『ミライの武器』
2021/11/23 20:38
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
発明家、ロボット開発者の吉藤オリィが、これからの時代をつくっていく若者にむけて「夢中になれること」の見つけ方、生かし方を説いた一冊
・大事なのは、我慢したくないことをどうすれば我慢しなくて済むか、考えることなんだ。
・だからこそ「なにに憧れるのか」ではなく「なにがしたいのか?」を考えることはとてもきみの力になる。
・この世界はやってみなければ見えてこないことだらけだ。
コミュ障で小学校5年から中学校2年まで不登校
高校で電動車椅子の新機構の発明にかかわり、高専、大学を経て対孤独用分身コミュニケーションロボット「OriHime」を開発するなど、自分の手で道を切り開いてきた著者だからこその説得力あるメッセージが満載
《まわりのみんなとは少し違って、不安になったとしても、自分の頭で考えて、手を動かし、「誰かによろこばれる、次の時代をつくる人」をめざしてほしい。》──「まえがき」より
4歳のときに交通事故に遭い頸椎損傷で首から下がまったく動かない親友やALSの患者たちと出会い、オリヒメ・アイ、オリヒメ・D、分身ロボットカフェを開発していく過程は、よくある自己啓発書とは一線を画し、感動的ですらある
《一つひとつは小さな一歩だが、この8年で、不可能と思われたことを可能に変えていった。世界は変えられるんだ。》
不便、不具合を一つずつ無くしていこう
2021/05/04 21:23
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投稿者:UMA1001 - この投稿者のレビュー一覧を見る
経験しないと分からないことは多い、当たり前と思っていることでももっと良い方法があるかもしれない、やり抜き、やり通せば良い結果が出る
うまくいっていない人の今まで根性と努力で頑張ってきたことをショートカットできる手助けができればいいね
最後の章は涙ものです。これからも頑張ってほしい。
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投稿者:ちゃこみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
何か一つ作って検証を重ねていってよりよいものにしていくことに情熱を注ぐお話。何か極める上でTRY&errorは当たり前なのだな。継続して投げ出さずに挑戦し続けることの大切さが伝わります。生きていく上で迷ったら読んでみるとよいと思います。リピート読み決定です。
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吉藤オリィの存在を知って気になってた人は是非読んでみてほしい。(クラブサンクチュアリで届いたので発売前に読めました)
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大好きなオリィさんの書籍第三段。
今回は児童書ということでしたが、大人が読んでもとても面白く楽しく読めます。
何より文章が柔らかいので読みやすいです。
『夢中になれる』がテーマですが、その他に印象的だったのが『人との出会い』を大切にされているということ。
人との出会いやそこから生まれる会話からどんどん変わっていくオリィさんの姿に勇気を貰えます。
そして今はもう亡くなってしまっている親友、番田さんのことも書かれていますが、この章はとても胸打たれるものがあり涙がでました。
大人も子供も、読めば必ず『自分の人生』についての考え方に変化と勇気を貰える一冊だと思います。
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著者と同世代であるが、自分との行動力の違いに驚いた。
今の自分は、悔いのない生き方をしているか。
漠然と生きることもできるが、著者のように夢中になりたい。そんな風に感じさせてくれる本です。
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最後の方は涙無しには読めませんでした。。
番田さんをはじめ、ALSの患者さんとの出会いあって改良されたオリヒメ。榊浩行さんの絵も検索して拝見しました。温かみかあって穏やかで優しい気持ちになれる絵でした。みなさん亡くなられ残念ですが、オリヒメの中でみなさん生き続けていらっしゃるんだな…と。今年6月日本橋にオープンするロボットカフェも落ち着いたら伺いたいなと思いました。
当たり前だと思って日々やっている不便さにも、もっと改善の余地が無いか考えたいなと思いました。
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「できない」は未来を変える武器になる
この世界は不合理で完全ではない。だから必ずどこかに孤独を感じている人がいる。課題がある。「できない」がある。
それを見つけ、何度も挑戦と失敗を積み重ね「できるように」「もっと面白くなるように」改善を続ける。
そうして自分や周りや社会や時代が成長する。
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テレビで吉藤オリィ氏のことを知り、チェックしました。分身ロボットオリヒメや開発してくださっているいろんな技術に、またその発想にすごく未来への扉を開いてくれる方だと思いました。
10代はもちろん、大人にも読んでもらいたい1冊だと思います。1時間目から4時間目までの設定で内容が紹介されています。自身の体験をもとに、わかりやすく紹介されています。少しでも夢中になれるものが見つかれば。親子でこの夏休みに読んでもらって、感想を伝えあったらきっと素敵だろうなぁと思いました。
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分身ロボットOrihimeの開発者が現代の子供たちに向けて書いた本です。
自分にとって大切なことを見つけ、それをやり続けることの重要さを自らのエピソードと共に語られています。
高校生くらいが読むと響くものがあると思います。
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人とのコミュニケーションが苦手な著者でしたが、今やインターネットで、世界中の多種多様な人たちと繋がることができる。年齢は関係ない。
自分が夢中になれるものを見つけるために、
「何でも触れてみて自分を知ろう」「この広い世界で人に会いに行こう」「小さな失敗を積み重ねる」
などなど!
私もいくつかやってみては、全く興味もてない、頭に入らないってことばかり。それらは、もういいか!で、過ぎ去る。
もう、ほんと子どもたちにも読ませたい!!
それから、「できないが価値になる」に驚いてしまった!
でも言われて考えるとそうだ。できない、不便だ!から、世の中簡単にできるような仕組みができ、便利になってる。でも、まだまだ沢山ある!
できない人側から考える。できる人からは難しい。
だから色々な人と関わるのが大切。
読んですごく納得できた本!
子どもたちに、1日1章ずつ読んでもらおうかな!
なかなか読んでくれてないんだけど。
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我慢していることに違和感を感じたら、それを解決すれば価値になる。
もっと楽にならないか、もつと自由にできないか、もっと面白くできないか
そんなもんだなと納得しない
もう一歩こだわる
行動することが重要だということ
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すごー。
まさに今からの人。
世間はこういう人を求めている。
こういう人ばかりでも世の中回っていかないが、
こういう人がいないと世の中進んでいかない。
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それを知る前と知った後、世界の見え方がガラリと変わることがある。
吉藤オリィ氏の分身ロボットOriHimeも、私にそんな体験をもたらしてくれたものの一つだ。
コロナ禍が始まったころに知ったそのロボットについては、難病やそのほか様々な理由で外出困難な人たちの孤独を解消する手段としてではなく、外出困難なこのご時世にウイルスから身を守るために、それでもコミュニケーションが必要な場面での救世主になるんだろうとただただ感心した。
考えてみればこんな凄い技術、コロナが蔓延してすぐに開発できるようなものではないよな。
この、本には吉藤氏の過去の経験から、OriHimeが誕生するまでの経緯などが読みやすいフォント、わかりやすい言葉でシンプルに、だけど丁寧に書かれている。
どうやら中高生に向けた文章っぽいが、とうの立った大人が読んでもめちゃくちゃ勉強になるし、この本で氏の仕事を知れば、まさに世界の見方を変えてくれる読書体験ができると思う。
と、いうことで、
中学生の甥っ子の誕生日にこの本を贈ることにした。
興味を持つか持たないか、読むか読まないかは彼の自由だけれど、ちょっとでも興味を持って読んでみてくれたら、若い彼の世界は少し広がって見えるようになるかもしれない。
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読もうと思った理由
かなりポジテイブな考え方、具体的な本だと思い内容を知りたいと思ったから
気づき
・これからの時代を生きる上で、この世界に存在するモ
ノ、サービス、技術、そして「考え方」までも、あり
とあらゆるものが「ぜんぜん発明が足りていない」
し、「まだまだ山ほど改良点がある」そう思える
・なんでもやってみなければわからないことばかりなん
だ。「でもさ」と問題点を考えるよりも、先に手を動
かしてしまった方が早いことも多い
・あらゆる「我慢」は、人類の工夫次第でなくしていけ
る。これまで「我慢」だったものが、普通よりもうら
やましい存在に化けたりもする。人類はそうやって前
進してきた
・きみが我慢をしていることだって、その我慢に気付け
ているなら、それを解決すれば「価値になる」という
こと
・きみが「したいこと」を続け、発信を続けていれば、
地球の裏側からでも、きみのユニークな仕事にお金を
出してくれる人が現れる可能性がある
・人と違うことは悪いことじゃない。むしろ人と違う観
点を持っていることは強みだ。「できないことがあ
る」という点だって、自分の武器になることがある
・「そんなもんだ」に納得しない
・やるからにはここまでやるかと思わせるまでやらなき
ゃいかん。出る杭は打たれるが、出すぎてしまえば打
たれない
・「自分がどんな人間であるか」をうまく伝えられる人
は、人を覚えないといけないという苦労から他人を解
放することになる
・本当に自分がやりたい、表現したいことをするのに、
はじめから周囲に理解をもとめなくていい。100人
に2人か3人くらい反応してくれたらいい方だ
・やって何の意味があるのと考える人はいる。でも、こ
の世界はやってみなければ見えてこないことだらけ
だ。思ってもみなかった、自分の向き不向きに気づく
こともあるし、別個の経験が後になって役に立つこと
がある
・できないことは悪いことじゃない。重要なことはその
価値を知ることなんだ
・五体満足な人が不自由なく生活できているのは、五体
満足な人が生活しやすいように、五体満足な人たちが
世の中をデザインしてきただけのことだ
・人は喜びを拡張することができる生き物だ
・人は「託す」という能力をもっているということだ
著者のこれまでの経験からくる言葉は説得力があり、ここまでポジテイブかというくらいに圧倒されました。できない理由を探しがちなところで大変勇気づけられました。最新の技術を使って、もしくは開発して「できないこと」「不便なこと」を解決していく(ひと昔と違い今はできることが爆発的に増えてきた)ことは閉塞感のある現在のモノ余りの経済状況のなかでブレイクスルーする要因の筆頭だと思います。パラリンピックの後ということもあって尚、痛感しました