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世界がもし100人の村だったら
著者 池田香代子,C・ダグラス・ラミス
アメリカの中学校の先生が生徒たちにメールを流した。「世界を100人の村に縮小したらどうなるか」という斬新なモデルを作り、平和へのメッセージを添えて。10/27付「天声人語」でも紹介され、反響を呼んだ感動のメールに加筆、メッセージ絵本仕立てで一冊にまとめた超話題作!
世界がもし100人の村だったら
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紙の本世界がもし100人の村だったら
2003/12/09 02:47
感銘を受けた人は覚えていますか。この本のことを。
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:味噌まめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今更って感じですが、今更だから採り上げます。
このメール、届いた人もいるのではないでしょうか。
本書は63億人いるこの地球を100人に縮めて、そこに統計学によって出されたデータを絡めて、世界の状況を伝えようとしています。
100人の方が数の想像がしやすいから、自分の、世界の置かれた状況が分かりやすくなるのでしょう。
って本当かよ。
いや確かに、そういう面もあると思います。
わたし達の置かれた立場が恵まれている事が分かります。
とは言うものの、こんな事、小学校で社会科の授業を受けたりすればたちどころに分かるようなものではないでしょうか。
自分たちは恵まれていて、しかし他方には恵まれていない人たちがいる。そしてそういう状況を作り出した責任の一端を私たちは否応なく担っている。それは仕方のない事である。
少なくとも日本に生まれたならば、そういうことを折込済みで生きてきたのではないでしょうか。
それでも、10代の方が感動するのはいいでしょう。
大の大人が感動するなよ。
それからこの本を読んで、自己啓発系の感想を書いている人がネットに見受けられました(以前とは物事が違って見えるようになったとか。自分たちが恵まれているのがわかった、日々を大切に生きていたいとか)。
恵まれない人間を踏み台にして跳び箱を飛ぶなよ。
ちょっと脇が甘すぎない?
こういう人間が一番困る。
明らかにこの本を「消費」してるから。
この本のほとんどが二分法により、書かれています。幸せな方・そうでない方みたいに。
冒頭はこうなっています。
中学校に通う長女の担任は生徒たちに毎日メールで学級通信を送ってくださるすてきな先生です。
そのなかに、とても感動したメールがあったのでみなさんにも送ります。
本書にこういう記述があります。
村人のうち1人が大学の教育を受け、2人がコンピューターをもっています。
けれど、14人は文字が読めません
本書が「みなさん」と呼びかけているのはこの村のわずか2人だけです。
なぜこのメールが拡がったのか考える必要がありそうです。
このメールが「感動したメール」だからでしょうか。
もしそうなら、私たちが安全地帯にいる故ではとも思えてきます。
このメールはそういう人間にしか回ってきません。
多くの日本人は「家のまわりに小銭が転がっている人」です。
本書の表現を借りれば「もっとも豊かな8人のうちの1人」です。
一方「1人は死にそうなほど」栄養が不足しています。
同じ1人です。
この1人という数は等価なはずなのに、前者を少なく、後者を多く、私たちは見ていないでしょか?
このあたり、100人に縮めたことが、詐術のように少しだけ思えてならないのです。
正直この本を批判するのは気が引けます。
それは、この本を誉めている人と自分が同じ階層に生きるものであり、そう違いはないと思うからです。
趣味は読書の中で斎藤が「募金の送り先やNGOに連絡先などココから何かのアクションに通じるものがない」と批判したのは半分当たって、半分はずれています。
だって感動した人、私のように斜に見た人の中でそんなアクションを起こす人は少ないだろうと思うからです。
だから「そう違いはない」と書いたのです。
この本が現実の社会情勢を簡単的確に表していることも事実です。
将来この本を読んだ事で、弱者救済の道に進んだ人が表れれば、それはそれでいいことだと思います。
まぁ実際そういうコメントが出れば出たで、ナンなんだけど。
売上の方はいくらは分かりませんが寄付されたそうです(基金を作ったそうだ)。
そりゃ、こういう本で儲けちゃまずいなとは思いますけども。
かといってこの本の評価を変えるつもりはありません。
紙の本世界がもし100人の村だったら
2002/06/29 11:52
衝撃でした。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんまま - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初にこの本のことを知ったのはたまたまつけていたテレビで特集をやっていた時で家事におわれていたので、別段気にも留めませんでした。
実家の母の誕生日プレゼントにと思い、この本を購入したのですが読み終わった母から読むように言われてしぶしぶ読んで見ました。
普段何気なく生活している私たちが実はとても裕福だということ、そして家計のやりくりが大変だとか言っていても、それが実はとても贅沢な悩みだということにとても驚き、世界にはまだまだ貧困にあえぐ人たちがいるんだなと思ってしまいました。
紙の本世界がもし100人の村だったら
2011/09/16 16:44
9・11から3・11へ
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:24wacky - この投稿者のレビュー一覧を見る
《世界には63億人の人がいますが/もしそれを100人の村に縮めるとどうなるでしょう。》と問いかけ、『すべての富のうち6人が59%をもっていてみんなアメリカ合衆国の人です/74人が39%を/20人が、たったの2%を分け合っています』というように答えつつ、この世界の不平等・不正義を問い質した本書は、シンプルなクレヨン画の効果的な挿入も手伝いベストセラーとなった。今から10年前、2001年のことである。
再話を担当した池田香代子の解説によれば、本書のもとになっているメールの痕跡をたどると、北アメリカを中心に広まっている「国際友情週間」のメッセージとして2001年に流れたものを、中野裕弓氏が翻訳・転送したものであることが分かった。「国際友情週間」を省いた中野版は、その後転送を重ねるうちに「ある学級通信」という別の顔に変容していった。さらに元をたどれば、原作は環境学者ドネラ・メドウズが1990年に書いた新聞エッセイであるらしいことも判明する。
口承文学の専門家である池田は、このようにインターネットを介して広まる情報のうち、事実とは一線を画したテクスト、現代伝説をインターネット・フォークロア「ネットロア」と名づけた。そしてこのネットロアと9・11以降の世界が切り離せないものだとし、《ある種の世界意識のようなものが覚醒し、もはや天文学的なまでにひらいてしまった貧富の差に危機感を覚え、このネットロアのなかにその目を静かに、しかししっかりと見開いたのではないだろうか。そのまなざしの先にあった不吉な予感がまるで的中したかのように、事件は起こった。》と述べ、その共感がメールの転送を重ねることになったのだろうと推測する。
それにしても世界意識といえるまでグローバルな共感が成り立つとは、人間の想像力とはなんと計り知れぬ力を秘めていることだろう。それにはたんなる「事実」にとどまらない口承(ならぬメールの転送)だからこその伝播力もあったのではないかとする論は説得力をもつ。
当時はメールの転送であったが、今やツイッター、フェイスブックなどソーシャルメディアの時代である。ツイッターは拡散力、フェイスブックは共感力に秀でる特徴をもつ。あらたなネットロアが生まれてもおかしくない。いや、きっと既に生まれているのではないか。「事実」は情報ソースを明確にすべきだが、一方ネットロアはそのトレースにやっきになるよりも、その過程での変容に埋め込まれた人々の思いを想像することが大事なのだろう。
しかしその「グローバルな共感」は、不吉な予感として事後的に求められる。我々は常に一歩遅れて気づく。回帰的に想像する。希望がもしあるとすれば、その共感と想像のあとに、それ以前よりほんの数センチほど理想に向けて前進していることだけなのかもしれない。3・11を迎えてしまったわれわれは、この10年で数センチでも前進できただろうか。
紙の本世界がもし100人の村だったら
2002/07/15 03:40
そのうちブックオフで100円!とかになるんだろうなあ…
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゃりン子@チエ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界というものの大きさを測りかね、TVの向こうで毎日のように死んでゆく自分より不幸な人々について想像し得ない私たちのために、世界の大きさを明確に示してくれる本です。まあ、中身はいいんです。
でも、これものすごく売れましたね? はっきり言ってそんなに売れるべき本かあ?というのが私の疑問なんですが、どうですかね。
いきなりとんでもないこと言い出しますけど、この本買ってるお金あったらそれ直接アフガンの人にでも寄付した方がいいわけでしょ。立ち読みできるし、ネット上で受け取れるものなのになんでこんなに売れる必要があるの?
いや何が言いたいのかっつーと、マガジンハウスという消費社会の先導者の一つだった出版社が刊行しましたね。この本。「絵本」といういつのまにか「おしゃれ」とか「癒し」とか言う訳のわからん文脈で表現されるようになったジャンルにメッセージを取り込む形で。そのことで、この本は「世界の人々を思いやるこころやさしい私を確認するためのかわいくてためになる本」になっている気がするんですけど。
本自体の良い悪いじゃなくて、読まれ方。偽善のための良書になってない? なってるよなあ、絶対。
それで、マガジンハウスもその売れすぎた分寄付でもすればかっこいいと思うんですが。無茶言うなって? ううむ、確かに無茶ですね。会社だもんなあ。でもやる人もいるんですよ。「サブカルチャー反戦論」を見よ。
そういえば5月に東京ブックフェアに行ったときに、「世界が100人」のテーマソングを歌ってる歌手のミニコンサートみたいなのがあって(記憶のみで書いているので詳細はあやふやですが)あれはちょっとしみじみかっこわるいなあと思いました。
まあ、そんな感じで。
紙の本世界がもし100人の村だったら
2002/03/03 00:27
3分で読めますが、一生心に残ります
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
きっかけは、お気に入りの喫茶店においてあったから、手に取りました。読む前は、評判を聞いて「よくある話でしょ?」って思っていました。でも、ちゃんと1ページ1ページゆっくり絵を見て、文章を読んでみたら、心がちくっちくっと刺されて、辛かった。たくさんの「本当に生きるだけでも大変」な人たちがいるのに、ちょっと傷ついただけで「もうだめ、死にたい」なんて思うあなたって、何様なの? と天からの声が聞こえた気がしました。今ある状況を、衣食住が整えられていることを、当たり前だと思うのではなく、感謝すべきだと思いました。そこから、他の国の大変な方たちへの思いやりも生まれることでしょう。この本はけっして押し付けがましくなく、さりげなく「地球人として考える」ことを教えてくれます。
紙の本世界がもし100人の村だったら
2002/01/30 10:50
『まずあなたが愛してください。あなた自身と、人がこの村に生きてあるということを』
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みやぎあや - この投稿者のレビュー一覧を見る
もしも世界を100人に縮小してみたら? すべてのエネルギーのうち、80%を20人が使い、20%を残りの人々が分けあっている…。
シンプルな説明がこれほど胸に痛いのは、私たちが普段その事実を忘れているからだろう。恵まれているという事実を忘れ、隣の住人と自分の生活を比較して、足りないものを見つける。そんな自分からふと我に返って泣きたいような気持ちになる。
インターネット上から世界中を駆け巡ったというこの作者すらないメッセージは、断罪するわけではなくただ事実を語り、最後に『あなたがこの村を愛せばまだ間に合う』と訴える。この文章を読み胸を打たれた沢山の人たちが少しずつこの小さな『村』を愛するようになったなら、世界はもう少し優しいものに変わるかもしれない。
紙の本世界がもし100人の村だったら
2002/05/23 14:05
考えさせられます
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界がもし100人の村だったら…
想像もつかなかった。
世界にはこんなに困っている人が居るのに
贅沢に暮らす人もいる。
私達日本人は後者の方ですよね?
不況とか言ってるけど、食べるものはある。
きっと明日も生きていける。
ホントに幸せなのに、それに気づいていない。
この本を読んだら自分がどれだけ贅沢なのかが分かります。
紙の本世界がもし100人の村だったら
2001/12/27 11:20
子供にも抵抗なく…
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あゆりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界の人口を100人にしてみたら…という発想がいい! 小学生くらいの子供にも、世界の情勢そして日本の恵まれた豊かさがよくわかると思います。放任主義で育ってわがまま放題することしか知らない子達にぜひ読んで欲しい。
紙の本世界がもし100人の村だったら
2022/01/18 12:54
更新版がほしい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
世の中に関心を持ち始めた、小学生の読み聞かせ用に購入。
版を重ねているが、最初に世に出た年が2001年と、少しデータが古くなっているので、貧富の差など、さらに悪くなっている数字も少なくない。
毎年、内容がアップデートされたら嬉しいのだが・・・(ネットで勝手にやっている人はいるみたいだけど)
紙の本世界がもし100人の村だったら
2002/06/04 12:13
ちくっと
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にょぴ - この投稿者のレビュー一覧を見る
心にちくりとくる内容です。
環境や物質にこんなにも恵まれていても満たされていないと感じる自分が贅沢に感じたり、恵みというのはそれだけじゃないんだと感じました。
100人でまとめると色んな人がいて、自分が普通とか特殊とか、どうとでも取れるということがはっきりわかりました。
大変読みやすいので心に留めておきたい一冊です。
プレゼントにもよいと思います。
紙の本世界がもし100人の村だったら
2002/04/14 22:31
絵よりも写真であった方が
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽち - この投稿者のレビュー一覧を見る
この話を始めて見たのは新聞のコラムだった。「ふーん」と思っていたらそれが本になり、ベストセラーになっていた。こんなにベストセラーになるなんて、もっと違う話が書いてあるのかな、と思って手にとって見ると、特に違いはなかった。
子供だけではなく、大人も日本という恵まれた国にいることを忘れがちである。だからこそ、このように客観的にわかりやすく数値で自分の置かれている状況を説明していることはとてもすばらしいと思う。
ただ、やはり絵だと「ふーん」で終わってしまうことも多いのではないだろうか。裕福な恵まれた環境にいる人、厳しい環境におかれた人、それぞれ本当に存在するのだから、かわいい絵ではなく写真にするべきだったと思う。そうすることで「よかった、自分は恵まれているんだ」ではなく「厳しい環境に置かれている人に、何ができるだろう」という思いにまで発展させることができた人が多くなったであろうに…。
紙の本世界がもし100人の村だったら
2002/03/18 00:51
インターネットで変化した物語
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Hiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
言わずと知れたベストセラー。とっても分かりやすくて、でもいろんなことを考えさせてくれる。子どもでも読めるのがいいです(私はかなり少数派に入っているんだと思った)。最後の「解説」によると、この物語はインターネット上で少しずつ変化しているんですね。インターネットの普及によって、ものを書くとか、出版するとか、そういったことが今までの概念からどんどんはずれていって、より自由に? 混沌と? なって来ているような。今後、本やその中身はどう変わっていくのか、興味深いものがあります。
紙の本世界がもし100人の村だったら
2002/02/09 16:20
もっと多くの人に
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TAIRA - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学校でテキストにも使われているこの本は、今や本屋のランキングで常に上位をキープしている。何故こんなにもこの本は、売れるのであろうか。
その秘密の一つは、小学生にでも分かる、分かりやすさだと思う。世界の人口63億人を100人の村に見立てて、様々な物事を表すという単純だが明確な表現方法が、大人から子供まで幅広い年齢層に受け入れられたのだろう。しかし、この本はただ単純なだけではない。貧富の差など、深い問題も読者に問い掛けている。
この本は、もっと様々な人に読んでもらいたいと思う。
紙の本世界がもし100人の村だったら
2002/02/09 01:09
たとえばなしがわかるようになったなら
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生の高学年になると、社会科の時間、図書館で年鑑なぞを調べたりするような勉強をした。授業まるごと費やしてレポートのために調べたりしたのだが、この本を読んで、あのときいち時間かけて調べてたことは、こんな簡潔にまとめられてしまうのだなあ、といたく感心してしまった。人口の分布図の色塗りもしたっけ、と思うのは、カラフルなつくりだからかもしれない。小中学生時代にこの本があればなぁ、もう少し社会の成績はよかったかも、と横着な私は思うのだった。
世界地図や海外旅行や世界ニュースに興味を持ち始めたお子様にもおすすめかと。
インターネットの民話というのもいい得て妙で、世の中には、気の利いたものを流す人もいるものだなあ、と全く別のところでも感心させられてしまうのでした。どのくらいの人が受け取っていたのでしょうか…。
紙の本世界がもし100人の村だったら
2002/02/03 22:57
正常な村が出来上がるといいな
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界観が変わるというほどのものではない。新たな発見があるわけでもない。しかし、『世界がもし100人の村だったら』と投げかけられると、「なんかおかしいよね。」という事がはっきりしてくる。
貧富の差が異常である。
このごろ食べ過ぎで太ってしまったからスポーツクラブに通いましょう、と家を出ると、そこには食べるものがなくて餓死寸前の人達がゴロゴロしている。
水道水がおいしくないからと、金を出して水を買う人の近くには、水道水の水すら飲めずに泥水を飲んでいる人がいる。
冷暖房完備の快適な住宅に住んでいる人がいるのに、窓から外を見ると、屋根のないところに寝起きしている人達が見える。
この村は、餓死寸前の人をも見捨て、水を飲ましてやることも拒む非道な人間の住む異常な村なのか? ということになる。そして、これが現在の世界の縮図である。
世界が異常であると結論を出すつもりはない。『世界がもし100人の村だったら』放っておけないことも、『世界が63億人の村だったら』放っておけることだってある、あるいは放っておくしかないこともある。
ただ、この本を読んで、日本がどうのこうのという考えだけでなく、地球人の一人として世界を見ることはとても大切なんだと感じさせてもらえた。