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投稿者:やまねこまま - この投稿者のレビュー一覧を見る
近代の神道の様子がとても丁寧に表されていて、興味深く拝読しました。
登場人物のキャラクターも魅力的で、美的描写も当方のイマジネーションを掻き立ててくれます。
続きも是非拝読したく思います。
話の進みがゆっくりでもどかしい!
2024/04/30 00:52
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついに花菱家のお膝元である淡路島を訪れた二人。
淡路の君を鎮めるための神事というのを行う傍らで、花菱家の持ち込まれたお祓いに関する相談を受けることに。
淡路の君を調べる中で、彼女が花嫁を選ぶことについて気付きを得るが、燈火教は淡路にも広まっているようで。
あらすじに載っていた「鈴子の出生に繋がる事実」については判明というほどではなかったなぁ。
当面の目標だった淡路島に行って淡路の君について調べるが一応達成になって、次巻からはどうなるんだろう?
調べ物はまだまだかかる状態で東京に戻るというので、全然予想がつかない。
今回はいつも以上にあっさりと除霊された感じなので、幽霊騒動については怖さとかなく。
途中の、互いに翌日着る物やそれに合わせる小物なんかを選び合ってるところがめちゃくちゃ可愛かったね。
ただまぁ、生まれが複雑な孝冬に気を遣ってツッコンだ話をしないシーンが多く感じられた気がする。
知りたいことはたくさんあるのに、なかなか明かされなくてもどかしい!
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投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
夫婦となった孝冬と鈴子は花菱家本家のある淡路島へと向かう 淡路島で孝冬の父母の死の真相が解明され、鈴子の出生に繋がる淡路の君の起こりが明かされていく また処々で地元民の御祓いの依頼もこなしていく。難しくはないが、何層にも重なる話しの展開が面白い
だんだん面白くなってくる
2024/01/31 20:12
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
花菱夫妻が淡路島に行き、いとこ達の協力を得ながら淡路の君の素性を調べていくところ。淡路の君の生きていた凡その年代とお嫁に来た女性だったのでは、というところまでわかってきたところ。鈴子さんが凛としていて前向きで健やかなところが素敵です。
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今回の舞台は淡路島。花菱家のルーツを辿っていくうちにとある旧家が不幸が続くと言われ…
淡路の君が選ぶ嫁が、実は皆淡路島に縁がある事が判明。名前の通り、淡路島に何かまだルーツが残っているのか?
どんどん鈴子にベタ惚れになっていく孝冬と、少しずつ孝冬に気を許し始める鈴子のもどかしい距離感が良きです。
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面白かった!
淡路の君の謎に迫りつつ、鈴子の出生への手がかりも掴み、孝冬の心の澱も溶け出していく三巻。
淡路島で絡まり繋がる様々な縁に驚きながら一気読みでした。
相変わらずな孝冬の愛情に気付きそうな鈴子と、彼女自身もゆっくりと変化していく様子にソワソワします。
着物描写が詳細なので、和装クラスタの方々にも読んで頂きたいところ(笑)
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今回は花菱家の本家がある淡路島へ。
両親の死の謎。淡路の君のルーツ。
読み応えがありました。やはり日本神話に関わる話が好きな私です。
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花菱家と淡路の君の因縁、鈴子がどう関わってくるか、淡路に行ったことで事実に近づいてきた。色々な因縁がありそうではあるが、孝冬と鈴子の2人なら案外何でもないことのように乗り越えてくれそうにも思う。
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待ちきれずに3巻買ってしまった。
神事を行うため、淡路島にきた鈴子たち。
大叔父さんも他の人も、実はそこまで孝冬を忌み嫌ってはいなかった、ということ。
そして、両親の死が心中ではなく事故だったことが明らかになり、一安心?
そして、家系図などを調べて淡路の君の由来を探ろうとする。
そんなこんなしてるうちに、ラストで嫁の喜佐さんと運転手が駆け落ち……。
そして、喜佐の置いていった荷物から燈火教のあれが出てくる。
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花菱夫妻の3作目。
いよいよ花菱家の本家ともいえる淡路島へ。
主な目的は神事を行うことだったが、
幽霊騒ぎがついて回るのはお約束。
孝冬が苦手としていた大叔父と少し歩み寄れたかと思ったら、
亡くなってしまう。
孝冬の両親の死が心中でないことがわかったが、
その過程がはあっさりし過ぎでは?
亡くなった原因も、
姿が見えなくなった孤児院の子供を探して海辺の洞窟に向かい、
子供の方は洞窟に入らず無事だったが、
大人二人の方が満潮で溺死してしまったという、
あり得ないような事故だった。
当主の妻の鈴子が、得体のしれない巫女の下を訪れるのに支障があるという話になった時に、
孝冬の従妹が、出戻りの自分ならこっそり巫女を訪ねても不思議はないから鈴子を女中として連れて行く、
と自分から言いだすのが可笑しかった。
最後の方で、叔母が運転手とかけおちしてしまうが、
運転手は燈火教の信者だったらしく、
いよいよ次回は燈火教との対決か?
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淡路島編。
孝冬の周りが思ったよりいい人が多く良かった。
淡路の君関連は進まないが、強力な助っ人登場。
ラブラブな夫婦は見ていて幸せな気分になる。
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花菱夫妻、故郷淡路島に場所を変えて、3件の退魔。退魔をするごとに少しずつ明らかになっていく花菱一族の過去と淡路の君の存在。また、見え隠れする燈火教との関わり。まだまだ謎だらけ。
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今回は淡路の君の祭事の為、淡路島へ向かう
孝冬は鈴子と一緒に行く
今回両親の死因、大叔父さんの気持ち、
ずっと自分を責め続けてきた孝冬にとって
少し気持ちが軽くなったようでよかった
やっぱり鈴子の存在が大きい
お兄さんの恋の事情も由良から教えられた
しかし悪鬼と化した怨霊を食べてしまう淡路の君
最強だと思う
これを祓えるのか?
次の4巻再読して感想書きます
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シリーズ第三弾。淡路島編。
「嘆き弁天」「百日紅の木の下で」「おくま御前」
「嘆き弁天」若者に傷をつけられた弁天様の像が泣き声を出す、という話。傷をつけた若者とその若者に罪をなすりつけられそうになった若者が行方不明になっている。それはなぜか?
巫女のキヨが出てくる。なかなか凄い人である。留吉、自分がしっかりしていれば、茂一まで死ぬことはなかったかも、と後悔するのはわかる気がする。茫然自失、している間に死なれてしまっては…しかし留吉が助かったのはよかった。
「百日紅の木の下で」百日紅の木の下に巡礼の若い女性の幽霊が出る、という話。幽霊は何か歌を歌っている。そして淡路の君に食われてしまう。孝冬も鈴子もこの幽霊は淡路の君の好みではない、と思っていたので、驚く。
女性の幽霊の生前の足取りを追っていくと、すさまじい結末が。巡礼の女性は拐かされ、女衒に売られ、女郎屋から逃げ出した女性だった。父親は拐かした男女を呪う。恐ろしい方法で呪う。淡路の君ですら、同情したのではないか、と思う対応である。魚に食われるくらい、軽いものだ。
孝冬の兄、実秋の恋人の話が出てくる。多分、これは伏線があるのだろう。
「おくま御前」
線香の製造を見に行く孝冬と鈴子。そこで知人から祟りを祓ってほしいと頼まれる。当主が早死にし、当主以外の男子の後継が育たない。それはなぜか?
巫女のキヨ再登場。御前がごぜ、瞽女。祟りはそこにありそう。
そしてまたも、妻と運転手の駆け落ち。花菱分家の喜佐と副島である。吉衛は倒れ、そのまま亡くなる。亡くなる前に吉衛と孝冬は和解し、孝冬の戸籍上の両親は心中ではないことが判明する。吉継は喜佐と離縁。奥様と運転手はそんなに恋に落ちやすいのか。祟りは瞽女が使っていたと思われる木偶が封じられており、それが壁から出てきて、解決する。
ここでも出てくる燈火教。実秋が燈火教に便宜を図っていたことがわかる。
鴻と燈火教と鈴子の事件は関係してくるのか。
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「嘆き弁天」
泣いてたのは誰なのか。
始めから嘘などついていなければ、何かが起きていたとしても罪の擦り付けや言い合いになることはなかっただろう。
「百日紅の木の下で」
行き倒れて死んだのは。
後少しと気が抜けたのもあるだろうが、心身ともにすり減らしながらの旅は負担が大きすぎて限界を迎えたのだろう。
「おくま御前」
代々呪いがかけられて。
都合良く扱えたからこそ言葉巧みに誘導したのだろうが、こんな事をしてただで済むと思っていたのなら間違いだろ。