竜馬がゆく(二)
著者 司馬遼太郎 (著)
土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇蹟の生涯を、激動期に生きた多数の青春群像とともに壮大なスケールで描きあげる。総発行部数250...
竜馬がゆく(二)
商品説明
土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇蹟の生涯を、激動期に生きた多数の青春群像とともに壮大なスケールで描きあげる。総発行部数2500万部超! 司馬遼太郎の永遠のベストセラーが半世紀の時を経て、電子版で新たによみがえる!
第2巻/黒船の出現以来、猛然と湧き上がってきた勤王・攘夷の勢力と、巻き返しを図る幕府との抗争は次第に激化してきた。先進の薩摩、長州に遅れまいと、土佐藩でクーデターを起し、藩ぐるみ勤王化して天下へ押し出そうとする武市半平太のやり方に限界を感じた竜馬は、さらに大きな飛躍を求め、ついに脱藩を決意する!
著者紹介
司馬遼太郎 (著)
- 略歴
- 1923~96年。大阪生まれ。大阪外国語大学蒙古語科卒業。「梟の城」で直木賞、「殉死」で毎日芸術賞など受賞多数。91年文化功労者に顕彰され、93年文化勲章受章。
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ひと回り大きくなった竜馬が、目まぐるしく回転する舞台のなかでさらに大きく成長する
2020/09/06 15:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
剣道には今まで触れる機会もなかったが、今われわれ現代日本人が当たり前のように使っている日常語のなかに如何に剣道ないし剣術の用語が多いかにまず感心した。また免許皆伝を受ける竜馬の道場での戦いぶりを、それらの用語を駆使し、剣士の心の動きざまを描写して見事に描ききる司馬先生の筆の力に圧倒され続けながら読了した。司馬先生自身が道場の塾頭であったり、また辻斬りの悪党どもに真剣で取り囲まれたことがあるかの如くの展開だ。
第二巻では江戸での剣術修行を終え土佐に戻る道中から故郷の政治的風景、そして国のため自分のため、過去の呪縛から自らを解き放つために脱藩を決意する様子が息つく暇もなく展開していく。硬派なストーリーの合い間に、剣術道場主の令嬢、また土佐藩家老の令嬢からの甘酸っぱいアプローチが描かれていくのも面白く、読んでる方が真剣勝負以上にわくわくさせられた。読み応えのある巻だった。
青年期から国抜けへ
2002/02/05 10:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
剣術修行を終えて江戸から土佐へ戻っての話。土佐では攘夷熱がさめず、武市半平太を中心として土佐勤王党を結成。天皇を奉じて攘夷を実行するため、参政吉田東洋の暗殺を決行。
竜馬は土佐の閉鎖性、未開性に愛想をつかし、当時大罪であった脱藩を実行する。
龍馬脱藩
2021/08/01 22:48
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
安政の大獄の前後、龍馬が脱藩するまで。江戸を離れた龍馬は京都・大阪、帰郷後も松山・萩と随所を訪れ世情への見識を深め新しい時代への道筋を描く。桜田門外の変で既存秩序崩壊する中、至った結論は藩幕体制からの離脱。この重大な過程を著者はユーモラスに描いていく。やはりエポックは蘭学者の講義に触れ近代民主主義を知ったこと、周防沖での黒船との遭遇。これで龍馬の生き様が決定したといっても過言ではないだろう。彼が去った土佐藩では武市によるクーデター発生。時代は幕末に向けて大きく動き出す。
さすが司馬遼太郎
2017/12/14 13:15
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投稿者:本大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
司馬遼太郎は面白い。龍馬の名が知れ渡るきっかけにもなった1冊。
30代にして初めて読む竜馬がゆく
2012/08/05 16:03
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投稿者:sleeping lion - この投稿者のレビュー一覧を見る
二巻は龍馬が剣術の江戸修業から一度土佐に戻るところから始まる。
まだ武市半平太が存命の頃のエピソードである。
桜田門外の変が起き、土佐では吉田東洋の暗殺が成る。
そこまでが第二巻です。