- 販売開始日: 2015/12/19
- 出版社: 新書館
- レーベル: 新書館ディアプラス文庫
- ISBN:978-4-403-52353-3
ワンダーリング
七つの年にラスベガスのカジノで拾われた芦原雪。自分を拾ったシンガポール華人の令輝から徹底的にルーレットを仕込まれ、雪は一流の腕を持つまでになる。厳しい育ての親とは対照的に...
ワンダーリング
商品説明
七つの年にラスベガスのカジノで拾われた芦原雪。自分を拾ったシンガポール華人の令輝から徹底的にルーレットを仕込まれ、雪は一流の腕を持つまでになる。厳しい育ての親とは対照的に、“雪”に名前をつけ、無条件に甘やかそうとするのが令輝の腹違いの弟、藤堂だった。雪にはそれが煩わしくて仕方ない。現在は藤堂が社長を務める東京の公営カジノで働く雪だが、どんなに素っ気なくしても藤堂の態度は変わらず…?
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ハイスペックへたれ攻万歳。
2015/10/24 15:35
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:海月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノーモアベットのスピンオフですが、こちらだけでも読めるようになっています。カジノオーナー 藤堂×カジノのディーラーで藤堂の兄に拾われて生きてきた雪。いいこをやめることが出来ない藤堂といいこをやめれないくせに中途半端にかまいやがってと思いながらもいいこをやめさせることなんかできない雪。切なくて可愛くて愛おしいお話でした。
表題作+後日談+あとがきSS。後日談も切なくて甘くてかわいいです。
ハイスペックへたれ攻とツンのままデレるクールビューティ受が好みど真ん中でした。
スピンオフらしいですが
2015/12/17 20:07
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
もともとの話をまだ読んでいません。だから、これだけでも読めると思います。雪の言葉とは裏腹な気持ちがたまに見えるシーンが切なかった。本心はどこにあるんだろうと最後まで読めずハラハラしました。
イチオシ
2018/09/17 00:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:蛍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一穂さんの作品では、これか、ナイトガーデンか、で迷うところ。
読後、個人の価値観、産まれ育ちについて考えました。
他レビューでもありましたが、前作で胡散臭かった藤堂さんが意外にまともで、掴み所のなかった感じが本作で妙に納得できました。実体が感じられた、というのでしょうか。
寒くて買い物にいけない雪に笑いました。
廻る輪
2023/01/05 05:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
「ノーモアベット」のスピンオフです。
オーナーの藤堂さんと
ディーラーの芦原雪の話。
一哉と逸がわりとがっつり出てくるので「ノーモアベッド」は
読んでおいて方が良いかなとは思います。
・・・が実は私「ノーモアベッド」が実は嗜好的にしっくりこなかったので
なかなか読もうって気になれなくかなり積ん読状態になってしまったのですが・・・
こちらの作品はしっくり読めました
藤堂(九耀)の出自もさることながら
(華人財閥の19番目の末っ子しかもみんな異母兄弟)
雪を拾ってきた藤堂の兄さんの令輝がエキセントリックでして。
雪もまた育ちから拾われ(選んだ)状況から
末っ子で愛されてまっすぐに育った藤堂には懐かない猫のよう。
でも藤堂はずっと雪をかまいたくて仕方ないのだ。
(名付けたのも自分だしね。
名前についても藤堂自身の名前と絡んでいて秀逸)
ルーレットで関係が変化していく様は読み応えあります。
ギャンブルの高揚感をそのままにぐっとくる。
1度目も2度目も二人の関係を回している感じですしね。
カジノの裏な感じも描かれていて物語に深みを増してました。
ジャムの件まできちんと始末がついているのが、やはり秀逸な作品でした。
SSのワンダーナイトの
「行っちゃえじゃなくて、どこにでも行ける」って藤堂の言葉がぐっときてしまいました。
九耀は一穂ワールドの住人なんですが…。
2022/12/02 01:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コリラックマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
九耀×雪のサイドカップル
一哉×逸の時に出てきた藤堂こと九耀。十九番目の子で、死んでしまった九番目の兄と同じ名前という設定でした。中国で九は縁起のいい数字、という所から兄の名前をそのままつけられた九耀。相変わらず仕事も出来てモテキャラなのに、雪とどうしてくっついたのかがよくわからない…。
兄である令輝と雪との関係は?とか、年に一回しか会っていなかったのにどこを好きになったの?とか、ツッコミどころが満載で。
九耀にはもっといい相手がいるのでは…と思いつつ最後まで読んでしまいましたが、一穂作品には珍しく読後のふんわり感がなかった。
途中まで頑張って読めば九耀のギャンブルシーンとか見どころは満載な感じもするのですが、読後に好き嫌いは分かれそうです。
九耀と雪のどちらに感情移入するのかで感想は違うかな?
スピンオフだそうです。
2017/03/18 20:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かすみ草 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始め、なかなか登場人物の区別がつかないなか、視点が変わるので、更に分かりにくかったです。
この作品では脇役ですが、いとこ同士の二人が好印象だったので、ノーモアベットを読むのが楽しみです。
散文のような小説
2023/01/20 19:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
7才まで親にネグレクトされてそだった雪は、感情を表に出せない、他人を信用しない子。
九耀は、一族からはみ出て一般的な社会で生きたいと望む。
そのため様々な差別や嫌がらせを受けて、社会を知る。
だから雪を見過ごせず、構ってしまう。
令輝は、賭けの結果を尊重する人。
雪は、不器用な方法で九耀を愛している。
やっと他人に懐いて甘えてきた捨て猫。
なんだか散文のような小説だった。
常識人な藤堂が良キャラ
2018/05/07 23:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
胡散臭くて食えない人だと思っていた藤堂が、かなり常識的な真摯な人だったということに少し驚いた。
でも前作で「自由」について羨ましがっていたのが印象的だったので、背景を知って納得しました。
ひねくれまくってねじれた感情表現ではあるけれど、お互いがお互いをずっと気にしていたという関係性がよかったです。