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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2011/10/01
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • ISBN:978-4-06-263924-8

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すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

著者 森 博嗣

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、...

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すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

税込 869 7pt

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すべてがFになる The perfect insider (講談社文庫 S&Mシリーズ)

税込 869 7pt

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商品説明

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

目次

  • 第1章 白い面会
  • 第2章 蒼い再訪
  • 第3章 赤い魔法
  • 第4章 褐色の過去
  • 第5章 灰色の境界
  • 第6章 虹色の目撃
  • 第7章 琥珀色の夢
  • 第8章 紺色の秩序
  • 第9章 黄色いドア
  • 第10章 銀色の真実

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みんなのレビュー1,901件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

すべてがFになる

2024/04/28 19:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ムギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ドラマがやっていたのは知っていて、よくあるミステリものかと敬遠していたけれど、あまりにもミステリのおすすめに登場するので読んでみた。
読み終わってすぐ思ったのは後悔、なぜもっと早く読まなかったんだと。でも冷静になってこのシリーズをこれから楽しむことができるなんてラッキー!と。
キャラクターも舞台もトリックも最高すぎる。理系ミステリとだけあってコンピュータやらいろんな用語がでてくるけど、そんなことどうでもいいくらいストーリーが面白い。読み終えて発売年月日を見て驚く。1990年代の作品だって。時代が追いついたというか、逆に今呼んだほうが理解しやすいと思う。昔の話題作ではなく、最新のものとして十分楽しめる。本当にすごい作品。タイトルも秀逸ですごく好き。
あとからドラマを見て、ドラマだとこの作品は1話ではない。ドラマのつくり上の問題だと思うけど、やっぱり本作を一作目として読んでほしい。そしてどっぷりと世界にはまってほしい。

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紙の本

すごいレビュー数!!

2017/06/08 09:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:imikuto - この投稿者のレビュー一覧を見る

若年層のミステリーファンには人気が高い。
と思っていたら、メフィスト賞受賞から20年が経ち、昔の若者ファンも50歳を超えているのだなぁ、と感慨深くなってくる。

と、ファンのような言い方をしているけど、じつはそれほど面白いとは思っていない。
それにコンピュータ知識が十分でないとわからないはずなのに、どうしてこんなに人気があるの?しかも神格化するファンもいる。そこが不可思議で仕方がない。
森氏デビューの少し前の第1次新本格の作品にくらべると、凝り方や本格風味は決して引けはとらないが、ラノベ風味やキワモノ風味が強すぎて(案外同じ程度なのかなw)、共感もできない。年齢のせいなのかなぁ。

筆者と同様、批判的な読者も多いらしいが、これだけ読まれれば、それだけで立派なのかもしれない。

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紙の本

アイデア勝ち。高級なエンタテインメント。

2004/08/08 21:03

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る

 アイデア勝ち──「理科系の小説」と言われる森の出世作を文科系の読者である僕が読んでまとめるとこうなる。文章は別に巧くない。人物の造形は非常に人工的で類型的。この手の小説には文章の巧さや人物造形の妙を求めない読者が多いだろう(いや、この程度のものでも褒められたりする)から、一般の読者に対してはそれで良いだろう。でも、僕のような読者にも途中で読むのを止めさせないのは、それ以外の要素があるから──それは、小説の骨組みとなる部分=構成=アイデアの勝利である。
 この構成が理科系ならではの、コンピュータ言語や16進数やバーチャル・リアリティやらが入り乱れた、とても文科系には思いつかない、けれど読めば概略は理解できて「ふーん」と思ってしまう世界である(勿論、これらのことがさっぱり理解できない文科系もいるだろう。そういう人には残念ながらお薦めできない)。
 「解説」で瀬名秀明が「このシリーズの主人公・犀川が漏らす言葉に目から鱗が落ちた」と書いているが、僕は全然そうではなかった。いや、犀川の言葉が的外れだと言うのではない。あまりにも当然のことを言っているとしか思えず、瀬名が感動している何箇所かの台詞を何も感じずに通り過ぎてしまったのである。僕は変な文科系なのだろうか?
 瀬名はさらに「この小説は通常の小説的な『お約束』に縛られることがない」と書いている。僕が一番気に入らないのはその点である。「お約束」から離れすぎてしまうと、それは単なるそらぞらしい読み物となる。僕は変な読者なのだろうか?
 ま、これは筋を読む小説である(だからあらすじについては何も書かない)。行間を読む小説ではない。それはエンタテインメントというジャンルである。そして、これは高級なエンタテインメントである。

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紙の本

印象的トリック

2017/12/02 18:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

トリックの素晴らしさは特筆ものです!ただ、全てが大仰過ぎる気がしました。あの人に関してはここまでしなくてもという感じです。

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電子書籍

森博嗣さんのはこれが初めて読んだ本です

2016/12/09 09:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

友人に借りて読んだのだけれどもタイトルがすごく面白いなと思いました。前半はかなり衝撃的な内容でした。後の方はそうでもないかなと思った。

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紙の本

「すべてがFになる」ってどういうこと?と思う人はぜひ。

2002/06/14 22:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふーみん - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルに惹かれました。森博嗣はタイトルをつけるのがうまい。「すべてがFになる」ってどういうこと??

それはネタバレになるので書けません。裏表紙にある程度のことまで書くと、孤島のハイテク研究所で隔離された生活を送る天才工学博士の女性の部屋から、ウェディングドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れて、偶然島を訪れていた大学助教授犀川とその生徒西之園萌絵がその謎にとりくむ、というもの。とりあえず、シリーズ中では一番グロかったかも。
犀川と萌絵がコンビを組むシリーズ第一弾です。謎解きよりもこの2人が魅力的で次、次、と読み進めてしまいました。話の中では、西之園萌絵は天才的な頭脳の持ち主ということですが、謎解きの課程を見ているととてもそうは思えない…。
タイトルのセンスもよく、会話にテンポがあり、読んでいてあきません。自分で謎を解こう、と意気込む人以外は、あまり頭を使いたくないときの楽しみにいいかもしれません。

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紙の本

読んだら絶対ハマります!

2004/02/08 23:01

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ヒントや伏線と言われるモノは至る所にあるんです。ただソレをつないで行くにはひどく時間と努力が必要となる。そしてテンポよく進んでいくストリー。僕はろくに考えもせずにただ先へ、先へ。
 
 そんなに本を読む方じゃないから分からないけど普通のミステリーは探偵さんが格好良く謎を解き犯人はまんまと捕まりハッピーエンド、てなもんなのではないだろうか?
 そこまで言うのは少し失礼かもしれない。でもそんなふうに僕が感じた一筋縄じゃないところがこの『すべてがFになる』が人気を得た理由ではないだろうか? 普通じゃないところで起きた普通じゃない殺人事件。ミステリー好きなら飽き飽きするようなありきたりな設定で起きる、最後まで訳の分からないわくわくする物語。
 

 最後まで読み終わって「あー、楽しかった!」と思ったならもう一度読んでみて下さい。ちょっとだけ『天才』のことが分かるかも知れません。
 

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紙の本

すべてがFになる

2002/12/22 14:35

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:MIYAKO - この投稿者のレビュー一覧を見る

とても気になるタイトルと、第1回「メフィスト賞」を受賞した作品という事に興味を惹かれ、私には珍しく数学的な作品を読み終えた。理科系作家と評される通り、コンピュータや数学的な話がゾロゾロ出てきて、ちんぷんかんぷんなところもあったが、それでも、私が読み終える事が出来たのは、登場人物の個性が面白く、話の展開に惹き込まれたからだ。特に真賀田四季博士の個性と存在感は格別で、ゾクゾクさせるものがあった。天才が故に「生」への執着が希薄で、「生きていることの方が異常、死んでいる事が本来で、生きているのは機械が故障しているような状態だ」と話す真賀田博士だが、じゃあ、最後はナゼ?って感じで、読み手に色々考えさせられる作品だと思う。私はこの作品を読み終わって考えた。人間の脳がすべて使われていないのは、生への執着を持たせる為の、人間の本能なのかもしれない。すべての謎を解き明かし、何事も不自由なく出来てしまえば、自分の生命を終局させるだけなのかもしれないと。考えすぎ?

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紙の本

猟奇的なのだがグロくなく、何とも切ないミステリ

2015/10/08 13:13

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

猟奇的なのだがグロくなく、読み進めるにしたがって何とも切なくなるミステリです。

ミステリの答えは非常に理系ですので、深く悩まず雰囲気を楽しんでください。

犀川先生と萌絵ちゃんの今後の活躍、そして四季、きっと続けて読みたくなると思いますよ。
おススメです。

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紙の本

異常な動機を常人が理解しようと思うのが間違い

2009/01/03 00:08

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 孤島にある外界と隔絶した研究所の中で、隔離されて生活をしている天才博士、真賀田四季。彼女は14歳の時に両親を殺害した罪で裁判にかけられ、心神喪失で無罪を勝ち取って以後、ずっとそこで生活している。地方の名士の家系である西之園萌絵は彼女に興味を持ち、自分が通う大学の助教授であり、父の教え子でもある犀川創平や研究室のメンバーとともに、この研究所がある島でキャンプを行うことにする。その夜、彼女に会うために研究所を訪ねると、そこで見たのは、ウェディング・ドレスをまといながらも、両手両足を切断され、ロボットで移動する彼女の死体だった…。いわゆる密室ものに分類される作品です。

 ボクはあまりミステリーを読む方ではないので間違っているかもしれませんが、多くのミステリーでは、読者は犯人に対して共感なり、反感なりを抱きます。探偵役はそこに至るために、異常な状況を理解できる状況に置き換えます。この際に、動機の解明ということが行われるわけです。
 しかし、この作品では、このような動機の解明にはあまり重点が置かれません。そもそも、探偵役が状況を異常と思っているかどうかも疑問です。事実として死体があって、それを実現するにはどうすればよいかを、日常の論理で理解してしまう訳です。まあ、必ずしも読者がそれを理解できるとは限りませんが、それは天才の所業なので凡人に理解できないのも仕方ない。
 では、登場人物たちが魅力的ではないかというと、決してそんなことはない。それぞれの思考方法や背景などが随所に埋め込まれ、それが彼らを彼らたるものにしています。個人的には事件と直接関係ないこれらの会話などの方が面白いとも思う。すでに世間的に十分評価されている作品なので、こういったことは十分語りつくされていると思いますが…。

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紙の本

羊たちの沈黙から誕生した名作

2001/05/07 06:43

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:呑如来 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 天才数学者の真賀田四季を巡る事件を、N大学工学部教授の犀川と、彼を慕う女子大生西之園萌絵が謎解きをする本作。S&Mシリーズの第一作とされていますが、実際には3作目として創作されていたそうです。
 とはいえ冒頭からストーリーにひきこませる力は処女作として発表するに一番ふさわしかったと納得。森博嗣独特の美学が味わえます。「環境破壊をしないためには一つの場所に留まり移動しなければよいのだ」というヴァーチャルリアリティ肯定論や、世間的常識を欠いた研究者たちが魅力的。
 トリックは情報処理を知っている人にはすぐ予想がつき、謎解きの楽しみは少ないかもしれません。『羊たちの沈黙』へのリスペクトが爆発しています。

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紙の本

それにしても吃驚した

2001/01/19 16:29

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:松内ききょう - この投稿者のレビュー一覧を見る

 密室に死体。もうそれだけで十分だ。密室から死体が飛び出してくる。ああ、もうどうしてこんなに魅力的なんだろう。 
 密室。試され、アレンジされ、使い古され、パロディーにもされ、それでもなお色褪せない魅力は、一体どこからわいてくるものなのだろう。あくまで新しい密室を追い求めるにしろ、それへの固執を批判するにせよ、閉ざされる、あるいは閉ざすということに、なぜここまで注目させられるのか。
 本作品に生まれた新しい密室のために、作品の舞台も登場人物達のキャラクターもすべて揃っていた。探偵が探偵になることの不可解さも含め、人々の語りの一つ一つに人間が思考するということそれ自体の謎が語られているといっていい。記念すべき犀川教授、萌絵デビュー作品。

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紙の本

天才達の会話に引き込まれる

2019/05/11 22:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:バリーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

天才達の会話を読んでいるだけでおもしろい。言い回しがユニークで心に残るフレーズがいくつかでてくる。ミステリー要素を抜きにしても日常的な会話だけでも楽しめる。
殺人事件も奇抜なトリックで、驚かされた。ミステリーとしても完成度が高く、他の作品も読みたくなる。

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紙の本

登場人物の頭がよすぎて。。。

2019/01/22 01:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る

理系小説と言う事で敬遠していた作家さんでしたが、本屋に平積みされていた本書のシリーズが気になり、ついに手を出す事に…(笑)
思っていたほど難解ではなく、読みやすかったです。
ただし、推理物としては難しく、確実に犯人は分かりません。
少し近未来的なツール達もたくさん出てきたりで、バーチャルな世界観でした。
天才だらけの登場人物のせいか、萌絵も充分天才なのに、ただのお嬢様になっちゃう当たりがスゴイ。
おなじ場面に自分がいたら、きっと相当頭悪いんだろうなぁ〜(笑)

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電子書籍

完成度の高いミステリィ

2017/12/18 08:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アルファ - この投稿者のレビュー一覧を見る

箱庭型のミステリィとして、後半から堪能した。ラストまで至る物語の構造は、完成度高い。

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