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新・金融政策入門
著者 湯本雅士(著)
基礎編では金融政策とは何か,波及過程,財政・為替政策との関係,中央銀行デジタル通貨までを丁寧に解説し,政策編ではFRB,日銀などの世界の中央銀行の政策運営の変遷を解説,吟...
新・金融政策入門
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新・金融政策入門 (岩波新書 新赤版)
商品説明
基礎編では金融政策とは何か,波及過程,財政・為替政策との関係,中央銀行デジタル通貨までを丁寧に解説し,政策編ではFRB,日銀などの世界の中央銀行の政策運営の変遷を解説,吟味する.二〇二三年四月,日銀史上最長の黒田日銀を引き継ぎ,新レジームが発足した.初学者から今後の日本経済を占うためにも必携の一冊.
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紙の本
日銀と政府の関係はどう見たらいいのだろうか
2023/10/09 10:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雑多な本読み - この投稿者のレビュー一覧を見る
通貨は信用されないと価値がないことは当然だが、どうしたら維持できるかは難しい。第一次大戦後のドイツはもとより、戦後の日本も同様で、軍事費に国家予算の多くを消費し、日銀に国債を引き受けさせ、破綻に至り、円は地に落ちた。本書は、通貨の話しから始まり、金融とは、金融政策とは何か、特に超低金利政策を長期に続けてきた現在で、金融政策の入門書として書かれたものである。今後、日銀がどういう政策をとっていくのかが焦点になっており、興味を持つ人も多いだろう。本書の目次を見ると、
はじめに
第1部 基礎編
第1章 金融政策とは何か
第2章 金融政策の波及過程
第3章 金融政策と財政政策
第4章 金融政策と為替政策
第5章 中央銀行とデジタル通貨(CBDC)について
第2部 政策編
第6章 FRBの政策運営
第7章 ECB(欧州中央銀行)とBOE(イングランド銀行)の政策運営
第8章 日本銀行の政策運営
参考文献
おわりに
資料(1)、資料(2)、索引 となっている。
以上のように、基礎編で、金融政策そのものから、境目がわかりにくくなったといわれる財政政策との関係、為替政策との関係を触れる。日銀と政府との関係と言っても良い。日銀は政府の子会社という方もおられるが、そう簡単に位置付けられるわけでなく、独立性がないと軍備増強、国家破綻する(戦争でなくても経済的にも破綻する)リスクを抱える。異次元緩和と言われるが、こう長々と続くと異次元かと言われる。その前の伝統的金融政策であっても、経済情勢にあわせて低金利政策をとっており、その時との違いは株価が上がったことぐらいだろうか。良くなったという実感がないまま、日銀総裁の交代となった。単にお札を大量印刷して世に広めることによりデフレ脱出という単純な状況ではないことは明らかであろう。ゆえに一読してほしい本である。
紙の本
何とか国際収支の構造と為替相場の関係は理解できた
2023/09/05 17:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私のような経済音痴では政策編は難しすぎるように思えたので、初めから基礎編だけを読むことに決めて手に取る、何とか国際収支の構造と為替相場の関係は理解できたのではないだろうか
紙の本
金融政策入門書
2023/08/11 16:14
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投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
10年に渡る長期の任期を終えた黒田日銀総裁。その間に行われた政治と一体化した金融政策は一般国民にどのような影響をあたえたのか?金融政策とは何かを解説している。前半の基礎編では入門書として政策の用語や影響やその政策を行うことによってどのような効果があるかを丁寧に解説している。後半はアメリカ、ヨーロッパ、日本の各中央銀行がどのような政策を行ってきたかを示し論じている。最終章の補論では黒田日銀政策への著者の論考は興味深い。緩和による潤沢な資金が住宅市場等への投機的な要因になり、それが所得、資産の格差拡大になっている。との記述は今の東京の不動産バブルを目のあたりにしていれば正解と言わざるを得ない。政策編での専門用語はもう一度用語の確認を行いながら読まないといけなかった。
電子書籍
さらば、クロちゃん
2023/10/03 16:18
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
様々な物価指数や日米欧の政策運営の比較を通して、金融面に関する一定の意図を実態経済面に反映させる行動としての金融政策を解り易く解説していると思う。
紙の本
簡単な内容ではありません。
2023/09/20 23:04
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
金融政策の色々を学びたくて当書を購読しました。
ですが、金融政策は簡単な話ではないため、当書を読めばすぐに分かる、という内容ではありませんでした。単に私の理解力が足りないだけでしょうが。
当書は一気に読み切るのではなく、1頁1頁の内容をしっかり理解した上で次の頁に進む、そういう姿勢でじっくり読むのが適している1冊と思います。安易に単位をもらえない大学の講義の指定テキストのような位置付けの1冊です。