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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは? 息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。道尾秀介の真骨頂がここに! 最初の直木賞ノミネート作品、第62回日本推理作家協会賞受賞作品。(講談社文庫)

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みんなのレビュー22件

みんなの評価4.2

評価内訳

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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

カラスの親指

2012/03/05 11:25

久々に気持ちよくしてやられた!

26人中、26人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

ミスリーディングの名作、と言っていいと思う。「最後にひっくり返される」系の、一言で言えば「詐欺師たち」の物語。過去に傷を持つ詐欺師達が、その過去を打ち消すために一発大逆転のデカいペテンをしかけてやろう、という流れ。作品冒頭に、登場人物の一人がこんなセリフを言う。「良い詐欺というのは、騙されている側が最後まで詐欺にあったと気が付かないこと」。その時はなるほど読んでいるのだけど、まさかそれが、他でもない自分に言われている事とは・・・。
うだつの上がらない男やもめの詐欺師が二人。そこに転がり込んできたやはり詐欺師の少女と、その姉と姉の彼氏。おかしな共同生活が始まると、5人の不思議な偶然や関係が分かってくる。そして共通した、「脅威」が有ることも。そこで5人はその脅威を打ち倒して平穏を取り戻そうと、アルバトロスと名づけられた詐欺作戦を開始する。一旦はまんまとうまくいったかのように思えた、その作戦だったのだが。
作品そこここに、様々な布石や符牒が仕込まれている。それがドミノのようにパタパタとひっくり返って・・・というよりも最後の最後に一気に起爆してすべてをひっくり返してしまう。以前読んだ歌野晶午さんの「葉桜の季節に君を思うということ」ではやはり最後に全てがひっくり返って「ポッカーーン・・・」とさせられたけど、この作品は「ドカーーーン!」て感じ。そして胸に来る。
「カラスの親指」、そのタイトルがだんだん解き明かされても行くのだけど、だんだん解き明かされる度に、その意味が深くなるのも面白い。主人公の5人が一つの作戦を実行しながら、実はお互い騙し騙されの間柄。一体誰が誰を、そして何の為に騙しているのか。しかし最後の最後に騙されるのはその5人の中の誰か、じゃない。読み終えた、アナタです。

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カラスの親指

2016/02/25 11:51

詐欺のようで幸せなマジック

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

す、すごい。こんな本初めて出合った。騙され続けて最終ページまで。びっくりした。そして悪くない。詐欺で人が死んだり動物が傷ついたりはよくないけれど、マジックでそれが「フリ」だってことがわかれば、自然と笑顔になる。テツさんがタケさんに話した指の話は目から鱗。そんなこと考えたことも思ったこともなかった。実際やってみて、納得。日常にある些細なこと、気にも留めないことを気づかされると、まるで自分がアルバトロスのような気分になるけれど、でもそれも一瞬で次にはその知識を知らないだれかに教えたくなる。そんなステキな物語。

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カラスの親指

2023/05/13 10:20

自然な流れでの『騙され』

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る

所謂【解決篇】で、見事に騙されました。本書については敢えて叙述トリックの一書だという前振りを自分に入れずに読了出来た事が奏功した気がします。
 さてその『騙され』ですが、内容は二つ在ると思います。一つは、著者が(表面上)騙すつもりはなくても読者が読み進める流れで解釈・認識してしまうもの。もう一つは、著者が騙すつもりで導くもの。(但し実際はどちらも著者が結局の所、騙すつもりで作品を作り上げる訳ですが)
 前者は、そう解釈したのは、あなたですよね!?であり、後者はそう導いたのは著者である私です・・、です。前者を言うならば、具体的にはイメージからくるものです。例えば人名。重美(しげみ)や千尋(ちひろ)が男性なのか女性なのか。著者は作品の途中迄は性別には言及せず、最後に明かす。また或いは例えば年齢層の勝手なイメージ。腕利きのスナイパーと著述していっておいて、最後にそのスナイパーは老齢の人物だった等。
 本書はパターン種別としては前者に属すると思いますが、内容は人名でもなく年齢層でもなく、『叙述』になります。これが驚きでした。トリック系は評判ではなく、気軽に自身の感性と尺度で判断していけばいいのではないでしょうか、と感じます。
 本書で興味深かったのは人間の五本の指の造りでした。雑学ネタが広がって良かったです。

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