですね。
紙の本坂の上の雲 新装版 7
2019/01/30 10:30
第0次世界大戦
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半は好古、後半は真之と、ここに来て主人公達の物語が着々と進み始めた。
海でも陸でもロシアの長である彼らを、性格ごと無能呼ばわりしているのは、負けたから当然の事かもしれないけど、だからこそ日本が勝ったのは、ただのラッキーな話で、それに図に乗り後の戦争を行うべきではなかったと言われてるような気になった。
友好国にも見捨てられたロシア船。
この戦争は第0次世界大戦かもしれない。
日本とロシアだけが戦ったのではなく、他の国の思惑に踊らされてるだけのような気が読了して感じられた。
紙の本坂の上の雲 新装版 6
2019/01/30 10:24
主人公登場
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっと主人公達がチラリと戻って来ました(笑)
この巻の中心はロシアへの諜報活動や反乱などを中心に描かれています。
今は、誰が諜報員でもおかしくない時代ですが、当時のこの活動は大変だったでしょうね。
右も左も分からない海外での諜報活動は、何か徹底的に強い意思がないと心が折れてしまいそう。
歴史上に名を残す。
みんなの記憶に名を残す。優劣はあるもの本書に書かれている人達は、皆、歴史的人物。
そして名前も知られないまま、多くの人が死んでしまった事も悲しい事実。
この戦争には本当に勝って良かったんだろうか?と考えてしまう。
紙の本坂の上の雲 新装版 5
2019/01/30 10:21
真之全くみない巻
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投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
児玉が乃木を敬いながら戦う姿が何ともいじらしく、それでいて格好良かった。
数ではしっかりと表わせない戦死者達を思い、その意志を貫くだけではなく、そこにいる大将の立場まで考えながらの行動ながらに勝利に導くというのは、どんなに難しかっただろう。
やっぱり単純な敵よりも、味方の中にいる敵の扱いが分かっている人に勝利が与えられているんだ…。
今の世の中、上司に楯突いて出世するのはドラマの中だけの事ですが、児玉さんの立ち回りは勉強になった。
と同時に真之全く見かけない巻でした(笑)
紙の本坂の上の雲 新装版 4
2019/01/30 10:17
日露戦争
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投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここからは日露戦争の話。
秋山兄弟もチラッとしか登場せず、陸海軍それぞれの状況の説明で1巻分。
英雄として扱われている乃木、伊地知はこの本では徹底的にこけ降ろされているが、実際にはどんな人物だったのだろうか。
無能2人がトップだったチームに属し、ただ死ぬ為だけに戦地に出向いた人間も少なくない。
この著書では少なくてもそう言われている。
現在の会社でも同じ事が言える。
バカな上司を持つと自分にも響く。
部下は選べても上司は選べない。
でも、そうした状況を作り出したさらに彼らの上司もまた無能だったのでは?とは思える。
紙の本坂の上の雲 新装版 3
2019/01/30 10:15
子規の最後
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投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争を中心とした歴史物語の中で、ほんわか雰囲気をかもしだしてた子規がなくなり、物語は戦争一色。
所々で作者のつぶやきのような文章も入ってるので、小説のような、それでいて歴史エッセイを見ている気分になりました。
相手をあんまり下に見すぎていると足元をすくわれるのは、今の企業社会でも同じだなぁ。
敵よりも、味方の中にいる敵の方が難しい…とは、うんうん、よく分かります。
そこは今も昔と変わらない。。。
紙の本坂の上の雲 新装版 2
2019/01/30 10:12
子規にほっこり
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投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
日露戦争直前までのお話。
戦争やら外交の話が多い中、時々登場する子規話がほっこりする内容でよかった。
漱石や正之などの友人に恵まれて、話相手も多く社交的な人物像が垣間見れた。
一方攻撃的な文章で身内の敵に悩まされてる姿は、身内を大切に思ってる子規からすれば病気よりも辛かったんだろうなぁ…と。
それにしても、秋吉兄はオーラあり過ぎで、何となく長嶋監督をイメージしてしまいます。
ひとつの事に全力投球ってとこが…。
紙の本坂の上の雲 新装版 1
2019/01/30 10:10
初 司馬遼太郎
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投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
文学と軍事物語かな…と思って読み始めたが、この一冊に関しては軍事物語。
明治初期の日本の教育状況などが分かって面白い。
教科書でしか知らなかった事が、何だか身近に感じられた。
司馬遼太郎作品をしっかりと読むのは初。
初めは古典的な言い回しと方言が重なって、読みづらいと思ったが10ページ程で慣れてきた。
本書の中では、たった10代の若者が自分の将来をしっかり見据えていて、文明が進化した分、人間は甘くなったのかなぁ〜と実感。
電子書籍坂の上の雲(一)
2017/03/10 00:13
坂の上の雲 一巻
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投稿者:Misha. Bear - この投稿者のレビュー一覧を見る
過去に同書を読んだことが、ありましたが、やはり、司馬先生の作品の中ではトップ3だと思います。明治期の市民のエネルギーと身を起こすため勉学に努力する姿勢は、今の時代にも繋がると思いました。今回、電子図書で購入し、常に携えて、読書を楽しんでおります。
紙の本坂の上の雲 新装版 1
2017/02/18 07:29
自分は何ができるか
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投稿者:ぴーすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
言わずと知れた名作。
日露戦争に向かってっていく日本の話としてとらえられがちだけど
何もないところから、自分たちにできること、国のためにできること
それぞれの立場で一生懸命に生きた若者たちの物語と読むのが良いと思う。
少し、仕事に自信を無くしていたら
こういう本を読むのが良いのではないだろうか。