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今はもうない SWITCH BACK
著者 森博嗣 (著)
避暑地にある別荘で、美人姉妹が隣り合わせた部屋で一人ずつ死体となって発見された22つの部屋は、映写室と鑑賞室で、いずれも密室状態。遺体が発見されたときスクリーンには、まだ...
今はもうない SWITCH BACK
今はもうない Switch back (講談社文庫 S&Mシリーズ)
商品説明
避暑地にある別荘で、美人姉妹が隣り合わせた部屋で一人ずつ死体となって発見された22つの部屋は、映写室と鑑賞室で、いずれも密室状態。遺体が発見されたときスクリーンには、まだ映画が……。おりしも嵐が襲い、電話さえ通じなくなる。S&Mシリーズナンバーワンに挙げる声も多い清冽な森ミステリィ。
目次
- 意味のないプロローグ
- 第一幕
- 必要のない幕間
- 第二幕
- 重要でない幕間
- 第三幕
- なくてもいい幕間
- 最終幕
- まったく余分なエピローグ
著者紹介
森博嗣 (著)
- 略歴
- 1957年愛知県生まれ。作家、工学博士。「すべてがFになる」で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。他の著書に「スカイ・クロラ」「神様が殺してくれる」など。
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紙の本
認識のすり合わせ
2009/01/12 21:13
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
避暑にやってきた笹木は、散策中に西之園のお嬢様に遭遇する。自分の別荘に戻りたくないと言う彼女を、仕方なく滞在中の別荘に連れてきたのだが、その晩に、双子姉妹が密室で死体が発見されるという事件が起きる。笹木の視点で描かれる事件後の人々。繰り出されるトリックの数々。事件の真相は?
シリーズ5作までは自己に内在する論理の発露としての事件だったのに対して、6作以降は他者から見た自己の認識に対する干渉としての事件に移り変わっているように思える。
シリーズはそれぞれ完結して事件間のつながりは全くないのだけれど、それぞれの作品が後の作品の伏線として機能している部分もあり、とても面白い関係性だと思う。
紙の本
個人的に一番好き
2014/07/02 12:31
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
これ個人的にS&Mシリーズで一番好きです。ただ、絶対にこの本を最初に買ってはいけません!!
「すべてがFになる」「封印再度 」など読んでからにしましょう。でないと、面白み75%減ですよ。
紙の本
やられたっ!
2018/12/16 03:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
見事にやられてしまいました。もう、逆にスカッとした気分です。
他の方も書いておられますが、S&Mシリーズを前作まで読んでいる人向けの今作です。その方が、今作は楽しめると思います。
とりあえず、萌絵は、そろそろ事故りそうだから、高速道路でも安全運転をするように心がけてほしいです。
あまり本編とは関係のない内容だったかもしれない「あとがき」が、結構面白かったです。
学生というものは、いつもそんなものですよね。あとがきを書かれた先生を慰めたいです(笑)
紙の本
本作から読むのはやめましょう
2017/01/14 23:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kissho - この投稿者のレビュー一覧を見る
私にとってS&Mシリーズの4作目となりますが、最後に「予想外」にひっくり返されました。こっちがメインか、と。おそらく、本シリーズを多く読んでいる人ほどひっくり返されるんじゃないでしょうかね。しかも、より気持ちよくひっくり返されると思います。従って、S&Mシリーズの1作目を本作から始めることはお薦めしません。本作の面白さを十分に堪能するために。
紙の本
やられたよ
2001/08/01 13:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kibita - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中で「あれ? ちょっと違うかな」と思いつつ読み進めてみればあの結末。見事です。完全に騙されました。
紙の本
驚きの展開
2016/02/02 01:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒロユキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
S&Mシリーズの中で本書を一番好きな作品に推す方が大変多いそうですが、読み終わるとその理由がとてもよく分かります。
ミステリ要素は少な目なので、トリックや謎解きを楽しみたい方にはそこまでオススメできないかもしれませんが、ある意味かなりの“大仕掛け”があるので、ミステリ読みの方にも十分楽しめる内容だとは思います。
紙の本
こんな展開が…
2004/11/19 13:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:晴日 - この投稿者のレビュー一覧を見る
犀川&西之園のシリーズものです。他をを読んでなくても差し支えはありませんが、以前の話を読み、事情を知っているとさらに良しです。
私は他にも3冊ほどこのシリーズを読んでいますが、今までの中で一番好きかも知れません。ちょっとそれはないんじゃない?と言うようなキャラの登場人物が多々おりますが、それもまた愛嬌。っていうか、こういう人っているかもなぁという、妙な説得力があったりして。いろんな人たちのいろんな感情が見え隠れしてハラハラします。
最後の展開にはこれまた違った意味でハラハラさせられます。
ちょっと反則技かな?とも思いますが、読者を楽しませると言う観点から見ればそれも十分ありな手法ではないでしょうか?
いろんな意味で「こんなのありぃ〜?」と思った作品です。
紙の本
西野園さんってかわいい...
2001/06/13 22:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:una - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリ! ミステリ! だけじゃないんですよ! 女の子がかわいいんです! どうしてこんなにかわいく書けますか? あ、でも途中で犀川先生のことがすごーく心配になりますヨ!
紙の本
う〜ん…
2001/08/22 06:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:marikun - この投稿者のレビュー一覧を見る
犀川&萌絵シリーズの8作目。
う〜ん、これは私的にはちょっといただけない作品でした。
文庫の裏表紙の説明には『森ミステリナンバー1』みたいなことが書かれていたんだけど…。小説としてはとてもいい出来なんだけどね。ミステリで『犯人が●●(自主的に伏せ字(笑))していた』は反則ではないでしょうか? 小説としての作りは、綾辻行人の『殺人鬼』に似ていると思うんだけどなあ。
ラスト近くのどんでん返しはナイスでした。でもミステリとしての評価なら★2つです。