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50件
ケルン市警オド
著者 青池保子
活気あふれる中世の大都市・ケルンの治安を守る市警たち。その若きエース・オドは、後輩のフリートも憧れる仕事のデキる男だ。しかしお偉方から厄介払いで命じられた人探しが大事件に発展し…!? 「修道士ファルコ」の人気キャラ「兄弟オド」の治安役人時代の物語。
ケルン市警オド 7
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ケルン市警オド 5 (PRINCESS COMICS)
2020/06/28 12:26
『修道士ファルコ』に巻数が追いついちゃいました
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ケルン市警としてあわただしく日々を過ごすオドのこと。
冒頭の特別編は『エロイカより愛をこめて』に出てきたあやしい石像のことを思い出させる(そういえば、あれもケルンの話だったような?)。
本編は未解決の強盗殺人事件と借り手のない家の話。この巻で解決します。
しかしその後、オドに与えるダメージが大きそう・・・。
彼がのちに出家することはわかっているのですが、だんだんそこへ至る原因を知りたくないというか、ケルン市警としてがんばる彼の姿をいつまでも見ていたいというか・・・暗黒面とほのぼの部分のバランスがよいこの中世の世界でワクワクしていたいです。
『ファルコ』の世界にも戻りたいんですけどね。
ケルン市警オド 4 (PRINCESS COMICS)
2019/06/27 22:48
少女漫画を超越
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
レーベルからすると少女漫画というジャンルに入るとだろうけれど、このケルン市警オドシリーズはミステリである。ミステリファンを自称していたがもう21世紀にもなればミステリジャンルにも飽きてきたなあと思っていたが、まだまだミステリ、いや少女漫画の奥は深かった。
「少女漫画」で「ドイツが舞台」で「歴史もの」のしっかりした「ミステリ」という希少、というかこの人しか書いていないだろうジャンル。
ウンベルト・エーコ(この人も別にミステリ作家ではなかったはず)の「薔薇の名前」以来の衝撃。「薔薇の名前」くらいブレイクしてほしい。(ショーン・コネリー似の修道士がちゃんと出てくるし)
オドシリーズの姉妹編である「修道士ファルコ」シリーズも少女漫画でドイツの歴史物で修道士ものであるという異色のジャンルだったけれど、どこまで続けてくれるのか、74年組の作者のバイタリティとオリジナリティには感服するばかり。二つとも新作が楽しみなシリーズ。
この作者を知らずにいて、これから読む漫画ファン、ミステリファンの人が心底羨ましい。
ケルン市警オド 4 (PRINCESS COMICS)
2019/06/19 13:36
事件は解決したが……。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ケルンの豪商の家で起こった連続殺人事件。事件の始まりを求めての旅でも騒動に巻き込まれる。これまでの事件・証言から推理したオドは真犯人に辿り着く。悲しく、残酷な決着。