読割 50
電子書籍
【期間限定価格】朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕―(新潮文庫)
著者 今野敏
あの日、妻が消えた。何の手がかりも残さずに。樋口警部補は眠れぬ夜を過ごした。そして、信頼する荻窪署の氏家に助けを求めたのだった。あの日、恵子は見知らぬ男に誘拐され、部屋に...
【期間限定価格】朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕―(新潮文庫)
朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕―(新潮文庫)
朱夏 (新潮文庫 警視庁強行犯係・樋口顕)
商品説明
あの日、妻が消えた。何の手がかりも残さずに。樋口警部補は眠れぬ夜を過ごした。そして、信頼する荻窪署の氏家に助けを求めたのだった。あの日、恵子は見知らぬ男に誘拐され、部屋に監禁された。だが夫は優秀な刑事だ。きっと捜し出してくれるはずだ――。その誠実さで数々の事件を解決してきた刑事。彼を支えてきた妻。二つの視点から、真相を浮かび上がらせる、本格警察小説。
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捜査本部も作れず単独捜査で立ち向かう。
2020/11/22 10:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
妻が誘拐された。金曜日の夜から日曜日までの限られた時間の中で、捜査本部を造る事も出来ず、氏家と二人で解決に立ち向かう。リオで登場した氏家がよき相棒となって助力する。
最後には、刑事として培ったカン?が犯人へと繋がっていく。
普段は何気ない会話しかしていない樋口が、妻が誘拐されたと知ると改めて存在の大きさと価値に気がつき、時には冷静さも失う。氏家がよきブレーンになっている。
緊迫感が少しずつ高まり、設定としても筋道もよく練れた作品だった。
紙の本
青春の次は朱夏
2018/05/18 23:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
樋口シリーズの2巻目。
主人公の刑事樋口の妻が誘拐されるという緊迫の展開で、面白くて、ほぼ一気読みしました。
朱夏という題名の意味はなんだろうと思っていたのですが、途中でぴんと来ました。
読み終えてみると、あたりでした。
青春の次は朱夏、というわけですね。
紙の本
名コンビ
2014/05/07 00:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:taka - この投稿者のレビュー一覧を見る
樋口の妻・恵子の姿が忽然と消えた。樋口は氏家と組んで捜査を開始する。やがて、容疑者の有力情報を掴むが・・・
シリーズ2作目。努力型の樋口顕と天才肌の氏家譲という感じがとても楽しめました。
紙の本
妻との会話、覚えていますかな?
2007/12/09 21:22
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
警視庁捜査第一課強行犯係・樋口警部補の物語である。前回、『リオ』を読んで、この樋口警部捕に魅力を感じたので、続編ともいうべき本書を読んでみた。
設定等は前回とまったく同様で、所属も警視庁刑事部捜査第一課である。登場人物も前回活躍した連中が再度登場するというサービスぶりである。すなわち、荻窪署の生安課にいる氏家巡査部長などである。
さて、肝腎の内容だが、これが如何にも小説的である。といってもめったにないからこそ事件となるのであり、小説になるのである。そこを小突き回してはいけない。結局樋口警部補は妻の言動や会話について、ろくに覚えていないという結論になる。何を聞かれても生返事だったということだ。夫婦の会話は必要欠くべからざるものである。これが失われると、破綻の源になる可能性が大である。そこまで行かずとも、今野は日常的に些細と考えられている出来事に焦点を当てているところが面白い。
誰しも細君の話には耳を傾けているようで生返事だったりする。結局後で思い返しても内容が思い出せない。大いに反省すべきことである。
これにはもう一つのプロットが重なる。警視庁警備部長宅に脅迫状が届けられたのである。郵便を使わず、直接メール・ボックスに投函されていた。警備部長宅を知っていたものの犯行である。こういうお膳立てがどのように絡んでくるのかが小説の筋立てとして利用できるところだ。
主人公の身内が事件に巻き込まれるようなストーリーは、1回きりならば良いかもしれないが、シリーズ化するような場合にはネタが尽きてしまいかねない。そういうリスクを冒した甲斐があったようで、面白く読めた。うまくいくと続編への期待が高まるのが自然である。
しかし、警察の、しかも強行犯係の扱う事件にネタが尽きるということはないであろう。ぜひ、樋口警部補と氏家巡査部長のキャラクターを生かしてもらいたいものである。