- 販売開始日: 2011/06/03
- 出版社: 新潮社
- ISBN:978-4-10-110918-3
点と線
著者 松本清張 (著)
ビートたけし主演のドラマ原作。九州の海岸で発見された男女の死体。汚職事件渦中の役人と愛人の心中……そう誰もが思ったが、疑念を抱いたベテラン刑事が独自に捜査をはじめる。しか...
点と線
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商品説明
ビートたけし主演のドラマ原作。九州の海岸で発見された男女の死体。汚職事件渦中の役人と愛人の心中……そう誰もが思ったが、疑念を抱いたベテラン刑事が独自に捜査をはじめる。しかしたどり着いた容疑者には疑う余地のないアリバイがいくつもあった。同時刻に北海道にいたという鉄壁のアリバイ――東京駅で1日に1度しかない、たった4分間の空白――時刻表トリックを用いた元祖とも言われる作品で、空前の推理小説ブームをまきおこした傑作。松本清張の代表作であり、ミステリ名作中の名作!
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大作家の名作
2015/08/24 15:38
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずいぶん前に発表された作品で、もちろん知っていましたが読んだことはありませんでした。時代を感じる部分ももちろんたくさんあります。でもそれ以上に、ぐいぐい読ませるのがさすが松本清張。
清張本
2023/12/31 19:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
時刻表を使った鉄壁なアリバイをいかに崩すかという、ミステリとしての強固なロジックがストーリーの背骨にびっしっと通っているので、謎解きミステリとして抜群に面白い。確かにこれはミステリーの歴史に残る傑作です。
鉄道150周年なので、再読しました
2022/09/01 17:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
鉄道を舞台にした文学作品は
たくさんあります。
たぶん、その中で欠かせない作品が
松本清張の『点と線』ではないでしょうか。
この作品は昭和32年2月から昭和33年1月まで
雑誌「旅」に連載されたミステリーです。
連載終了から間もない、昭和33年2月には
単行本として刊行されています。
このミステリーを有名にしたのは
なんといっても東京駅でたった4分間だけ
ホームに列車が入庫されず隣接のホームの様子が見えるという
時刻表を利用したアリバイづくりの巧さです。
さらに、松本清張はこの事件の背景に
汚職事件をからませ、
「社会派ミステリー」という大きなうねりを生み出しました。
今回久しぶりに読み返して
とても面白かったのは
かなり意外でした。
昭和30年代の作品ながら
ちっとも古さを感じさせない。
このあたりも松本清張の人気が衰えない要因でしょう。
それとタイトルの『点と線』は
列車の運行を表現したダイヤグラムからきているのかと思っていましたが、
実際は
二つの点が相寄った状態になっているのをみて、
間違った線(仮定)を引いてしまうことを
表していたことを知りました。
新しい発見をすることも
再読ならではの愉しみでしょう。
点と線
2020/09/20 22:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本ミステリ史上重要な傑作のひとつ。アリバイを崩す警察の目線から描かれているが、今日ではそれ以上に当時の風俗が面白く感じられる。
40年前に読みました
2014/11/09 23:02
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KIMBOO - この投稿者のレビュー一覧を見る
当然ながら今の時代の若い人には合わないかな?
当時はこのトリックもとても興味を持ちながら読みました。
松本清張さんを初めて読みました
2024/02/27 17:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分が生まれる前の作品ですが、とても面白かったです。
連絡手段に電報を使ったり、移動に長時間を要するなど、レトロ感はありますが、それを超える(むしろそれこそが楽しい)ものがありました。
列車の時刻表で、時系列を組み立てて行く様が良かったです。
省庁の汚職事件というのは、昔から題材にするほど現実にあった、という事なのでしようね。
そして、役人は罰せられず、何だかもやもや感が残る。それもまた、しかり。
犯人と、その意図も驚きでした。名作です。
アリバイ崩しの秀作
2019/01/31 13:02
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作品は、松本清張の処女長編です。時代は、昭和32年当時、担当刑事の執念により、ほんの小さな疑問から地道な捜査を進め、一歩一歩真実に近づいていく物語に引き込まれます。
文章も平易で、長編とはいってもそんなに長くはないので、誰にでも読みやすい、お勧めの1冊です。
ベテラン刑事のいう「人間には先入主観が気づかぬうちに働いて、そんなことはわかりきったことだと素通りすることがある。これがこわいのだ。この慢性になった常識が盲点を作ることがたびたびある」ということばが印象的でした。
期待の割には。
2001/10/25 03:19
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろんな意味で期待していた松本清張のほんだったが、肝心のトリックが全然ダメで、推理小説家としての松本清張にがっかりした。
読んどこうと思って。
2018/06/14 19:07
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ROVA - この投稿者のレビュー一覧を見る
意外と(?)ちゃんと面白かったので安心しました。
時代背景の古さ加減もわくわくします。
解説にある「キズ」は自分も読んでいて気になっていましたが、まあ、いいんじゃないの・・・