紙の本
タング、大きくなったね
2022/10/06 22:54
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投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
1冊目の「ロボットインザガーデン」では、意思疎通もスムーズではなかったタングがここまで来たんだね。タングもついに「親離れ」するほどに学び、成長したのかと思うと感無量です。AIを搭載したロボットと過ごすということは、ほぼ子育ての過程を踏んでいくようなものなのでしょうか。
親離れをはじめたタングの続編があるのか、とても気になります。
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ロボット&チェンバーズ家の成長物語も新たな段階への序章。
2022/08/31 13:59
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロボット&チェンバーズ家の成長物語も新たな段階への序章。成長著しいタングの問題と娘:ボニーの問題が深刻化する中、隣人との関係にも大きな変化が。姉:ブライオニーにも夫の家出から心境に大きな変化が生じるなど波乱万丈の中、タングが中学校への飛び級となる。そんな中、東京にいるカトウ・オーバジンとジャスミン嬢一家が現れ、新たな展開の予感。6巻が待ち遠しい。
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二人の子ども それぞれの才能
2022/07/23 00:44
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投稿者:M77 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ5作目。
コロナは無事乗り越えたチェンバーズ家だったがその後事故が相次ぎ、たびたび病院送りになるベン。
一方タングは小学校になじめなくなってきていて、自閉症スペクトラムの妹ボニーと共にどう学習を進めていくかがベン達の悩みの種。
放課後の過ごし方についてはベンの病院送りがタングの進む道のヒントになる。
というか、1巻の時点でタングはセラピーロボットの様な事をしていたので、原点回帰の為にベンが作劇上で割りを食った感はあるな。
今回はベンとタングで訪英中のガンダムを観に行くエピソードもあって何だかシュール。
科学コンテストに出品する獣医向けの発明を考えていて出すアイディアがことごとくサイコパスと言われてしまうボニー。悪いけど爆笑しちゃったよ。
タングはロボットだけど人間の子供その物、ボニーは人間だけど人の心の細かい機微を理解しづらいっていう対比なんだろうね。
それでも試行錯誤してちゃんと動物の事を考えた発明に仕上げてきたボニーには、単なる一読者の僕まで家族のように誇らしく感じたよ。
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長かったパンデミックが収束し、チェンバーズ
一家にも平穏な日々が戻ってきた…はずはなく、
てんやわんやの毎日。そんな中、タングはずっと
胸に抱いていた夢に向かって、小さな一歩を
踏み出すことに…。
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人間とロボットの共生というだけではなく、多様な価値を受け入れる世にどう向き合っていくのかを考えさせられる本作。難しく考えずにほっこりするも由。ただ、自身の価値観と相容れないとき、人はどう変容するのか...。その未来はもうそこまで来ている...。
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シリーズ第五弾!!
またもやタングの可愛さにほっこり癒されました♪
本作ではパンデミック後の様子が綴られています。
小学校に通うタングですが新たな問題が勃発。学校の意向にタングが傷つくことを想像してあれこれ思い悩むベン。
自閉症の妹・ボニーの問題についてもだけど、ベンとエイミーの子育てには毎回ハッとさせられることがある。
ボニーの鋭い発言にも時々ドキッ。
次から次へと問題が起こるのですが、家族みんなで向き合う姿がいい。ベン一家を眺めていると何だかホッとするし和む。
タングが手を叩いて足をぴょこぴょこする仕草かたまらなく可愛い。その成長をまた感じられて嬉しい。
そしてボニーの考え方やアイデアもすごい。
一人一人いろんな可能性を持っている。
このシリーズを読んでると「いつかこういう時代がくるのかも」と思えてくる。
人間とロボットの心温まる大好きなシリーズ♪
ほっこり和みたい皆さんにお薦めです。
『あの子なら大丈夫。あなたの心配はあなたのものであって、タングのものじゃない。あなたはタングのことを決めつけすぎる』
『タングにはタングの世界があるのだ』
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設定がパンデミック明けというだけで
これからの世界に希望がもてる!
タングもボニーも成長が止まらなくて
9割は大変そうだけど
残りの1割がすばらしく微笑ましい!
ドタバタでシリアスなシーンもあるけど
一つ一つ乗り越えていけると教えてくれる!
個人的に身の回りの環境と
いろいろ重なることが多くて
読むべくして読んでいるのだと思える作品!
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ロボットに関するところはSFなのに
それ以外はリアルに現在進行形の
不思議なシリーズの続きがまた出た!
ホスピタルっていうから
タングの調子が悪くなっちゃうのかしらと
心配しましたが
病院が必要なのはベンでした(笑)
共働き夫婦の学校行事参加問題も勃発。
イギリスの課外学習風景を見られて楽しかった。
タングの思考回路は本当に「人間くさい」
そして娘ボニーには、大の仲良しとのケンカや
自由研究コンテストへの出場の問題が。
いろいろ問題が降りかかってきて
たまにキレるベンとエイミーだけど
ふたりの子供たちへの接し方が
やっぱりすごくいいなぁと思うのです。
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一作目から、シリーズで読んでるタングシリーズ。、ロボットのタングとベンの交流。いつの日か現実にロボットが、家族の仲間入りをする時代が来たりしてと思います。映画も観たく楽しみな作品です。
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シリーズ第5作目。
前作ではタングの活躍が少なかったのですが、今作は、大活躍。しかし、良い意味でも悪い意味でもですが。パンデミックは乗り越えたもののゴタゴタ続きのチェンバーズ家。ロボットにも心があり、タングも悩んだり考えたりしながら成長していく。ちょっとベンが気の毒と言うか子離れできていないような気もしました。タングだけではなく、他の登場人物も新たな一歩を踏み出したりします。今後のチェンバーズ家、タングの行方が楽しみです。推しキャラのカトウの出番もあり嬉しかった。
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今作は久々にタングが話の中心…になった部分もありました。
しかしもはやこの作品はロボット=タングではなく、ロボット=AI知能を搭載したロボットたちのことなのかもしれません。
タングが成長するにつれて、人間とロボットの持つ権利の違いが明確になり、それに苦しむタングと、心を痛めるベン。
どうして自分はみんなと違うの?
人間同士ならそれは個性と言われるが、人間とロボットの差異は…。
それだけではなく、人間同士の関係にも多様性が見えてきたので、この先のストーリーはやっぱりタング中心にはならないかもしれないなあ。
でも、明るくて楽天的で、時に癇癪持ちだけど素直なタングの存在は、この作品の癒しだよね。
うーん、可愛いなあ。
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ボニーとタングの成長がすばらしい!
こんなに個性的な子どもたち(あえて)を戸惑いながらもしっかり支えられる、ベンとエイミーがまた最高!!
とにかく、表紙の酒井駒子さんの描くタングが可愛いんですよね…
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シリーズ5作目。
タングは相変わらずユニークで、
愛らしくて憎めません。
今回はパンデミックが明けた後の世界のお話です。
現実社会でもコロナ禍で外出できない期間が長引いて、
多くの人が
外の世界と繋がることの大切さを実感したことでしょう。
そのような思いが物語にも反映されています。
このシリーズを読み進めると、
マイノリティに関する事柄が底流にあるような気がします。
思えばタングは
人間社会の中におけるマイノリティの象徴的存在です。
でも、彼はまるで人間の子供のように、
回を重ねるごとに少しずつ成長していきます。
それはタングの健気さの為せるわざなのでしょうね。
べそかきアルルカンの詩的日常
http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え”
http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a
べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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小説版ロードムービーといった趣きの第一弾から始まった人気シリーズ「ロボット・イン・ザ・ほにゃらら」だけど、第2巻からは日常的な“家庭”がベースとなり、発生する問題も、“いわゆるどこの家庭にも起こり得る”現実的な事柄がベースとなった。その分、話はこじんまりしてしまい、家族や登場人物が増えただけ、タングの存在感が薄れていったわけだけど、この第5巻ではタングがあらためてフィーチャーされ、その成長の過程をきっちり見ることができる。第2巻以降はタングが出る度に癇癪起こしてるだけで、読んでてイライラしたが、今巻では少しだけ大人になったタングを微笑ましく感じることができた。
実は日本で映画化されていたことを今巻を読んで初めて知ったわけだけど、この物語の良さは、小説だからこそではないかと感じる。機会があれば、第1巻の「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を読まれることをお薦めしたい。
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パンデミックの話をよんだなら
ホスピタルってほどホスピタルではない(本人は)
問題はタイトルとのリンクじゃなくて
タングがいかに人間社会のなかで生きて成長しているか
そしてロボット(マイノリティ)が人間の世界の中で何を感じ
どうしていきたいって悩みを抱え、我慢をして
ひと(ベンとその周り)が少しずつ世界を変えていこうとしていること
いや~ シリーズを読み進めるうちにタングが
どんどん かわいらしい守るべき幼児からか
自我を伴ったかわいい子供になっていき
そのうち中二病を患ったり、生意気な反抗期・思春期を迎えたり
それから自立、家庭を持つことを考えたりするのでは
とも思えるタングを通して人の成長と現実社会の多様性への
心構えを考えさせられ