- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2018/11/01
- 出版社: CannaComics
- レーベル: Canna Comics(カンナコミックス)
- ISBN:978-4-8296-8594-5
読割 50
電子書籍
錆のゆめ 下
著者 久間よよよ
【BLアワード2017 ディープ部門2位】大注目新人による話題作の下巻がいよいよ発売!!人間×サイボーグBL進藤が勤める会社では、とあるモノが造られている。それは、少年の...
錆のゆめ 下
05/16まで通常759円
税込 455 円 4pt錆のゆめ 下 (Canna Comics)
商品説明
【BLアワード2017 ディープ部門2位】大注目新人による話題作の下巻がいよいよ発売!!人間×サイボーグBL進藤が勤める会社では、とあるモノが造られている。それは、少年の身体を改造したセックスの為のサイボーグ。名前は聡夫。試作品である聡夫の世話を任された進藤は、最初は嫌がるものの世話をしていくうちにサイボーグではなく一人の人間として可愛がるように。そして、彼を救いたいと思った進藤はある決意をする――。
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紙の本
幸せがこわい
2021/02/17 17:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kaya - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻からー
どうか聡夫が救われて欲しいと願いつつ、
救われる道なんてあるのかと怖れながら読んでいたので
この下巻で迎えた結末が嬉しくて仕方なかったです。
進藤との出会いを経て、少しずつ“心”を取り戻してゆくサイボーグの聡夫。
たどたどしくも言葉や表情も豊かになり、名前を呼ばれて照れたり、
恥じらいながら「いっしょにいたい」と告げる姿は恋する少年そのもの。
人の体をもちながら人の心を持たない残酷な人々と
身体は人でなくても、その中にある心は人と変わらない聡夫。
人と物を分かつものは何なのだろうと考えてしまいました。
だって、聡夫はこんなにも人間なのに…
そして、聡夫と同じ時を過ごし、その成長を見守っていた進藤も
絆されることで変わり始め、自然な笑顔や聡夫に触れる手、
どこか無機質だった男に体温が宿ってゆきます。
そんな進藤の中に聡夫への“独占欲“を見た同僚は
進藤のことを「気持ち悪い」と切り捨てます。
確かに聡夫を人ではなく“物”として認識する彼らからすればそうなのかも。
聡夫の中に残る人の心を見つけ、彼を救いたいと願う進藤とは
互いにわかりあえる筈がありません。
少なくとも聡夫はそんな進藤によって救われていたのです。
今後の話が出たときにも進藤は聡夫の意思を尊重しようとします。
けれど、「どうしたい?」と問われても、聡夫には決めることができません。
ただ、進藤と「ずっといっしょにいたい」という願望だけは明確で、
それだけは最初からずっと聡夫の中でも揺らぐことのない願いなのでした。
そして、研究所の中では聡夫の未来はないと知った進藤は
葛藤の末に自分が聡夫を引き取ることを決意します。
誰が何を言おうと、聡夫と生きていくことを決めた進藤が男前でした。
進藤に連れ出された初めての外の世界は見るもの、触れるもの
全てが珍しく、目を爛々と輝かせた聡夫がただただ嬉しそうで、
良かったねという思いでいっぱいでした。
そこからの進藤と聡夫、二人だけの生活は幸せの極致でした。
まだまだ外の世界に不慣れながらも、進藤に一生懸命尽くす聡夫の新妻感!
お見送りから、お料理にお風呂の準備、就寝前のイチャイチャタイムに
休みの日にはデート…その新婚さんっぷりに以前聡夫が見た夢の世界を
思い出してしまいました。
ただ、体を寄せ合って、手を繋ぎ、キスをするようになった二人は
恋人同士のようでありながら、どこかぎこちなさを残していました。
それ以上を受け容れられない進藤と、それ以上も求めたい聡夫。
人間らしさが育っても尚、セクサロイドとして植え付けられた
性欲が消えることのない聡夫に複雑な思いに駆られました。
進藤も研究所での記憶がまだ鮮明なだけに心の整理がつかないのだろうな…
でも、その分、進藤が言葉できちんと伝えてくれるところが良かったです。
相変わらず言葉少なで愛想の欠片もないけれど、
聡夫への想いだけはいつでもまっすぐ口にしてくれる進藤。
そんな進藤の言葉に触れる度、びっくりしながら、
とろけるくらい嬉しそうに、はにかむ聡夫が可愛らしかったです。
最後は進藤に寄り添う聡夫の口から出た「しあわせ」に涙ぐんでしまいました。
読みながら常に感じていたのは幸せで嬉しいのに、
それがこわくもあるという矛盾する感覚でした。
聡夫を愛したことで失われた進藤の未来、二人の生きる時間の長さの違いなど、
人間とサイボーグという恋には儚げな感情が付き纏います。
でも、それでも、二人がこの先も共に生きていけますように、と
祈るような思いで読み終えました。
電子書籍
続編の右左を読んでからのレビューになります
2021/02/06 22:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さくらだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
こちらは「錆のゆめ右・左」を読んでからのレビューになります。
聡夫の可愛らしさと進藤の献身さ、プラトニックな関係性が絵本の世界のようなメルヘンさでやっぱりいいなあと思います。
消費されてしまった本来の「聡夫」のことを考えると切ないです。
この時点では進藤からの感情は愛なのかなあ、それとも同情だとか憐憫なのかなあ、とか色んなことを考えさせられる……。
人間を一人消費して作ったセクサロイド、かなり科学の進んだ現代ではないどこかで行われるえげつない行為の中にも救いがある、どういう童話のような物語が好きです。
上巻を読んだ段階で聡夫には幸せな生活を送って欲しいと願ってしまうのに対し、下巻できちんとそこが叶えられていてスッキリ。
聡夫が進藤の手によって義手や拘束具のようなもの、胸の金属、痛々しかったセクサロイドの姿からきちんとした人間らしい姿になって楽しそうにしている姿にほっこりします。
ここからさらに続編に続くかと思うとにんまり。
設定はエグいのに二人を結んでいる関係性は優しくて柔らかくて、癒されます。
切ないけど、愛おしい。
また、右左を読みたくなります。
紙の本
残酷童話のような
2018/08/06 22:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:冬みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
受けの子の境遇を思うととてもほのぼのとは言えませんが、作品の雰囲気はほっこりしてました。最後ツンのしんどお(攻め)がよかったな。
電子書籍
表紙からは想像だにしない純愛漫画
2017/10/30 23:01
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aki - この投稿者のレビュー一覧を見る
あらすじにセクサロイドと書いてあったのもあり、一巻冒頭でエロ描写が始まった時はあーやはりこんなもんか…エロいだけねと思ってしまいましたが、一巻最後にはその気持ちが覆されました。こんなもんかと思ってご免なさい、早く二巻を読ませてくださいという気持ちになります。とてつもなく、としおさん(表紙の子)が可愛くていとおしく感じます。進藤(攻め?)ととしおさんの気持ちが近づいていく様子がしっかり描かれています。ストーリー重視の方にお勧めです。読むべきBLです。
紙の本
愛おし過ぎる
2017/08/09 16:02
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はいね - この投稿者のレビュー一覧を見る
1巻で進藤のソレはLなのか?と思っていたけど
2人のほのぼのとしたやり取りと、としおさんの愛おしいほどの可愛らしさにまた涙が滲みました。
進藤の生い立ちってか会社の立場とか妹の事も気になるけど、なんにせよ2人の日常の幸せが続く事を願います。
紙の本
設定はエグいけど可愛い
2017/09/04 00:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
※若干ネタバレしてます。
可愛い絵柄に反して設定はかなりブラックなとこが面白かったです。としおさんが可愛すぎてキュンキュンします。人間の少年がサイボーグに改造されて性的に弄ばれるという、救いのない残酷な設定ですが、メルヘンチックな世界観でとても可愛いです。
欲を言えばもう少しエロが欲しかったです。
紙の本
進藤さんと聡夫さん
2017/08/07 20:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛玩用サイボーグとサイボーグの世話係。
いやいやだった仕事だったけど徐々に情が湧き、進藤さんはある決断をします。
全体的にゆるゆるした展開で、そのままフェードアウトしました。
「としおさん」がだんだん可愛くなるし、何となく二人共幸せそうなので「まいいか」って感じです。
エロほぼなしです。でも幸せそうです