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21件
忘却探偵(文庫版)
著者 西尾 維新
眠ると記憶を失う名探偵・掟上今日子。彼女のもとに最先端の映像研究所で起きた機密データ盗難事件の依頼がもたらされる。容疑者は4人の研究者と事務員・隠館厄介。身体検査でも見つからず、現場は密室。犯人とデータはどこに消えたのか。ミステリー史上もっとも前向きな忘却探偵、「初めまして」の第1巻。(同一内容の単行本版も配信中)
掟上今日子の色見本(文庫版)
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掟上今日子の備忘録
2019/08/12 16:16
ドラマも好きでした
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマ化されると聞いて、手にしたのが始まりでしたが、面白くて、時に切ない結末もあって、すっかりハマりました。
しかし、どんどんシリーズが発売されて、追いつけていない…これからどんどん読んだいきたいです!
2025/04/19 14:36
☆掟上今日子の色見本☆
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
掟上今日子シリーズ第10弾
掟上今日子が誘拐された! という衝撃の展開で、物語が始まります。
突然の脅迫電話を受けた置手紙探偵事務所唯一の従業員である親切守は、掟上今日子を救出すべく、手探りで捜査を開始していきます。
一方、掟上今日子は犯人のもとで目を覚まして、誘拐犯との知恵比べに(飄飄としながら)挑みます。
物語は、犯人目線と親切守目線を交互に切り替えて進んでいきます。
犯人は、自身の徹底的な下調べを基にした誘拐に、最初は絶対の自信をのぞかせるも、今日子と実際に対峙することで徐々に追い詰められてしまいます。
一方、親切の方は、迷い、勘に頼りながらも、今日子の今までのルーティンや言動を思い返しつつ、自力で事件真相に進んでいきます。
作中、今日子はやけに自身のファッションを気にし、親切と連絡が取れた僅かな間にも、色見本をみて自分の指示する洋服を用意するよう指示する始末。犯人にとっては他愛無いものかも知れなかったが、この行動が、今日子自身の救出劇へとつながる。
やはり、今日子さんは、謎多き人物だ。
2025/04/19 14:28
☆掟上今日子の裏表紙☆
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
忘却探偵シリーズ第9弾
強盗殺人事件の容疑者として逮捕された忘却探偵の掟上今日子。現場で血まみれの凶器を握りしめて眠っていたところを発見された彼女は、事件の記憶を忘れていた。
檻の中から事件の調査をしたいと申し出た今日子に対峙するのは、「冤罪製造器」の異名をもつ強面の警察官の日怠井。警察官の矜持と葛藤しながら彼が選択したのは、「忘却探偵の専門家」隠館厄介に協力を仰ぐことだった・・・
長編作品だが、大きく二部構成のように感じた。
前半は、日怠井と今日子とのやり取り。事件の真相に辿り着くために、徐々に日怠井を手玉に取るところは、さすが今日子といったところである。
後半部分は、厄介が登場し、今日子は、この厄介と日怠井の2人を使い、2方面から事件の真相に辿り着かせる。
厄介と日怠井との視点が交互に展開され、密室のコレクションルームで何故被害者が刺されていたのかを徐々に解き明かしていく。
事件の真相については、相変わらずの西尾節というか、賛否が分かれそうだが、一応筋は通っているし、なるほどね、と思った。
裏表、右左といった一体となる関係性をうまく織り込ませた作品だと思った。