月子ちゃんが心配で心配で仕方がない
2018/06/30 23:37
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投稿者:avocado - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅葱の苦悩にハッとさせられ、どんどん傷ついていく月子に自分まで泣きそうになる…。
辻村さんらしい、本当に予想もつかなかった結末でした。
浅葱と月子の今後がすごく気になりました。
高校生の時に書かれた作品
2023/05/30 14:55
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリーが終わったと思わせて最後の150頁がすごいです。面白かったけど重くて少し疲れました。でも、読むべき本です。
キャラクターが魅力的
2020/02/29 20:53
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
後半のテーマはiの正体は?だけかと思いきや、いろいろと楽しませてもらいました。さすが辻村作品!特に、この下巻の中盤から終盤にかけては面白かったです。強いて言うならちょっと冗長で長かったかなぁ。でも秋先生もいいし、月子も魅力的。結構テーマは重いのに、登場人物一人ひとりが生き生きしている分、スッと読めました。
「その後」が気になってしまう終わり方
2018/04/22 21:05
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅葱のライバルであり、友達でもある狐塚孝太を示唆する「次回のヒント」が「i」から来た時の浅葱の葛藤、無意識のうちに好きになっていたその妹の月子(孝太の妹であることは明かされていません)への渇望と失望など、「感情のある人間らしさ」が垣間見られる一方で、関係ない人は殺してしまえる分裂症的行動もなかなか読ませます。
「その後」が気になってしまう終わり方です。
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人間離れした感情を持っている・・・と見せかけて、やっぱり人間らしい。
この先がいろいろ想像したくなる、作品です。
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なんとなく予想できた真相だったけど、それは問題じゃない。とにかく浅葱がいい。めちゃくちゃカッコイイ。ってこんなこと言ったらダメなのかもしれないけど、あんな最後を見せられたらね…。おいしいところ持って行きっぱなしじゃないか…。
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2008/5/17 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
2011/2/15〜2/18
上巻でほのめかされていたように、どんどん身近な人に標的を絞るiとθ。浅葱はiの指示と自分の感情の狭間で苦悩する。iは一体誰なのか?浅葱はゲームを完了してiに会えるのか?
メインの仕掛けは何となく予想できたが、思わぬところに沢山布石がうってあった。一点だけ気になったのは、犯人はシャワーを浴びたり、殺害された人に髪の毛を掴まれたたりしているのに、警察がそれを捜査しているシーンがないこと。ストーリー上邪魔になることではあると思うが、なぜ警察が捜査しないんだ?という疑問は残った。今作はデビュー作以上の出来。未読の方は是非読んでいただきたい。
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世界には優しい人ばかりじゃない。だけど、どんな人の心の奥底にあるのは人を想う優しい気持ちなんだと信じたくなる。それが辻村さんの書く小説の、最大の魅力だとわたしは思う。
恭司が浅葱に言った言葉が、深く深く突き刺さる。あれは実在する映画なんだろうか。
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え〜こう来たか!
だまされるんだなぁとは思いつつも心地いい。
で、最後にまたぁ!
結局上下2冊とも読み返してしまいました。
辻村さんにはいつも驚かされるけど、
スッキリ感があります。
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最近改めて読み返しました。自分の拘りで初読のイメージを崩したくないため、大好きな作品は読み返そうとは思わないのですが、唐突に彼らに逢いたくなりました。人生で初めて小説の面白さを実感した作品という事もあって、2度目もすんごい面白かった。2度読んで、あやふやだった部分や『?』で終わっていた部分を知る事ができ、もやもやが解消できた。まさに、パズルのピースが埋まっていく感覚。最終的に、浅葱は救われない。悲しく切ない結末で物語は幕を閉じる。後味はやはり、ちょっぴり苦め。それでも、何かを得た気分になるのが不思議。浅葱の過去は暗くて、決して明るいものではない。浅葱と月子、iとθ。心の擦れ違いによって、関係や均衡に罅割れが生じた。心の迷いや葛藤、フィクションならではの恐ろしさ。私達の生活にも有り触れているもの。それを、作者の手によって斬新に描かれている。総合的に見ても内容は暗い。それでも、最後まで読めた爽快感や描写の丁寧さに救われ、心は晴れ晴れする。浅葱や月子、孤塚も恭司も皆好きだったから、皆幸せになってほしかった。だけどやっぱり、この終わり方は辻村さんの個性が出ていると思います。本当に面白い作品なので是非手に取ってみて下さい。拙い文章で失礼しました
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iとの殺人ゲームは進み、苦しむ浅葱。
それでもiは狐塚をターゲットに指名し、ゲームを止めることを許さない。
浅葱は苦しみながらも、ゲームを続ける。
次第に答えに近付く月子、狐塚、秋山。
ラストは泣けた。
切ない終わり方だけど、すごくよく出来てる。
辻村さんの文章は小説だから出来るだまし(?)みたいなのが、すごい上手い。
今作も途中でそういったダマシがあったけど、最後の気を抜いたあたりでまたしてもあって。
伏線もきれいに挟まれてて、きれいにまとまっていると思う。
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6/15 下巻まで読み終わらなかったらどうしようと思いながら必死に読んだ。隠していたことを後半で出すのはこの人の定番。その驚きは悪くなかったけどちょっと動機が弱いような気も。ラストはやはり勧善懲悪じゃないと基本的には気持ち悪いかも、と思った。でも最近のより全体的に気持ち悪くない。
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2週目読了。
もうね、通勤途中の電車の中で必死に涙をこらえて、確実に変顔になってた私。
そのくらい、切なくて悲しかった。
「すべて忘れる」って布石だったのね。忘れるのはやっぱり彼のためなのね。
全てを忘れてしまって気がつかない月子が悲しい。
本当は自分も月子を想ってるくせに、離れていく「浅葱」が悲しい。
秋先生も、「浅葱」も、
「不幸になってはだめだ」
と言った。
不幸ってなんだろう。幸福ってなんだろう。
周りのヒトとしての意見なら、秋先生にはすごく同意する。
でも私が月子だったら、きっと彼女と同じようにする。
恋なんて一時的な感情なのかもしれない。そんなことに気を取られて不幸になっていくのは、愚かなのかもしれない。
でも。
不幸って、何?
私は、私が秋先生の愛弟子だったら絶対先生にぶち壊されるだろうなっていう恋をしてた。
……まだ、過去形じゃないけど。…他人から見たら愚かにしか見えないだろう恋をしてる。
きっと永遠に私を見てくれないヒトを、求めてる。
辛いし、苦しいし、泣きたいくらい逃げたいときもある。自分の気持ちから。
でも大切なのは「気持ち」だから。
たとえボロボロでも、くるしくても、バカみたいでも、一緒にいたいと思えるヒトと一緒にいることは、
ココロから好きだと想う人と一緒にいることは、
その人にとって非常に重要で、大切なことなんだと思う。
……だから。
彼らがこのままなんてダメだ。
ちゃんと幸せにならないとダメだよ。
あんな終わり方は嫌だよ……
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上巻の続き。
見事に騙されました。
そして、切ない・・・すれ違う二人がとっても切ないです。
読んでいて、浅葱と一緒に騙されてしまうので事実が分かったときにかなり浅葱に感情移入しちゃってました。
だから、浅葱と月子のすれ違う様子がすごく切なくて悲しかった。
ラストのあれはあれで浅葱と月子の二人を救済してると思うけど、二人にはもっと幸せになってほしかった・・・
ってことで、読了後少し引きずってしまいました(゚ーÅ)
・・・ちょっと感情移入しすぎちゃったかな(;^_^A
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すんごく切ない。
鬱になる。
でも最後にちょっとだけ救いがあったりなかったり・・・
いつものように胸を抉られる。