ちょっとずつ前進
2020/07/20 23:46
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投稿者:kurage - この投稿者のレビュー一覧を見る
海里も夏神もちょっとずつ前進…って感じの13巻目でした。
なかなか幽霊が出てこないので、あれ?今回幽霊出てこない話?と思ったら、最後の方になって登場…ごはんじゃないんですね!とここでサブタイトル確認しました。
最近すっかりばんめしや以外でも幽霊見える霊感青年になりつつありますね、海里。
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
シリーズ13
海里も夏神さんも少し前進みたいな巻
クリームソーダはいつどうやって出てくるのだろう・・・
って感じだったのですが、
そうかーみたいな感じになりました。
もちろん幽霊もそうくるかーでなるほどな感じ。
そして、瞳さんが言った「優しい差別」っていう言葉は重い
ちょっと足がすくむような感じ。
倉持さんの「自立することは大切だけど、それが孤立とイコールになってはいけないのよ」
という言葉とともに重く心にのしかかる
作品とは別に自分の中に考えさせられる種を残していった感じです。
そして、単なるぎやかしだと思っていた坂口くんが・・・
にぎやかしいだけでないものも抱えていて
だからこそ・・・って感じになっていたのが不思議にしっくりきました。
海里も夏神さんがそれぞれの道を一歩前に踏み出した巻でした
☆3.5評価の4です。
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
クリームソーダの描写にそーだよなあ、シャリシャリしてたよ、アイス、などと思い出してしまった。
メインの海里と夏神がゆっくりじわじわなので、とんだところでできたカップルにほんわか。
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投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
なかなかな一冊
もう少しいつもの登場人物に会いたいな。
イガはこのあとどうなる?
夏神さんは未来が開ける感じかな?
吹っ切れたところかな?
美味しそうな料理が今回はメインじゃないのが淋しい。
次作のリベンジを期待。
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留二と海里とロイド。ばんめし屋のわけあり店長とわけあり店員と付喪神、何という取り合わせの3人いやふたりと1神?か。お店のお客をはじめ周りを飾る方々の素晴らしいこと。出てくるお料理も美味しそう。1巻について戻るか、先に行くかちょっと迷っている。ツルツルと読めそうだけど、どうしようかな
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表紙見てあれ?
と、
思いませんでしたか?
ばんめしやじゃない!
そう、
五十嵐海里はばんめしやを卒業して「シェ・ストラトス」なるバーで働き始めたの!
嘘か本当かは読めばわかる!
バーのオーナー砂山悟さん。。。
ちょっと、
変わり者で好きなキャラかも?!
プロローグを読む?
あれ?
全巻読んでなかったりした?
あれれ?
いつの間に五十嵐海里は芸能界に復帰した!?
と、
思っていたら、
新キャラ倉持悠子さんが女優さんで朗読を教わってるだとう?
やっぱり、
芸能界復帰を目指してるのかと思えばそうでもない?
煮えきらんやつやなぁ。。。
夏神留二は昭和のメニューですか?
昔のレシピを起こして復活させてるメニューをばんめしやでやってる?
で、
そんなおもしろメニューを美味しいと評価してくれて、
新聞社が取材にやってきた!
つか、
夏神留二はちょっと病的に神経質というか自意識過剰じゃない?
目の前にいたらキモいわ!
と、
全力で嫌悪しながら突っ込んでる!
次ぎあたりは夏神回かな?
と、
思ってるで。
きっと、
墓参り成功なる!
と、
思ってる。
新キャラのバンドマンと、
盲目の元学芸員さんが最後はくっついたか!
かぐりん的には、
五十嵐海里と盲目学芸員がくっつけばいいと思ってたのにな。
だんだんだんだんメインになる料理が手抜き感が否めなくないか?
クリームソーダだぞ。
夏神が取材で紹介した高野豆腐のらふ焼きとかの方がメインになろうよ。
なんで、
クリームソーダなん?
と、
五十嵐海里の霊感がレベルアップしてってるのがちょっと羨ましい!
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話の流れから、海里くんの朗読の仕事が進展するかと思いきや、夏神さんも・・しかし、今回の主人公はまた別人でした。
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夕方から明け方まで営業する、メニューは定食ひとつだけ、時々幽霊のお客さんもおみえになります。
…の「ばんめしや」のシリーズももう13弾目。
店主・夏神留二と元イケメン俳優・五十嵐海里が、時々現れる幽霊のお客さんの心残りを料理で癒していくシリーズとして始まったが、今は、過去に傷を持つ二人の成長物語としても、大いに読み応えのあるところ。
しばらくは、海里の演じることへの情熱と、それを見守りながら、自分は何がしたいのかと自問する夏神が描かれていたが、今回は夏神にスポットが当たる。
夏神の料理の師匠の形見とも言える古い料理本は前作に初出だが、引き続き「昭和のメニューを現代に」と研究していた夏神の努力が認められる形である。
作品名物の幽霊さんも、そう来るか、という形で登場。
今回もいろいろ考えさせられる言葉があった。
事故で目が不自由になった女性が口にした、“優しい差別”という抗議もその一つ。
障害のある人にどう接するのがいいのか、この歳になっても自信が無いというのが正直なところ。
なるべく特別扱いはせずに、困った時には「手を貸してほしい」と気兼ねなく言ってもらえる信頼関係と雰囲気を作るのが大切なのではないか、と頭では考えるのだけれど。
夏神の前進に、ちょっと焦る海里。
焦らずに、良い意味で競争してほしい。
調整役は、いい味出してる眼鏡、ロイドさんにお任せします。
『豚肉と野菜の胡麻酢和へ』のレシピを巻末に載せてほしかったなあ~
プロローグ
一章 つつがなき日々
二章 上手くいかない日々
三章 そっともたれかかること
四章 思いがけない人物
五章 それぞれの荷物
エピローグ
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最後の晩ごはん、13巻。
コンスタントに半年に1冊のペースで新刊が出てるんですね。
今回登場した幽霊は目の見えない孫娘を見守るおじいちゃん。シンプルながら泣かせる展開でした。坂口君やるやん!!
1巻ごとに夏神さんも海里も少しずつ成長しているのが見られて嬉しい。そしてそれを優しく見守る眼鏡…普段は天然だけど、年長者として締めるところは締めるロイドが大好きです。
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芦屋の小さな定食屋で働く、元イケメン俳優の
海里。店長の夏神に、昭和のレシピ再現メニューに
ついて取材依頼が。しかしかつてのトラウマから
消極的な夏神を、海里は残念に思い…。
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夜だけ営業の定食屋<ばんめし屋>を舞台にした、ちょっと不思議でほっこりした物語のシリーズも第13作。思っていたより長いシリーズとなった。
思いがけないトラブルに巻き込まれて芸能界を追われ、今は<ばんめし屋>で働く海里と、やはり過去の登山事故をきっかけに世間から離れてひっそりと<ばんめし屋>を営んでいた夏神という、それぞれ過去を背負っている二人が少しずつ前向きになってきた前作。
海里は朗読劇を毎週行っている女優・倉持悠子のとの出会いで芝居への情熱を取り戻し、夏神は戦前の料理本をヒントに、古いレシピを現代風にアレンジして客に提供するという新たなメニューに取り組んでいる。
今作はいよいよそれぞれがリスタートへ向けて本格始動するのかと思いきや、主役は事故で目が見えなくなった女性・中山瞳。
倉持悠子の朗読劇を聴きに来たという彼女は、最初こそ海里に友好的だったのだが、ある一言をきっかけに頑なになってしまう。
色々と考えさせられる言葉が今回も出てくる。
瞳のような身体的ハンディを負った方だけでない、様々な辛い状況にある人にどんな視線や言葉や態度を向けるのが正解なのか、難しい。その時々のシチュエーションや環境や心理状態によって、その人と自分との関係によって違うだろう。
それでも海里が言うように何もしない、何も返さないよりはずっと良いのではないかと思う。
また倉持悠子の『自立することは大切だけど、それが孤立とイコールになってはいけない』という言葉にもハッとさせられた。
『自立した一個の大人だと認められたい』というプライドがあまりにも先行しすぎて、本当に必要な大切な手まで自ら振り払っていないか。
このシリーズのもう一つの要素、幽霊話がなかなか出てこない、今回は無しなのかと思っていたら意外な形で登場してきた。
こういう幽霊ならありがたい。
そして瞳に一目惚れしている坂口も、少々騒々しいが正直で良い人だ。少々周囲のフォローは必要かも知れないが、懸命に前を向いている人は気持ちが良い。
肝心の夏神だが、過去の事件から世間に注目されることへの不安はまだまだあるが、それでも一歩踏み出したことは嬉しい。
次回は海里の話がメインになるのだろうか。そしてロイドは相変わらず英国紳士スタイルで二人を見守ってくれるのだろう。
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前回は海里くんの周辺で、少しずつ世界が回り始めたと思っていたけれど、今回は夏神さんの周辺で世界が動き始めていた。
なんとなく、夏神さんは「めちゃくちゃイケメンで有能なモブ」なのかと思っていたので(えっ?)この展開にはちょっとついていけてないところもあるんやけど(えっ?)変な話、彼こそ幸せになってほしいと思いつつ読んでいるかもしれん。笑
続編はまだ図書館の蔵書にないかな。ほんっとうに面白い。
このシリーズから著者に出会ったけれど、出会えてよかったなーとしみじみ思う作家さんのひとりやな。
ときに、著者のタイトルの付け方って最初からこんな感じやったっけ。
今回もすごく絶妙で、すごくよかった。
短いフレーズ(…どころか、タイトルやな)でもぐぐっと抉ってくるんやから、ほんまに、すごいと思う。
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最後の飲み物!クリームソーダはほんの一瞬しか出てこなかったけど幽霊の関わり方は王道で良かった。みんないい感じに前進していて好感を持てた。
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「つつがなき日々」
彼なりに気遣ったつもりが。
障害者という普通の人と違う環境を生きる彼女にとってどれだけ会話が弾もうと、他の人にはしない特別な言動をされるというのは差別と変わらない扱いに感じるだろうな。
どうしても相手に触れなければ行けない場合もあるだろうが、年が離れていようが異性というだけで彼にとっては気が引ける行動になるだろうな。
「上手くいかない日々」
間違いのない言葉であるが。
一般の人と違う境遇を持つ人に対して同情も無く接しろと言われたら難しいかもしれないが、その人なりに一歩ずつ進んでいるのだから横から口を出しすぎるのは微妙かもな。
相手に寄り添い行動したいと思うのであれば、自分の過去の体験を元に考えて言動する事は出来ないのかと思うが実際にするとなると難しいだろうな。
「そっともたれかかること」
閉じこもり過ぎ行く日々に。
障害者という無意識の差別をすること無く、自分の体験談から今に至るまでの感情を聞いたからこそ彼女は店にまで自ら足を運び彼に想いをしっかり告げる事が出来たのだろうな。
彼自身が逃げるのを辞め自分と向き合えた事もあるだろうが、誰しもが逃げる事を辞めた途端に前を向ける訳ではないと少しでも理解すべきでは。
「思いがけない人物」
彼にしか見えない人からの。
彼女の言葉を聞き自分の中で整理が出来たからこそ踏み出せた一歩であるだろうが、これから先の事を考えると不安が大きい中で助けてくれる人がいるのは心強いだろうな。
正体が分からないままではあるが、彼女の事を心配しているからこそ姿を現し身振り手振りで状況を伝えようとしたのは分かるが一体何者なのだろう。
「それぞれの荷物」
最期の力は願いと引き換え。
全てが突然の出来事で誰しもが困惑した状況下だったろうが、空気が読めないと言う彼が居たからこそ心配も消え自分の納得のいく光景を思い浮かべ逝く事が出来たのだろうな。
このシリーズで目にするとは思わなかった病名で少し驚いたが、彼の主治医であった人から頂いた言葉はとても素敵な言葉であり救いであっただろうな。
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目が見えない。目開けても真っ暗、またはほんのちょっとぼんやり何か見えるだけ。そんな世界になってしまったら、瞳さんのように立ち上がることは容易では決してなく、私だったら多分一生世を儚んで恨んで終わらせてしまうかも。そう考えると瞳さんをただただ尊敬します。
夏神さんもお店が認められてよかった。