高校事変 IV
著者 著者:松岡 圭祐
スキー場に向かう中学生たちを乗せたバスが新潟県の山中で転落事故を起こした。現場近くに不可解な痕跡が残されていたことから、警視庁公安部は半グレ連合の元リーダーを父に持つ優莉...
高校事変 IV
商品説明
スキー場に向かう中学生たちを乗せたバスが新潟県の山中で転落事故を起こした。
現場近くに不可解な痕跡が残されていたことから、警視庁公安部は半グレ連合の元リーダーを父に持つ優莉結衣への監視をいっそう強める。
結衣は過酷な幼少期をともに生き抜いた弟の汚名をそそぐため、かつて父の組織と敵対していた半グレ集団「パグェ」のアジトに乗り込む。
恐怖と暴力が支配する夜の校舎で、強大な敵との命をかけた戦いが始まる。
【コミック化決定!】
「ヤングエース」2月号(2020年1月4日発売)よりコミック版連載開始
(漫画:オオイシヒロト)
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『高校事変IV』
2019/11/30 23:14
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校2年生の優莉結衣は、かつて平成最大のテロ事件を起こし死刑になった半グレ集団のリーダー優莉匡太の次女
身につけた驚異的な能力で武藏小杉高校事変、牛頭組事件、辻舘事件、チュオニアン事件を生き延び、いまは芳窪高校に通学している
そんな結衣のもとに、腹違いの弟である優莉健斗がスキーバスの運転手を射殺し、直後に自殺したとの知らせが届く
所轄署で手がかりを得た結衣が事件の謎をたどっていくと、浮かび上がってきたのはかつて父の組織と対立していた半グレ集団だった
結衣が乗り込んだアジトは出入り口や窓が完全にふさがれた五階建ての校舎
「生きて帰れてからのことなんて、考えないほうがいい。脳の一部をそこにとられる。特に希望を感じたときがやばい」
殺るか殺られるか
戦場と化した閉鎖空間でサバイバルゲームが始まる
《日本の「闇」を暴くバイオレンス文学シリーズ》──帯のコピー
華奢な身体つきで長い黒髪に縁どられた小顔の美少女結衣=“戦うヒロイン”を主人公に2019年5月にスタートした松岡圭祐の新シリーズ、2019年11月刊の第4巻は「シリーズ最大の転回点」(解説)となる一冊
高校事変4
2023/12/10 12:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うーよー - この投稿者のレビュー一覧を見る
作品世界が広がりを見せたり(2人目の肉親弟健斗の登場)、細部を描くように既出の人物が真の姿を見せたり(田代勇次)、作品の絵図が徐々に判然としてきた。また今巻には武術の猛者共との対決が繰り返されるという特色もあった。テッキョン使いに結衣は太ももが腫れあがる負傷を負う。直後は立つにも激痛があると描写されたので、以降の戦闘に支障が出るかと思ったがさにあらず、また梅田、綾野の公安コンビもモーニングスターなる棘あり鉄球に肉を割かれた筈なのに、その後も戦闘力が落ちない。まるで不死身、なんだかジョジョを想起させられた。
マンネリ感を打破した展開
2021/09/25 03:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
会社の人から借りたシリーズ第4作。出だしからちょっといつもと違う感じで、交通事故と吹雪の中の脱出行と大変な状況から始まり、そして結衣の弟が登場。でもその後はいつものスタイルに戻った感じで、シリーズ4作目ともなれば、さすがにちょっとマンネリ感が出るのはやむなしでしょう、と思っていたら、油断していました。途中から一気にヒートアップ!戦いの戦場へ。中盤以降は、公安の刑事との関係を含め、どうなるかが気になり一気読み!次巻以降もますます楽しみです。
触らぬ神に祟りなし
2021/01/05 14:54
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投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る
半グレ集団「パグエ」のアジトに乗り込む。恐怖と暴力が支配する夜の校舎で、強大な敵との命をかけた戦いが始まる。
この作品では、日韓関係の悪化でさらに韓国人コミュニティへの放任主義に拍車がかかっている、という設定で物語が進んでいく。
あくまでもフィクション。であるけれども、現実世界でも、作中と同じようなことが起こってはいないか。日韓関係のみならず、日中関係でも同じ。沖縄も同じ。同和やアイヌ民族、黒人など、日本国にあるのかないのかわからない差別問題も同じ。触らぬ神に祟りなし、ということだ。嵐が過ぎるのを待つ。でも、相手が間違っているのであれば、指摘し、正さなければならない。穏便に過ごそうとするから、相手から舐められるのだ。遅くはない。戦わなければならない。作中でヒロインが戦っているように。しかし、作中のように暴力ではなく。
4巻
2020/06/18 13:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎度ながら面白かったです。
最初梅田に関してはそこまで疑ってかからなくてもとモヤモヤしてましたが、最後結衣と話していないこととしたとか、結衣の色々な部分を見て犯罪者の娘ってだけの先入観だけでない所が見れたからですかね。
火炎瓶を投げられた後に対処して腹ばいになって広がるのをおさえた部分や、梅田を助けたのも彼の気持ちを変える結衣の行動となったんですかね・・・。
綾瀬に関しては最初から、結衣に対してそこまでの嫌悪は無かったようですし。
にしても田代一家が黒幕とは知らず本当にびっくりしました。
でも前作で学園の兵隊の写真にそっくりの顔を見たときにあれれ?とはなりましたが・・・