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東京と神戸に核ミサイルが落ちたとき所沢と大阪はどうなる
著者 兵頭 二十八
北朝鮮の金正恩は、核兵器と大陸間弾道ミサイルの開発に血道を上げ、体制を維持しようとする。また経済崩壊に直面する中国では、国民の怒りを外に向けるためだけに対外強攻策を採る。……狂った独裁者たちが、その狙いを日本に向けたとき、果たしてこの列島は、どのような惨禍を受けるのか? ――意外と小さな被害に、全日本人が驚嘆する結末!!
東京と神戸に核ミサイルが落ちたとき所沢と大阪はどうなる
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紙の本東京と神戸に核ミサイルが落ちたとき所沢と大阪はどうなる
2017/11/26 10:23
リアリズムに徹した好著
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
さまざまなデータを駆使しながら書かれた好著である。
日本に必要なのは、こういうリアリズム思考であろう。
多くのメディアは、「こうあってほしい」「こうであるはずだ」という根拠のない願望に基づいて国際情勢を報じている。
だが、著者は現状を冷徹に分析し、日本の敵国(主として中共)ならばこういう発想をするはずだと考える。
現実を現実として認め、備えるべきだ。国民も、また政治家も。
多くの人がこの本を読んでほしいと思う。
紙の本東京と神戸に核ミサイルが落ちたとき所沢と大阪はどうなる
2017/11/17 23:43
題名以上に興味深い
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
危機感を煽る題名とは正反対で冷静かつ論理的な書きぶりで、作者の予測、敵国の指導者の立場を想定して日本のどこに落とすのがより的確か(と考えるのか)を述べている。先制攻撃の場合には第一目標は横須賀の米軍基地で、2番目は・・・と続く。全面戦争の場合には日本には数発程度、おそらく東京に3発の地表爆発と明解。ご安心くださいとまで言うのは、日本の国土は山脈で区切られているので被害は極限されるという。核兵器の軍事技術的な記述にも事欠かないが、兵器好きの物言いとばかりは言い切れない。北朝鮮の核攻撃については政治的なフェイクで、最も危険なのは中国と考える。弾道ミサイル迎撃システムはICBMの撃墜はまず無理。相互確証破壊の概念を説明するくだりにいまさら納得。そして電磁パルス攻撃には触れられないのが不満な点。分け知り顔に敵との「対話」の有効性ばかり叫ぶ政治学系の評論家にこそ読んでもらいたい。
紙の本東京と神戸に核ミサイルが落ちたとき所沢と大阪はどうなる
2017/11/06 16:25
強靱な国土に転換すべし
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ZATO - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は軍事に関する専門的知識と、地政学の観点から、核兵器の様々な誤解を解いていこうとするものです。
核兵器で日本全都市が全滅するという事態は、まずあり得ないことを合理的に示してくれてます。とは言え、東京が核兵器で攻撃されれば、わが国が数十年の停滞を余儀なくされることは間違いなく、儒教圏人はいざという時はそういう選択をするとしてます。その他にもどこが狙われやすい都市なのかが具体的に示されているので、関心がある方はぜひ本書をお読みください。
対応策としては、やはり核兵器にも強靱な国土構造あるいは都市配置を再構築することです。少なくとも東京にある機能の多くは、もっと分散する必要があります。
上記のような中長期的な対策以外にも、身近に備えるべきことなども具体的に書いてあります。
著者は、まずそうした知識を持ち、認識を新たにすることから国土防衛が始まることを訴えていると思います。
紙の本東京と神戸に核ミサイルが落ちたとき所沢と大阪はどうなる
2017/10/11 17:34
最悪を想定する覚悟
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の政治姿勢や状況判断はともかく、最悪の事態への備えが日本に無いのは事実。大震災と原発事故を経験した今でさえ、最悪をあえて見ないように目を背ける姿勢を我々は改め無ければならないと思う。