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新装版 王城の護衛者
著者 司馬遼太郎
薩長両藩が暗躍し、攘夷派の浪士たちが横行する、無政府状態に近い幕末の京。新たに京都守護職を命じられた会津の青年藩主・松平容保は、藩兵千人を率い、王城の護衛者として治安回復に乗り出すが、複雑怪奇な政治の術数に翻弄され……。表題作の他に、「加茂の水」「鬼謀の人」「英雄児」「人斬り以蔵」を収録。
新装版 王城の護衛者
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紙の本王城の護衛者 新装版
2012/07/05 20:31
魅力いっぱいの松平容保
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おおよしさわこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
全て本当の事と思い込んでしまいそうですが、事実とは異なる事もそれとなく入っています。伝記ではなく小説なのだろうと思います。でも関係ないです。これを読むと幕末の悲劇の人ですけれど彼なりのとっても前向きな日々が想像しやすくなります。
大村益次郎に興味のある方は、これに含まれる短編鬼謀の人ではなく是非とも【花神】読破にチャレンジして下さい。
新装版というだけあって字が大きく大変読みやすい文庫本です。
電子書籍新装版 王城の護衛者
2020/05/23 21:38
王城の
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
司馬遼太郎の幕末を舞台とした短編集。表題にもなっている松平容保の短編小説は、幼少期の描写が真に迫っていて、容保の人格形成にどう影響したのかなど、考えさせられて面白かった。
紙の本王城の護衛者 新装版
2024/03/29 15:48
良い本です
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
司馬史観で描いた松平容保です。時代に翻弄された会津藩主です。愚直に初代藩主、保科正之の藩訓を実行した京都守護職です。松平容保、徳川慶喜ら江戸幕府勢より、薩長の方が一枚も二枚も上手だったと思います。
紙の本王城の護衛者 新装版
2017/06/17 16:42
以蔵の悲しい人生
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:井沢ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代の短編集。「王城の護衛者」は松平容保、会津藩主の半生記。将軍を支えたが不運の人生が描かれている。「加茂の水」は岩倉具視の参謀、玉松操の半生記。以前にも他の著者の作品で読んだが、今回で印象を濃くした。以下に主人公無くしては岩倉が謀略できなかったかということがよく分かった。「鬼謀の人」は大村益次郎の半生記。花神で読んだので頭の整理になった。「英雄児」は河合継之助の半生記。峠で読んだが、ちょっと後半の戦闘状況が簡単になり過ぎているせいか多少ギャップを持った。「人斬り以蔵」は、大河ドラマ「龍馬伝」で出てきたイメージがあったが、暗殺者の最後は悲惨だ。生まれた環境が悪く悪かったのだろうが、師匠の武市半平太も悪い。悲しい人生だ。だた、坂本龍馬に頼まれて、幕末の偉人、勝海舟を守ったことは大きな貢献だった。
電子書籍新装版 王城の護衛者
2016/04/05 19:51
峠からの飛び火
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:絶滅危惧種 - この投稿者のレビュー一覧を見る
先月、『峠』を読んだ。幕末に関わった人物数人を改めて知りたくなって、本書を手にしました。松平容保をはじめ、岡田以蔵まで数人の生き様を駆け足で見聞させてもらいましたが、靖国神社にある大村益二郎の銅像と村田蔵六が同一人物であるとは知らず。面白い発見をした気でいます。
次回の靖国神社参拝の折りには、本書の話を思い出しながら、ゆっくり大村益二郎像を見上げてこようと思っています。