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5件
ガリア戦記
カエサル(前一〇二頃―前四四)率いるローマ軍のガリア(今のフランス)遠征の記録.現地から彼が送る戦闘の記録はローマ全市を熱狂のるつぼに化したという.七年にわたる激闘を描いたこの書物こそ,文筆家カエサルの名を不朽にし,モンテーニュをして「最も明晰な,最も雄弁な,最も真摯な歴史家」と賞讃せしめたものである.
ガリア戦記
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ガリア戦記 改版
2015/08/16 14:55
珠玉の戦記・・・だけど読みにくい
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る
一国の指導者が自ら遂行した戦争をを記録した、しかもそれがローマという最初の超大国で、カエサルという最高の政治家であり軍人であり文筆家である人物が著したという点で、非常に貴重で優れた戦記。一般人が読めばスリルに満ちた戦争の記録であるし、組織の指導者が読めば教訓に満ちた参考書になるはずである。ただ、岩波文庫のポリシーなのかもしれないが、文字が小さくて文語調で読みにくい!もうちょっと現代文風に訳してほしいところではある。戦闘の地図が載っているのはありがたいけど。
ガリア戦記 改版
2020/05/02 11:55
共和制ローマ時代にカエサルによって著された「ガリア戦争」の記録です!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、共和政ローマ期の政治家であり、軍人でもあったガイウス・ユリウス・カエサルが自らの手で書き記した「ガリア戦争」の遠征記録です。同書は、「第1巻 ヘルウェティー族との戦争・ゲルマーニー人との戦争」、「第2巻 ベルガエ人との戦争・海辺諸族の服属」、「第3巻 アルペース諸族の討伐・海辺諸族との戦争」、「第4巻 ゲルマーニー人との戦争・ブリタンニー人との戦争」、「第5巻 ブリタンニー人との戦争・北方諸族の謀叛」、「第6巻 北方諸族の討伐・ガリアの事情」、「第7巻 ガリー人全部との戦争」などから構成され、なかなか読み応えのある大著です。
2024/07/18 20:13
歴史の記録 読んで損なし!しかし・・・
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:楽しい家庭菜園♪ - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史上の指導者が記したとされる戦争の記録、それが『ガリア戦記』だ。
本当に本人が書いたかはわからないが、当時の戦争の様子や文化などがわかる非常に貴重な文献であると言えるだろう。
しかし・・・残念ながら作家が書いたものではないものをあまり脚色せずに“きちんと”翻訳した結果、とにかく読みづらい文章に仕上がっている。小説だと思って読むと途中で挫折することになるかもしれません。
もう少しやわらかな翻訳で読みやすく表現したらと言うのが正直な感想。
しかしながら、その内容は現代でも通じる話も多々あり、人と言うものは昔からあまり変わらないのだな・・・と思わされる。
読みづらい文章だが、読む価値のある作品であると断言しておこう。