- 販売開始日: 2013/10/16
- 出版社: 新潮社
- ISBN:978-4-10-130707-7
優駿(下)
著者 宮本輝
母の肉は子の肉、子の骨は母の骨なり……。いのちの哀しさ尊さに突き当りながらも、虚無と喧噪のなかで人間の業(ごう)から逃(のが)れられない男たち、女たち。だが、そういう彼ら...
優駿(下)
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商品説明
母の肉は子の肉、子の骨は母の骨なり……。いのちの哀しさ尊さに突き当りながらも、虚無と喧噪のなかで人間の業(ごう)から逃(のが)れられない男たち、女たち。だが、そういう彼らも、いつしかオラシオンの美しさ危うさに魅せられて一体化し、自らの愛と祈り、ついには運命そのものを賭けていった。やがて迎えるダービー決戦――。圧倒的な感動を呼ぶサラブレッド・ロマン。吉川英治文学賞受賞。
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宮本輝の長編小説でどれがいいかと聞かれれば間違いなくこれを薦めるだろう
2016/12/30 00:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮本輝は、文体にくせがなく読みやすい。また、物語を構成する力も群を抜いて持っており、どの小説も一定のレベルにはあり、駄作が非常に少ない。その代りこれは傑作だというのも実はそんなに多くないと思える。でもこの「優駿」は、間違いなく傑作と呼べるものである。宮本輝の長編小説でどれがいいかと聞かれれば間違いなくこれを薦めるだろう。
祈りは届くか
2017/07/10 08:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
サラブレッドという美しい生き物、中でも競走馬たちを巡る傑作。乞い願う人間の希望がオラシオンに収斂していく様は見事でした。
その後
2001/10/31 13:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
オラシオンを巡って、馬主、生産者、調教師、騎手が対立する。特に騎手調教師の憎まれ役はなかなかのものである。ラストシーンのあと、どうなったのか気になってしまうが、ああいう終わり方をするのは宮本輝の終わり方の美学なのかなとも思う。