プリニウス 7巻
突如巻き起こった業火に包まれたローマ。それは帝都の守護神・ユピテルの怒りか、それとも反皇帝陣営の陰謀か、異教徒の仕業か。大半が焼け跡と化した市街をよそに、新たな豪華宮殿の...
プリニウス 7巻
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商品説明
突如巻き起こった業火に包まれたローマ。それは帝都の守護神・ユピテルの怒りか、それとも反皇帝陣営の陰謀か、異教徒の仕業か。大半が焼け跡と化した市街をよそに、新たな豪華宮殿の建設を目論むネロ。側近や民衆の心は急速に離れていく。一方、アフリカの砂漠を旅するプリニウス一行は、ピラミッドに到着。迷路やミイラ、ワニに翻弄されながらも窮地を脱する。ネロ暗殺計画も勃発し、風雲急を告げる帝都と皇帝の明日はどっちだ!?
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ネロもプリニウスも他の人々も目が離せないほど面白い
2021/08/04 19:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
プリニウスを主人公のはずだが、巻を追うごとにネロの存在感が強くなっているこのマンガ。
ついにローマの大火とその後の混乱やローマの再建計画の背後で蠢くネロの暗殺計画と、読み応えのあるエピソードが続きついつい読んでしまう。ローマの歴史に詳しいわけではないので、ネロと言えば暴君とくらいにしか思っていなかったけれど、このマンガを読めば読むほど興味深い人物になってくる。そしてそれはネロだけでなく、他のローマの人々が誰もが一癖も二癖もある人たちで見逃すことがでない。
いっそのことネロを中心とした話にしてくれても良いのにと思っていると、プリニウス御一行がピラミッドに入っていくなんて話を登場させてくれて、こちらもなんだかワクワクさせてくれるものがある。
こうして、この『プリニウス』をまた読み続けてしまうことになるにだろう。
ローマの火災
2021/06/17 00:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
ローマとネロの話は、大昔に『クオ・ヴァディス』で読んだローマが、かすかに記憶に残っていますが、それっきり。大都市の不穏さが漫画だとより際立ちます。
ローマの大火
2020/04/29 22:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
何といっても冒頭からローマの大火のシーンがカラー含め描かれ、その迫力もさることながら、逃げ惑う人々を尻目にローマ再生を叫ぶネロ、怪しく蠢くティゲリヌスの姿が対照的だ。
アフリカを旅するプリニウス一行は、毎度のことながらフェリクスが色々な目に遭う。今回はプリニウスも安穏とはしていられない状況のハズだか、泰然とした姿勢を崩さないところがプリニウスらしさだろう。
すべてが不穏
2018/11/04 17:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はプリニウス一行の物騒な冒険と擦り切れたようなセネカの表情が印象的だった。
大火災で荒れたローマ、陰謀、不安定な皇帝夫妻などすべてが危うい。
そして差別騒動で掲載誌が休刊してしまった本作。これだけのスケールを持った物語が偏狭なヘイト行為で発表場所を失うとはなんとも虚しい。