東京ゲスト・ハウス
著者 角田光代
アジア放浪から半年ぶりに帰ってみると、変わらないはずの恋人は、別の男と暮らしていた…。なんとか僕は、旅先で知り合った女性の一軒家に転がり込む。だがそこは、行くあてのない人...
東京ゲスト・ハウス
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商品説明
アジア放浪から半年ぶりに帰ってみると、変わらないはずの恋人は、別の男と暮らしていた…。なんとか僕は、旅先で知り合った女性の一軒家に転がり込む。だがそこは、行くあてのない人が一時的な共同生活をおくる、旅の途中のゲスト・ハウスのような場所だった。旅の終わりを探す、直木賞作家の青春小説。
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直木賞作家、角田光代氏による旅の終わりを必死で探し続ける「僕」を描いた青春小説です!
2020/07/05 09:48
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『幸福な遊戯』、『まどろむ夜のUFO』、『ぼくはきみのおにいさん』、『キッドナップ・ツアー』、『空間庭園』、『対岸の彼女』、『ロック母』、『八日目の蝉』などの傑作を次々に発表しておられる作家、角田光代氏の作品です。同書の内容は、アジア放浪から半年ぶりに帰った「僕」が、変わらないと思っていた恋人のもとへ戻ってみると、別の男と暮らしていることに気付きました。そこで、「僕」は旅先で知り合った女性の一軒家に転がり込んだのですが、そこは、行くあてのない人たちが一時的な共同生活をおくるという旅の途中のゲスト・ハウスのような場所だったのです。同書は、旅の終わりを必死で探す「僕」を描いた青春小説です。
無理でした
2016/07/31 02:02
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
当たりはずれで言ったら「はずれ」になっちゃうかな。そもそもわたしはアジア放浪の旅や雑多なゲストハウスには不向きな性格なのだ。無理。潔癖性ということもあり、アジアから空港へ到着し、「地下鉄の臭い」を纏ったまま暮林さんちに転がり込み、睡魔に襲われてそのまま寝てしまう。暮林さんがやさしく毛布をかけてくれる。とか。無理なんです。えーお風呂はいらないのー。ってなってしまう。こういう雑然とした性格や環境に憧れはあるけれど、でも無理なんだからしょうがない。そんな細かいとこばかり気になって本質掴めないままの読了でした。泣
旅の終わりを探す、、、、<東京ゲスト・ハウス角田光代著
2007/04/21 16:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴぃたぁ・パンダ - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容(「BOOK」データベースより)
アジア放浪から半年ぶりに帰ってみると、変わらないはずの恋人は、別の男と暮らしていた…。なんとか僕は、旅先で知り合った女性の一軒家に転がり込む。だがそこは、行くあてのない人が一時的な共同生活をおくる、旅の途中のゲスト・ハウスのような場所だった。旅の終わりを探す、直木賞作家の青春小説。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
角田 光代
1967年、神奈川県生まれ。90年『幸福な遊戯』で第9回海燕新人文学賞を受賞。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞を受賞他、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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旅の終わり、と言うのはなかなか難しい。
物理的な「旅」の場合は、体が自宅に到着していても、心が帰ってきてない場合も多いのではないだろうか?
精神的な「旅」は、生活の基盤と定めた居場所で、生活しながらも、心が不安定(精神的な病と言うわけでなく)というか、精神的放浪状態に有る場合もあるだろう。
それを、人は、逃避と言うかもしれない。
「アジアへの旅」は、魅力的である。それぞれに、魅力を感じるところは、人それぞれと思うが。
その魅力を知っているだけに、ある程度は、主人公や、ゲストハウスのオーナーである女性にも、共感できる部分も多い。
そして、登場人物たちは、それぞれ、何かしらから、逃避しているとも言える。
その逃避している対象に立ち向かう心の準備が出来た時に、「旅」が終わるのかもしれないし、また、新たな「旅」の始まりかもしれない。
http://ameblo.jp/ye0329/entry-10014813799.html
この旅はどうなるのか
2023/10/10 21:35
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
半年間アジアを旅し、帰ってきたが恋人に捨てられた。さて、どうするか。旅先で出会った女性の家に住むことになり、そこへ、その女性が旅先で出会った様々な人たちも転がり込んでくる。まさに「東京ゲストハウス」である。集まってくるのはとても個性的な人たちだ。そして生活感がまるで無く、まるで旅の続きのようだ。この旅はどうなるのか。読んでのお楽しみ。
逃げていいことといけないこと
2020/04/05 07:19
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投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今日お昼頃に起きて、ここ3日間サボっていた家のことを片付けてバルコニーでご飯食べてから読み始めたこの本は、なんだか時間が過ぎるみたいにさっき読み終えてしまった。バルコニーにいたら、ヘッドフォンをつけた私の耳にまでお隣さんカップルの喧嘩する声と激しい物音が聞こえたので、む?と思ってヘッドフォンを外すと「限界なの!」と女の人の声がちょうど聞こえてしまって、その時私が読んでいたのはまだ序盤だったのだけれど、一旦お風呂に入ってのんびりしてから読書を再開した。私は最近激しい喧嘩を異性としていない。でも生きている。