紙の本
官僚大変ですね
2021/12/12 05:49
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投稿者:donden - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本読んで、そこそこの大学卒業しているなら、公務員や官僚より民間で働いたほうが稼げるなと思ったね。
紙の本
官僚の働き方を変えなくては
2021/10/19 20:27
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
超難関をくぐり抜けたエリートとして、かつてはみんなが憧れた国家公務員も、最近は人気が落ち目なのだという。
国会対応や不祥事の処理といった、本筋の業務とは違うところで長時間労働が常態化し、休職する人や辞める人が少なくないそうだ。
政治家の質も変わり、人事も握られ、上を見る上司は忖度をして・・・とブラック企業とさして変わらない実情が、元キャリア官僚によってつづられている。
難しい試験を受けて官僚になろうという人は、本当は日本を良い国にしたい、政策づくりをしたいと、高い志を持った人たちなはずだ。
しょうもない政治家/政治で、そんな官僚たちの心を折らないでほしい。
紙の本
役所仕事
2020/12/29 05:22
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の体験談が中心でやや問題点がボケて見える。どういうことが行われているのかがわかるが提言が今一つのところもあり。しかし国民が賢くならなければならないという問題提言にはなっている。
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元厚生労働省キャリア官僚の著者が、連日深夜に及ぶ国会対応など、ブラック企業も真っ青な霞が関の過酷な労働環境の実態とそれに伴う長期離職者の続出などの霞が関の崩壊寸前の状況を紹介し、官僚が政策をつくる仕事に集中できるようにし、官僚を本当に国民のために働かせるためにどうしたらよいのかについて具体的に提言している。
著者の問題意識はまさにそのとおりだと思うし、著者の示す処方箋も、即効性があるかはともかく、いずれも取り組むにしくはないことばかりだと感じた。著者の言うとおり、「今の霞が関に必要なのは、昔からの惰性でやっている非効率なやり方を変えて、官僚が働いている時間の多くを、国民のための政策の検討や執行に費やせる環境作り」であり、「霞が関の仕事を徹底的に効率化して、国民の生活と直接関係ない作業を全部やめさせること」である。また、これは霞が関だけではなく、地方公務員にも当てはまることだろう。
また、法律改正や政策の現場との交流などの著者の官僚としての経験談を読んでいて、改めて政策をつくるという官僚(公務員)の仕事の魅力を感じた。官僚の仕事の本来の魅力が発揮されるために、本書で提言されているような官僚の働き方改革が必要だ。
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官僚に人が減り、辞める人が増えているという。国のために働きたいと高い志で入ったが実情は真っ黒。まずは自分達の「働き方改革」からだろう。
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久しぶりの本庁勤務。霞ヶ関では無いけれど、部下は深夜まで毎日残業。業務効率化、議会対応、何よりステイクホルダーへの説明責任を果たすための広報、山積する課題解決には気持ちの問題より、周囲の理解だと思う。
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◯色々な本やネットを見ても、国家公務員は大変だ大変だとしか書かれていない中、具体的に何をやっているのかを示しながら、大変さの本質を開示していこうという姿勢が見られる一冊。とても面白かった。
◯どう面白いのかと言えば、おそらく霞が関でしか使われないであろう専門用語や、一般には不可解ですらある形式主義を事細かに紹介している点。改善しようにも大企業病よろしく、直せないのだろうなと感じさせる。
◯解決策の具体性、とりわけ国会議員にも提言している点も特徴的。議員と公務員の関係性が一般には見えにくいため、どのように扱われているのかが大変わかりやすく、議員という性質上根深い問題が抉り出されている。国ごとの政治体制が異なるため、一概に比較しにくいと思うが、他国と比べてもちょっと公務員と議員の仕事上の関係が近すぎるのではないか。
◯ただこの本を読んでて一番感じたのは、やはり役所に残って後輩達を助けてくれる道を、なんとしても歩んで欲しかったなということ。
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●タイトル負けしている。もっとどぎつい中身を期待していた。前にあった霞ヶ関残酷物語みたいな…
●せっかく中にいたのだから、もうちょっとぶっちゃけて欲しかった…
●全体的に役人らしく長ったらしいし、やけに優等生的内容も気になった。この内容ならばタイトルはやりすぎだし、もっと削れる部分が多い。
●まあ著者のアピールもしないとだから仕方がないのは理解するが…
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素晴らしい、の一言。
一度は官僚を目指し、多くの友人が官僚となっている私自身の目から見ても、官僚の能力はすこぶる高いし、社会を良くしようという意識も高い。
それでも上手く回っていないのは、仕組みが非効率で不合理だからだ。
官僚に、国民のために働いて欲しければ、どう働いているか注目することだ。
そして、テレビの切り取りではなく、流行りのニュースではなく、時間を掛けて、重要な問題の処置を継続注視することだ。
それは、政治家にとっては、厄介な国民だろう。
でも、政治家のためにボクラは生きているわけでなく、僕らのために政治家はいるんだ。
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とりあえず無駄なコピー作業と官製ワーキングプアにもつながるリソース配分をなんとかしてしい。
国会質問は、質問の機会を通じて政策を前に進めようとする議員は野党でも事前通告を丁寧に行う。質問の背景には実際に困っている国民がいるので大臣も「痛いところをつかれた」と思えば政策を見直したり部下の官僚に対応を指示する。
若手の仕事量が昔の10倍くらいになってる。勉強になふ議員レクなどに連れて行きたくても、作業時間を奪うことになるので連れていけない。
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霞が関のブラック問題はSNS上でよく見て興味を持っていたため、改めてしっかりと学びたくて購入。結論から言うと、日本をこれから少しでも良くしていくためにも、全国民に読んでほしいと思える内容。官僚の働き方を改革し、仕事のやり甲斐を向上させることが、日本を良くすることに直結することは疑いようがないだろう。
まず本書を通して、普段官僚がどのような仕事をしているのかということへの理解が深まった。昔よりも業務が増えているのはどこも一緒で、それだけ世の中の物事に対応するスピードが上がっているということだと思う。しかし霞が関は、それに対応してきてこなかったツケが今きてしまっているのだろう。
また、最近よく言われる「官邸主導」というのが、どういう経緯でそうなって、どういう意味なのかがわかったのも良かった。ここから学べるのは、何事も方針だけ決めるのではなく、橋下徹の言うところの「実行プラン」が伴わないといけないということ。霞が関はこれが圧倒的に足りていないのだろうが、これは大きな組織ではどこも同じなのではないだろうか。
自分は霞が関の住人ではないけど、半公務員的な組織で勤めていることもあり、殊更共感できることが多い内容でした。中でも特に、ペーパーレス化の話や、それに対応するためのデジタル機器の整備の話が。。
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千正さん、色々教えてくれてありがとう。霞ヶ関で働いていて思うのは、彼らが受験の勢いでかつ、文系の軍隊のように規律を守りながら仕事をしているということ。
企業と違って目指すべきゴールが明確ではないので、全く本質的ではないことに執着したり、きまりを守ることが何より大事だったりする。
がんばれー、と思いながら、本当に少しずつでも変わっていけるといいなと祈念。
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面白かったけど、24時間土日なく働ける人を、「エリート」と評価しちゃダメで、むしろ弊害だよね。平日の夜も土日も、子どもの面倒見たり家事したり、仕事したくてもできません。
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キャリア官僚の病んだ精神性、それだけはわかった。ブラックといいながらやりがいを語る。人手不足を指摘しながら増員とは素直にいえない。深淵に食い込む前にバランスをとる。退官しても抜けない思考癖。「財源は税」霞が関に深く浸透した勘違い。政府の財源は税ではない。通貨発行権を持つ主体が財源など考えなくてもよい。有限なのは労力と時間。それを有効活用して国を豊かにするのが官僚の役割。それができるならお金はいくら使ってもよい。緊縮脳に染まり自らを苦しめ、国も貶める。辞めてもなおの官僚の実態。読んで悲しいだけ。お勧めしない。
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霞ヶ関の実態を赤裸々に述べているだけでなく、日本の政治システムや官僚の仕事内容までしっかりと書かれている。驚いたのは筆者が官僚の仕事にパッションを持っていたことだ。愚痴をツラツラと書いているのではなく、官僚の仕事に魅力を感じているからこそ出てくる意見だと思う。予想以上に読み応えがある新書だった。