3年目に入ったが...
2020/07/01 01:36
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投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
えみるちゃんも社会人3年目に突入。
役所も人事異動があり、去る人と来る人と。
主要メンバーは変わっていませんが、降格人事?で来た人はこの後、どう関わってくるのか?
そして、今回から貧困ビジネス編がスタート。
えみるが引き継ぐことになったアパート、オレンジパルムの住人たち。
五反田さんから引き継いだ住人たちはどこか不自然で。
他で関わった人たちも何故か、オレンジパルムに住むことになり、えみるの疑惑は強まる。 そんな矢先に...
同期の都ちゃんも色々と溜め込んでいる様子。 その内、何か起きるのか?
様子のおかしいオレンジパルムの新住人たちみ対し、えみるちゃんも頑張るが...
問題が見えそうで見えない。
次巻、その辺りが一気に?
後輩ちゃんの出番はなし。
栗ちゃんも少々出ただけで、基本出番なし。 今回はえみるちゃん中心にストーリー展開する。
3年目でも、壁は立ちはだかる。
彼女はそれをどう乗り越えるのか?
頑張るえみるちゃんは健気にも見える。
コロナの影響で、この様な事態も増えているのだろうか。
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投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
安定しています。
しっかりした取材にもとづいて書かれているので、
内容が、まさに今。
現状を暴いています。
義経さんも、成長しています。
つづきが気になりますね。
さて、では、第10巻も読みますね。
期待大。
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投稿者:ねこにゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
制度が悪用され、最低限度の生活を保障されるべきホームレス達が食い物にされる実情を描いています。えみるのように、ケースワーカーが気づかなければそのままにされてしまうことが恐ろしいです。
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
生活保護受ける人って結局判断力がないんだろうなぁ。
だからホームレス状態になってから来ちゃう。
最初は公的な施設で強制的に収容しないとダメだわ。
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約1年振りの単行出版。次の案件は、貧困ビジネス。まだ、本巻では、まだその実態が見え始めてきた段階。今後、主人公は、どのように対応していくのか。
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小説で生活保護問題を扱うと大抵は「貧困ビジネス」が出てくるから、生活保護費を不正に盗る貧困ビジネスはセットだと勘違いする読者を意識してか、9巻目にしてやっと出てきた。制度と貧困ビジネスは、決してセットではない。ということを前提にして読んで欲しい。どうも今回はその序章っぽい。
10年前、労働運動との関係で、ひとつの貧困ビジネスの現場を見た。目の前に、倉庫の2階を薄い板で仕分けしてひと部屋として住まわせていた鰻の寝床があった。
「すごい!こんな地方都市にもあるんだ」
と、思った。
いつもしっかり実地調査をして、生活保護制度の実態を描くこのシリーズは、そんなわかりやすい場面は、過去の一コマとしてでしか描かない。
ここに登場する角間さんは、埼玉の無料定額宿泊所から逃げてきた生保受給者だ。生保が切れていないので、埼玉に帰るように勧める主人公・義経えみるを、角間さんは無言で振り返る。無口な男ではあるが、このシリーズを読んできた読者には、いろんな反論、言い訳、訴えを語っている事を「想像」することができるだろう。結局彼は埼玉に帰らず、空腹で雨に濡れているところを、貧困ビジネスのブローカーらしき人物に拾われる。
角間さんが無言で思っていた事はいったい何なのか。おそらくこのマンガの中では全面的に明らかにならないと思う。生保受給者には、その受給者の数だけのいろんな人生があり、そのひとつひとつの事情は、育成環境だったり、色や欲からくる人生の間違いだったり、運の無さだったり、病気だったり、ホントに様々で、ケースワーカーの仕事は、それを解決することではないからだ。ただ「勘違い・思い違い」は正すことができる。それが、それだけでも、正しい知識や判断を知らされる事はもしかしたら男の人生にとってはとてつもない人生の岐路になるのかもしれない。というようなことを、貧困な私の経験から思ったりもする。このマンガは、その経験を少しだけ豊かにしてくれる。
だから、この作品は出版されると取り寄せて読むようにしている。毎度のことながら、巻末の「教えて半田さん 住まいの貧困編」は、肯(うなず)ける事ばかり書いていた。
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新年度。去る人がいて入る人がいて、いかにも「新章突入!」というムードの中、「貧困ビジネス」編スタート。生活しづらくて喘ぐ人々がいる一方で、必ず存在するそんな人に群がって利益を得ようとする人々。マフィア紛いの闇組織に、役所はどう対処していくのか…。相変わらず、キツイけど目を逸らせない作品。
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毎回息を詰めるようにして読んでしまう。今回は最近でもまだ話題に上ることもある、無料低額宿泊所周辺の話。無料なのか、低額なのかわからないが、とにかく人間の住める環境でないところも多いと聞く。最近ではこの問題が取り上げられるようになって、改善されてきているところもあるらしいが、まだ玉石混交だという。自分もいつ生活保護を受ける境遇になるかわからない。自分の身のこととして捉えながら、読んでいるつもり。ワーカーさんには感謝。
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貧困に関わっていると、貧困ビジネスに関わらざるを得ず、今回は貧困ビジネスと住まいの問題がテーマ。今後、どのような展開になるか目が離せないが、次に出るのが半年先なので、間が伸びそう。
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漫画喫茶にて読了。
「貧困ビジネス問題」に切り込む話。
生活保護の手続きに同行するNGOの存在(担当する公務員が制度の内容をきちんと把握できていないかチェックするこために)の助力があるケースが冒頭にある。
その類似系のようでありながら、貧困ビジネスと呼ばれる犯罪があることが語られる。
被害にあっていると思われる受給者たちは最初「いろいろと良くしてくれた人に会い、薦められた」と口をそろえる。「オレンジパルム」というアパート。
一見するとルールから逸脱していないようでいて、影で巻き上げられている可能性が示唆される。
同じアパートメントというところに、大家が絡んでいそうな雰囲気。
事務的にしか仕事をこなさない五反田がスルーしてしまっていた問題に、えみるは気づく。
現場の問題も垣間見れる……
2年おきに職員の配属先が変わってしまう可能性が高いお役所仕事。専門性が培われない。また、不本意な人事で仕事がおざなりの可能性も……
ケースワーカーとは単なる事務職ではないことを痛感。
えみるが恫喝されたシーンでは、女性だけだと危なっかしい現場の雰囲気がうかがえる。
やくざがいる…
そこに組織として守ってくれる人がいることの重要性を感じる。
半田さんが兄貴分なら京極係長はお父さんのような存在に見えて、ちょっとクスッとしてしまった。
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「貧困ビジネス」はじまったばかりで、まだ、凄惨なのは無し。
・76 五反田のクズっぷりと言いたいところですが、職種別採用も検討ですかね。生活保護で蹴られると、犯罪か死しかないと思う大切な部署と思うのです。
えみるの入浴は、切り替えか鋭気を養う感じでしょうか。
・79 オレンジパルム 怖い石橋で態度豹変な五反田先輩って、ある意味出世するタイプかと。
・82 オレンジパルムの謎解明。#77の逃亡者、石橋の部屋の作業着の謎が。
・84 逃げる押尾の捨てゼリフに言い返せなかったえみるが不憫なままつづく。
・Q&A 行政と無低が持ちつ持たれつの関係ってところにショックを受けましたよ。
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裏社会が存在するのかと思うと恐ろしい。。
救いたくても縦割り社会だし 無責任な担当者であれば関係の無いことに手を出して仕事を増やしたくないと思うだろうし、、ケースワーカーの責任感の持ちようで人生が変わることもある。
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生活保護を受けている2児のシングルマザーの佐野さんが、第三子を妊娠しており、ケースワーカーの栗橋に産んでよいか相談している場面。制度上は可能であるとの回答に加え、産むとした場合、子育てにあたって、人の手をどのように借りていくかのビジョンを持っておくことが必要であるとの助言を栗橋からもらった。その助言に対し、佐野さんは、「別に、借りないし。」と呟いた。すかさず、栗橋は、「いえ、それでは無理です!借りてください!それは迷惑ではありません!人の手を借りて、利用できるサービスもしっかり利用して!いつでも周囲の助けを求められるように、しんどい時は、すぐSOSを出せるように、そういう覚悟を、我々も、佐野さん自身も持っておく必要があります!(それだけのサービスを、我々の社会は提供できているのだろうか?と内心思いながら、)世間の目が怖いのもわかります。けれども本当に怖いのは、生まれてくる命を守りきれないこと。大切なのはその命を、どうやって守っていくかということだと思うんです!」と真剣に話しました。
佐野さんをDVし、拘置所に捕らえられている夫との面会の場面。夫は、佐野さんと一緒に生きたいとしおらしく申し出る一方で、離婚なんてさせないと脅しています。熱心に佐野さんをサポートする栗橋にも凄みました。それに対し、「この男は、この男で、行きづらい何かがあったのかもしれない」と頭をよぎりながらも、毅然と、「知るかボケ!あんたのせいで!苦しんでる人間がいる…美琴さん!結菜ちゃん!翔馬くん!みんな、地獄の中を…逃げずに向き合いなさい!誰も、すでにアンタになんか期待してない。最後に離婚届書くぐらい…」と栗橋が迫りました。
自立とは何か。制度に基づく無償の助けを得ずに暮らしていければ、それに越したことはないと思います。しかし、必要があれば、その助けを得ながら、暮らしていくこと。これも自立です。恥ずかしがってる場合ではないです。無人島で飢えているときに食べ物の好き嫌いはしません。誰かを傷つける人も、支援を求めようとしない人も、その背景には色々な事情があるのだろうと思います。しかし、目の前の事実に単細胞で向き合うようにしたいと思います。恥ずかしがってんじゃねえよ!逃げてんじゃねえよ!寄りかかってくんじゃねえよ!そうやって厳しい言葉を言われてよかったと思える日が来ます。少なくともそう信じたいと思います。
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貧困ビジネス編とも言うべき内容。搾取されている人たちにジリジリと苦しい感じを受ける。ただ貧困研究者に無低=貧困ビジネスと言うのは誤解と聞いたこともある。
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2020年7月5日発売。
第76話ㅤ新学期
第77話ㅤ住まいのない人
第78話ㅤさまよう人
第79話ㅤオレンジパルムの住民
第80話ㅤスナックみっちゃん
第81話ㅤオレンジパルム…とは?
第82話ㅤ見えてこないイラ立ち
第83話ㅤ蠢動(しゅんどう)
第84話ㅤ逃げる男