読割 50
電子書籍
Fly me to the Moon
著者 雪代鞠絵 (著)
天涯孤独の少年・悠は、バイトの帰りに偶然知り合った弁護士・浅羽と、週に1回おいしいご飯を食べに行く不思議な関係になる。寂しさや辛いことさえも受け入れて、ひとり慎ましく暮ら...
Fly me to the Moon
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商品説明
天涯孤独の少年・悠は、バイトの帰りに偶然知り合った弁護士・浅羽と、週に1回おいしいご飯を食べに行く不思議な関係になる。寂しさや辛いことさえも受け入れて、ひとり慎ましく暮らしてきた悠は、浅羽の優しさに触れるうち、次第に彼を好きになってしまう。しかし、浅羽が悠に優しくするのには理由があって!?可愛く切ない歳の差ラブ。描き下ろし短編も収録!!
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紙の本
ただ、好きで好きで
2011/05/18 05:59
19人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:maruma - この投稿者のレビュー一覧を見る
本を読むこと、ごはんを食べること。
私の土台になっている、とても大切な時間。
両方ともひとりでも出来ること。
でも、本を読んだ後に感想を話し合ったり
ごはんを食べる時に心許せるひととあれこれ話しあったりできたら
楽しさはきっと何倍にもなる。
両親を事故で亡くした小川悠(はるか)は高校に進学せず
コンビニエンスストアでアルバイトをしながらひとりで暮らしている。
しんどい時、悲しいことがあった時
悠は甘いお菓子に手を伸ばす。
それはキャンディや一口サイズのチョコレート、クッキー。
そうやって気持ちを満たしてきた悠に変化が訪れる。
満月の夜、月に見惚れているうちに車道にはみ出して歩いてしまい
悠は車に轢かれそうになる。
その車を運転していたのは弁護士の浅羽涼生。
おわびに、と強引に車に乗せられ連れていかれたのはラーメン屋。
それ以来、二人は金曜日に待ち合わせて夕食を食べに行くようになる。
料亭でのおせち料理、焼肉、ふぐ、窯で焼くピザ。
緊張して殆ど口をきけなかった悠に浅羽は鷹揚で優しかった。
おいしいものを食べる時間を共にするうちに悠は心を開いていく。
小さなチョコレート。
鮭とおかかのおにぎり、チーズ風味のスナック菓子、
チョコクリームが挟まったパン、キャラメルと蜂蜜色のキャンディ。
いつも御馳走になりっぱなしの浅羽に悠がバイト代から選んだ好きなもの。
それはとてもささやかなものばかり。
でも、気持ちのいっぱい詰まった贈り物。
一人の時、二人の時。
食べる描写に気持ちがあふれている。
この二人は仕事も年齢も全然違うので、普段の生活も重ならない。
重ならないからこそ、二人だけで過ごす時間の描写が繰り返されていく。
余計なものが殆ど混ざらないお話。
だからこそ、本の世界に浸れるのかもしれない。
このお話を好き過ぎて、ちゃんと表現できたか少々不安だったりする。
だから、本を読んで二人に出会ってもらえたら・・・と切実に思うのだ。
電子書籍
甘いもの
2013/11/21 20:35
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
悲しく辛いときに甘い小さなお菓子を大事に食べる…ささやかすぎるけど彼には最高の慰め。小さな子供のようだけどなんだか分かる気がする。おかしの描写が綺麗でキラキラした文章に癒されました。これを読んで以来、わたしもポッケに飴玉を仕込むようになりました。
電子書籍
久々に涙しながら読んでしまった…
2023/05/21 01:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コリラックマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても綺麗で、でも切なくて、本気で涙しながら読みました。
悠は両親を亡くして天涯孤独の身の上。そんな悠と出逢った弁護士の浅羽。
2人が静かに愛を育んでいく中で因縁というか、昔浅羽がした事と悠が密かに繋がっていて、それが浅羽にブレーキをかけて、2人がすれ違っていくお話でした。
悠がとにかく純真で素直でいい子なので、読みながら「私は汚れてるわ…」と思い返したりしてしまうくらいなのですが、浅羽もそんな悠に骨抜きにされてます。幸せになってほしいと切に思うくらい綺麗な心。
悠の、寂しいと甘いものを食べる…という行動がとても切なくて、お話を通して「月」が要所要所で凛とした透明感を醸し出す素敵なお話でした。
「私を月に連れて行って」と「月」がキーワード。
キュンキュンしながら読むと、心が洗われると思います。
電子書籍
可愛いお話でした
2021/05/11 22:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:豆柴 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の遙はとても不憫なのですが、とにかくとても素直で可愛く本当にとても健気。遙を庇護する立場になる浅羽は完璧に見えて、実際は言葉足らずと言うか配慮に欠けるところもあり、其れが2人のすれ違いになります。浅羽の友人の吉住も色々引っ掻き回す要因になるので、私は少し苦手なキャラでしたが2人の関係や成長には必要な人。
弁護士という立場でまだ未成年(それも16歳…ただの犯罪ww)に手を出すとかあり?なんて事考えずに、ただただ2人の幸せを願って読んで貰えたらなと思います。
とても可愛く、かなり好みのお話でした。
電子書籍
タイトル好き。
2016/08/27 18:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nachi - この投稿者のレビュー一覧を見る
健気で可愛らしい少年を表現するのに、テクノさんはほんとピッタリですね。
悠が不憫すぎて、悲しかった。一生懸命生きてて、早く幸せになって沢山!ってほんと可哀想だった。
浅羽は、遊びつくして今があるんだろが、20代のようには感じないほど。
おかげでもう少し年の差があるように感じる。年の差好きです。
でも過去にいろいろしてた人がこうなるのかな?それほど悠が可愛いんだろうけど。
最後のほうとか、浅羽大人なら悠をこんな辛い思いにさせてんじゃねぇよ!と思ったほど、もどかしかった。恋ってしょうがないね。。
致すシーンはもうちょっととことん浅羽が悠に惚れてる感のある甘々なもののほうが良かったな。
とにかく、悠に同情してしまい、悠の味方ばかりしてしまう苦笑
電子書籍
月を食べたい
2021/05/24 10:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
遙が悲しいこと辛い時にポケットに入れた甘いものを口にしている思うと不憫でならなかった。
浅羽が遥のことを子どもだと言うのなら大人として不安にさせるな、まず初めから手を出すなよと思う。子どもだと知っていて手を出したからには、最後まで責任をもって言葉にして安心させてやるべきだった。
幼気な子どもだとばかり思っていた遥だが、辛い思いをいっぱいしてきただけあって人の心に寄り添える優しい子で将来が楽しみだ。
紙の本
身寄りの無い受けとハイスペックな大人の攻めによるショタコン話
2018/07/22 18:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
両親に先立たれ天涯孤独な16歳の少年と、29歳のイケメン弁護士のお話です。
身寄りの無い受けとハイスペックな大人の攻めによるショタコン話
前半は悠視点の表題作【Fly me to the moon】
受けの悠は両親に先立たれ、高校にも通えず
コンビニバイトで生計を立てている貧乏暮らし。
辛い境遇を甘いお菓子で紛らわしながら、どうにか日々を生きています。
悠は偶然知り合った弁護士の浅羽と
毎週金曜の夜にご飯を食べるようになり
だんだん浅羽に惹かれて行きます。
…で、少々の紆余曲折があって、二人は結ばれますが
浅羽はたぶんノンケです。
この後に出て来るエピで披露される過去の武勇伝が全て女性相手ですから
悠も初恋なので、ゲイじゃないです。
なのに、どうしてくっついちゃうかなー
弁護士という職業柄、普通の大人以上に良識が求められるはずなのに
華奢でいたいけな16歳とセックスって、凄く気になるんですけど…。
紙の本
ピュアすぎる受
2017/07/31 12:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
受の浮世離れしたピュア描写とこれでもかという可哀相描写があります。
逆に白けてしまい、全く物語に入り込めず残念。
攻も肝心な時にヘタレなのが微妙でした。