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30件
サピエンス全史
著者 ユヴァル・ノア・ハラリ , 柴田裕之
ホモ・サピエンスが文明を築き、世界を制覇したのはなぜか? 人類の誕生から狩猟採集、農業革命を経て歴史の統一まで描く、巨大な物語。世界的ベストセラーついに文庫化!
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サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 上
2016/11/07 15:18
スケールの大きな人類史
11人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takeshita - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすが世界中でベストセラーになっている本だけあって面白い。人類は虚構を想像=創造し、それを集団で信じ行動してきたことに進歩の鍵があると言う。話題は歴史、環境問題、女性、家畜への眼差しまで多岐にわたり、西欧中心主義に偏らない公平さがある。著者が尊敬するジャレット、ダイアモンドにも似ている。それにしつも30代の若さでこれだけの本を書いたと言うのは大したものだ。
サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 上
2016/10/31 23:05
常識に切り込む刺激的な一冊。
9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前読んだ「一万年の進化爆発」は刺激的だが言説が嘘臭かったが、同じような先史時代を扱った本書は過激だが、嘘臭さがない。データの扱い方や、論の持っていきかたなどの要因や、やはり世界的に評価されている本書の力を感じる。農耕による社会の変化が決して必然でも、人々の幸福を増すものでもなかったという言説はやはり刺激的。下巻ではどのような話になるのかとても楽しみ。
サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 上
2019/05/21 11:37
虚構の世界
8人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nobita - この投稿者のレビュー一覧を見る
確かに池上さんが褒めるだけの本だった。農業は時間に追われたり、宗教・貨幣などは実体がない。今の消費生活もまさに幸せの虚構である。ポツンと一軒家を見ているが彼らは自分の気持ちに正直に生きており実体のみがすべてであるように思う。羨ましい生活である。
一方私は有機テレビやステッククリナーが欲しいと思っている。考えてみれば、購入すればテレビ視聴や掃除に縛られるだけ。又車もデザインに凝るのはこれも虚構そのもの。走る棺桶・走る凶器まさにそれをカムフラージュするデザイン。早くかつての自分を取り戻そう。