- 販売開始日: 2023/05/31
- 出版社: 新潮社
- ISBN:978-4-10-454108-9
墨のゆらめき
著者 三浦しをん
都内の老舗ホテル勤務の続力は招待状の宛名書きを新たに引き受けた書家の遠田薫を訪ねたところ、副業の手紙の代筆を手伝うはめに。この代筆は依頼者に代わって手紙の文面を考え、依頼...
墨のゆらめき
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商品説明
都内の老舗ホテル勤務の続力は招待状の宛名書きを新たに引き受けた書家の遠田薫を訪ねたところ、副業の手紙の代筆を手伝うはめに。この代筆は依頼者に代わって手紙の文面を考え、依頼者の筆跡を模写するというものだった。AmazonのAudible(朗読)との共同企画、配信開始ですでに大人気の書き下ろし長篇小説。
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男同士の奇妙な友情
2024/03/11 16:11
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
三浦しをんの男性二人の友情モノ。一方はホテルマンの力、もう一方は書家の薫。ホテルの宛名書きの依頼で知り合った二人だが、代書の口述筆記などするうちに力は親しさを覚えていく。
だが遠田薫には人には言えない過去が合って……。
かなしくて、ほんのり可笑しくて、しみじみできる一品。
墨の香りを感じる
2023/12/21 16:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あたたかい作品。
表紙デザインと帯を読んで予想していた印象とは違った。
ふっと笑ってしまうような微笑ましい場面あり、悲しい場面あり。
装丁がとても素敵!
ひとつひとつ色やデザインを何度もじっくり見返した。
足跡がまた、読後感をよくしてくれる。
三浦作品には猫がよく似合う
2023/11/12 11:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
三浦作品に猫。
しかも貫禄たっぷりでブチャイクな(笑)
こんな猫が出てきたらそれは「この作品はアタリ」ということ。
筆耕士なるものの存在をこの作品で初めて知った。
お仕事小説の名手・三浦しをんならではの物語。
続さんが考えた代筆の手紙
少年が友達に贈る手紙は「銀河鉄道の夜」を絡ませた透明感ある文章
彼氏との関係に悩む女性の手紙はとことんラジカル
この変幻自在さには驚いた。
終盤に遠田さんの過去が一気に語られて終わりという構成はちょっと唐突に感じた。
それでも光るものがこの作品にはあった。
良作。
謎多き書道家
2023/11/08 21:11
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホテルマンとそのホテルに筆耕士として登録している書道家。
この書道家、書道教室をしてたり代筆屋をしていたり、しかも男前ときたもんだ。でも、少し謎の部分もある。
ホテルマンの力が仕事を依頼しに訪れることから交流が始まり、代筆の片棒を担がされます。この代筆の文面が面白い。
言葉選びが凄く面白い本です。
オススメです
2023/11/02 12:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
三浦しをん先生のバディものが好きだ。
硬いようでおかしみのある文体が良く似合う。
ダークサイドに足を突っ込むことはあっても、
ちゃんと戻ってくることもできる。
人生いいことばっかりじゃないけど、
そうそう悪いこと続きでもない。
映画ならここで、すわ、今生の別れ…となるとこころも、
そうはならない、まっとうな日常の締まらなさがいい。