- 販売開始日: 2011/09/15
- 出版社: 徳間書店(Chara)
- レーベル: Chara comics
- ISBN:978-4-19-960261-0
幻月楼奇譚(7)
著者 今市子
鶴来升一郎(つるぎしょういちろう)は、老舗の高級味噌屋の若旦那。名だたる「道楽息子」で器用貧乏の変わり者。そんな彼のご贔屓(ひいき)は、怪談にしか能がなく、金次第でなんで...
幻月楼奇譚(7)
幻月楼奇譚(13)
幻月楼奇譚(12)
商品説明
鶴来升一郎(つるぎしょういちろう)は、老舗の高級味噌屋の若旦那。名だたる「道楽息子」で器用貧乏の変わり者。そんな彼のご贔屓(ひいき)は、怪談にしか能がなく、金次第でなんでもする曲者(くせもの)の幇間(たいこもち)・与三郎(よさぶろう)。嘘か真実(まこと)か若旦那、与三郎に言い寄って!? 吉原(よしわら)の料亭「幻月楼(げんげつろう)」の座敷を夜ごと彩るのは、人の世の欲望とあやかしが織りなす不思議語り。
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幻月楼奇譚(1)
2022/11/29 22:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ラミー - この投稿者のレビュー一覧を見る
幻月楼奇譚(1)2004年10月発行、2002年~2004年の作品収録。
昭和初期あたりの時代物ミステリー、ほんのりBL風味という感じですが、その感じが気に入ってます。
4話の読み切りが入っていますが、タイトルは「其の壱」~「其の四」となっていて、このシリーズはこの形式で行くようです。
ミステリーの謎解きに加えて、妖や霊のテイストも入ってきてストーリーも巧みで大好きなシリーズ。
百鬼夜行抄など他の作品もすごいのにさらに年に1回こんな世界感も描けるとはさすがとしか言いようがないです。
百鬼夜行抄が好きなので読みました
2018/07/25 14:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ノッター - この投稿者のレビュー一覧を見る
こちらは百鬼夜行抄のテイストにミステリーを加えた印象です。とても楽しめました。ところでこの作品はBLジャンルに属するのですね…。メインキャストの二人がほんのりそのような雰囲気ではありますが、話の中心はBLよりも少し不思議な時代物ミステリーと思います。
女将が一番怖い存在かも?(笑)
2015/12/20 20:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
老舗味噌屋の若旦那升一郎の御贔屓は怪談しか能がない幇間の与三郎。
料亭「幻月楼」には人だけでなく妖も時には現れる。
升一郎の出生の秘密、与三郎の過去もさることながら
この世ならざる者を見送る幻月楼の女将も謎な存在。
美しい絵と引き込まれるストーリーで読み応え十分です。
幽霊にも影はある
2004/09/04 16:39
12人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中村静英 - この投稿者のレビュー一覧を見る
超絶技巧な麗しい表紙をめくれば、
吉原の料亭「幻月楼」に集うのは、きれいな男と女とあやかしの影。
欲にとらわれた生者と死者が、数々の事件をひきおこす。
器はあるが中身のない味噌屋の若旦那、芸無しの太鼓持、年齢不詳の美貌の女将。
あやかしよりも妖しい三人のまわりには、さりげなく人外のものが入り込み、あの世とこの世の境界をなくしていく。
古い死体でいっぱいの座敷牢からそれを一体持ち出し、罠を仕掛けるのは、うら若き芸者。
行灯部屋で窓辺にたたずみ、迷う人間にやわらかな微笑で酒を注ぐのは、とうに死んだ昔の女将。
欲に支配された生者は死者より怖いが、
欲から開放された死者は生者よりも優しい。
そして一番厄介なのは、死んでなお生者の背中に絡みつき、業を煮やす者達か。
一話完結の不思議語りが四つ。
どれも端正な絵とそれを裏切る話の妙が、面白い。
掛合い漫才のような会話に油断してサクサクいくと、ざっくり落ちてはまり込む。
ただ、少し急ぎ気味なのが残念。
夢と現を行き来できるこの不思議世界を、もっとじっくり楽しんでみたい。
今宵月が照らすのは、生者の影かあやかしか。
さすがのまとまり
2017/07/15 16:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
今市子さんの短編のまとめの手腕にいつも間違いが無い。それでも再確認できる一冊です。以前に比べて良い短編を読む機会が少なくなってきていますが この作者さんはハズレの無い短編を描いてくれる貴重な書き手。
読み込むと理解が深まる作品
2016/10/19 23:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わーち - この投稿者のレビュー一覧を見る
今先生の百鬼夜行抄が好きで、この作品も手にとってみました。一読しただけでは気付かなかった事とかもあり、何度も読み返すと深まる作品です。若旦那好きだな~、ひょうひょうとした感じで。
「こいつを一体どうやってはずしたらいいんだか」
2017/12/07 13:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きん☆ぎん☆すなご - この投稿者のレビュー一覧を見る
設定が昭和初期ってのが良かったのでしょうか。和装と洋装が混じっていて懐古的な感じが良い。今市子センセーのはBLもあるので買う時に非常に迷う。百鬼夜行抄よりは妖度がかなり少ないですが、これは当たりかな。