紙の本
呪いの本
2019/07/30 17:42
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
これぞザ・ホラー!『リング』が呪いのビデオなら、こちらは呪いの本。本を自分が開けると、文字化けした文字が送られてきて、それを読むと目的地に設定され、更にスマホの行き先ナビが起動。何者かが自分に向かって近づいてくるというもの。この近づいてくる感がコワイ。怖いけど先が気になり、一気に読了してしまいました。映像化で見てみたい作品です。
電子書籍
追うものから一転して追われる者へ
2019/05/19 10:21
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投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
地味ではあるが、丁寧に紡がれた地の文といい、多少粗さは目立つが謎を追う者が途端に追われる者に逆転する、この転換は秀逸。
事件の端緒は在京テレビ局で報道制作を請け負う零細プロダクション。
猟奇殺人としては珍しくない一件のはず。
だが、辣腕のプロデューサーは複数の事件から、残虐な遺体損壊の手口に共通項を見出し、奇しくもその仮説は的中してしまう。
そして、彼自身も部下を失い、事件の当事者として巻き込まれていく。
本体はコンビニでおなじみの廉価なガイド本の体裁をしている。
罠の様に口を開けて待ち構えている。
もしも歯牙にかすれば、謎を解く者も逃げる者も、あらゆる通信手段を駆使して追跡し、自らの贄にしてしまう。実にいやらしい。
ナビゲーションの目的地は自分、その対象・被対象の距離の縮まり方には気味の悪いリアリティがある。ただ地味である。
紙の本
どんぶりさん
2018/10/29 00:35
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投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
都市伝説にも実際ありそうな
とある村の習わしをテーマにしたホラー小説
L○NEをやってる人は
不気味な臨場感を味わえると思います。
私はピロン♪という着信音がイヤになり
読んでる間は着信音を変更しました。。
顔をえぐる、という表現は
ホラー小説につきものですが…
そこにご飯を入れて食べるのは
エグさが出て苦手でした(´・ω・`)
紙の本
リングの二番煎じ
2017/08/11 08:46
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
山奥の離村に伝わる奇怪な因習(もちろん架空)。そして村外の人間による因習の侵害の結果、封印が解かれ、惨劇の連鎖が発生。主人公たちの決死の激闘で収まったかに見えたが・・・。
伝承とスマホの組み合わせが斬新なホラーで、テンポも良く一気に読みました。ただ「リング」の二番煎じは否めず、期待外れでした。残念。
紙の本
どんぶりさん
2018/10/07 14:35
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投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでみましたが賞を受賞した作品だということで期待しすぎてしまったかもしれません。残酷な描写のみでの怖さ。
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初めましての作家さん。
最初の夜葬の説明がキモッ!
何で顔をくり貫く?何故そこに飯を盛る?
どんぶりさんだから?
しかもそれを親族で食べる?
食べるの?血の染み込んだ飯を?
リアルに想像しちゃったじゃないか! (´ж`;)ウッ・・・
電車の中で吐きそうでしたよ(;゚;艸;゚;)
っていうか、意味不明な解説が結構ある。
呪怨ですか?貞子ですか?着信アリですか?
これらは確かに怖かったけれど、本作は背景無さ過ぎ
っていうか背景にもなっていないのでは・・・
これは無いわぁ~気持ち悪かったぁ~
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廃村になった村で昔から行われていた民間信仰『夜葬』。
あらすじだけ読むと面白そうでかなり興味をそそられたのですが、正直かなりガッカリ。
ホラーと言うよりむしろギャグ。
残酷なだけで怖さは全く感じず。
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第二十三回日本ホラー大賞・読者賞受賞作.時々大賞が無かったりする敷居のわりと高い角川さんなので期待できるかな.
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鈍振村に伝わる「夜葬」。
どんぶりさん、イメージ湧かないけど、実際イラストでも想像するの嫌だ…。
三緒と袋田のバタバタでどうも内容がうまく入ってこなかったけど、恐怖感はすごく伝わったので、星3つかな。
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日本ホラー小説大賞読者賞受賞作。
いかにもな因縁めいた旧弊な村に伝わる儀式。都市伝説めいた伝播を経て起こる謎の事件。とまあなんともおどろおどろしく、おぞましい限りの「どんぶりさん」なのですが。
スマホのナビを使った接近といい、あの本といい。めちゃめちゃ現代的でチープ感が漂っています。どんぶりさん、最新機器使いこなすだなんて恐るべし(笑)。そして最重要手がかりがコンビニ本って……あまりに風情がなさ過ぎてなんかがっかり。
読み口も軽くて、だからテーマの割には案外と怖くありませんでした。……でも、伝播の過程がはっきり分からなかったり、ふと気づくとそこにある、というような身近さは、怖いというよりひたすら嫌かも。その点はチープさの勝利という気もします。だって「いかにも」な古書だったりしたら、絶対手を触れたりしないもの。
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前提として、スマホを持っていない方は怖さが半減する作品だと思います。私もスマホユーザーですがナビやLINEを使わないのであんまり怖くない所もありました。
民俗学と文明の利器ことスマホを組み合わせた新感覚のホラー小説ということで手に取ってみました。
想像しただけで精神的にくるようなタイプのホラー小説はあまり読まないので、顔面をくり抜いて炊き立てのお米を盛って食べるという生理的嫌悪感の絶頂な設定のセンスのよさには脱帽しました。是非、これからもこの路線を貫いて欲しいです。私はあまり読みたくないけれど!
ホラーとかオカルトが大好きでホラー小説もそこそこ読んでるし、某匿名掲示板の怖い話も一通り読んでいるんですが、この作品はそちらかというと後者のテイストが強いかなと思いました。ホラーは絶妙にリアリティを求められるジャンルなので、スマホなんて面倒なものは存在しなかった時代の話を書けばいいのに敢えてそこに挑戦したという意気込みは本当に凄いです。ただ期待していた民俗学的な要素はちょっと期待はずれかも…。ページ数が少ないので民俗学ホラーの重厚な世界観を期待する方が無茶なんですが、主人公が真相に辿りつく展開に説得力がなかった。火事場のバカ力、開き直りでパワーアップするというのは普通のホラーだと気にならないのに、民俗学要素があるホラーだと「もっとコツコツ真相にたどり着いてよ!」とか思っちゃうんですよね。その他にも微妙に説明不足だったり、急な場面転換で話の進む勢いについていけない所がありました。読者賞受賞作ということですが、大賞に選ばれなかった理由が素人目にもわかってしまう感じ。常識で考えるとデビュー作から玄人みたいな小説を書ける方がおかしいんですけどね(でも書いちゃう人が多いのは何故?)。
題材の選び方や設定の作り方は凄くセンスがあると思うんですが、小説を書くセンスは原石レベル。地の文がナレーションみたいだったり、情景描写や登場人物の喋りかたなどは正直言えばセンスがないと思ってしまいました。キャラ立ちに関しては敢えてこういう路線を選んでいるというならば私には合わなかっただけなんですが、ラノベっぽい作品が多い角川ホラーの中でもちょっと際立つレベルの俗っぽさというか。しかし同じレーベルの作家でも初期のビミョーさからどんどん上手くなっていってヒット作を生み出す先生もいらっしゃるので、是非ともあらゆる方面でのセンスを磨いていって欲しい思います。
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村の因習を記した記事を読んだ者の顔をシャベルでくり抜きにやってくる『どんぶりさん』、「おかわりありますか」の決め台詞。インパクトがすごくて笑わせにきてるのかというくどい設定ですが白けることなくしっかり怖い。最初のページの「夜葬」の解説文からしてすでに、ああやばいなこれと感じさせる。
変死事故を追う記者や刑事らが、事件の影にある怪異や村の因習の謎に迫っていくのですが、じっくり謎解きというよりがつがつ怪異が迫ってくる系。直感と瞬発力勝負ですね。
スマホのメッセージや位置情報を使って怪異が迫ってくるのが面白くかなりの緊迫感がある。そして、スマホの持ち主側としてもスマホ情報によってある程度の対処ができることによってスリルが増していたと思う。もっとほかの対処の仕方がありそう。
怪異側の理屈などよくわからないところもありますが、とにかく緊迫感のある怖さで、どうなるのかワクワクする展開にいっき読みでした。村で何があったかは、もっと詳しく知りたい。
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テレビ番組制作会社に勤める朝倉三緒と坂口寛治がスマホの不気味なメッセージに振り回される話だが,何だか怖い.出てくる死体は顔を抉られており,”どんぷりさん”と称される.「最恐スポットナビ」という本が元凶か.スマホを持っていないのでその恐怖の具合は察知できないが,突然にメッセージが出ると怖いだろうと想像する.三緒が最終的に狂ったのも分かるような気かする.
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スマホのナビシステムを通じて襲われる恐怖。
古代の風習から生まれたモノが、現代の科学を使って襲ってくるのが、少しコミカルで面白い。
えぐった顔をどんぶりにして飯を食うとか、ゾクッとくるけど、少し面白い。
ドキドキヒヤッの中に、プッてなる。
最後まで面白い。
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んー、、、
いまいち世界に入り込めなかったなぁ。
なんか、ぶっ飛びすぎてて怖いと言うより
面白い感じ?
どんぶりさん