【電子版限定特典付き】シャーロット 下　～とある侍女の城仕え物語～

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投稿者：おはな　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

シャーロットが出会う人は良い人が多く、それもシャーロットの人柄で引き寄せたのだと思う。
国外の人から狙われても城の人達が守ってくれて無事だった。
シャーロットの絵の行き先に感動した。
送り主イブライムは父親を反面教師に正しい国王になろうとしてて、そのご褒美のように良い出会いがあった。さっさと代替わりしてその後学者になれば良いと思う。
番外編4作は幸薄い男達がそれぞれ幸せになるお話。

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

出生の秘密が明らかにされても変わらない、なんでも出来るし奇麗なのに驕らず素直で純朴なシャーロットが好ましく、自分の力で幸せを掴んでいく姿勢が素敵だった。
web版では言及されてない暗殺者レオと従兄弟の国王・イブライムの幸薄い二人の男のその後の話もあり、あまりにも不憫な彼らにも幸せが訪れて良かったと思う。

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投稿者：S910　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

シャーロットの出自を知った国王夫妻の計らいで、彼女を城の奥で守りやすいように王子王女付きの侍女として出世することになる。
しかし王子殿下の立太子に合わせて招かれた周辺国の王侯貴族によってシャーロットの平穏が脅かされる完結巻。

まぁだいたいご都合だなとは思うけど、それも彼女の才覚だという描き方なので悪くはない。
恋を自覚して結ばれた相手が、彼女の働きたい気持ちを理解して後押ししてくれる男で良かったよね。
シモンは誠実さと努力で彼女が勝ち得たものというけど、私はシャーロットのいうように人に恵まれたが正解だとも思う。
個人的にカラー口絵でシモンよりレオのが好みだな！？って思ったので、レオとスザンヌの話が番外編で読めたのが微笑ましくて良かった。
そういえばシモンの顔の傷、痕が残ったことになっているけど、挿絵では消えているのが残念だわ。
全般的になんでもできるヒロインがご都合的に当然幸せになる話って感じだったので、この作者の読んだ話の中では一番刺さらなかったかもしれないなぁ。

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投稿者：ラ・レーネ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

作者買い。上級侍女になったシャーロットの出生の秘密を巡って巻き起こる事件と城での穏やかな日常の日々の対比が印象的だと感じました。とにかくシャーロットがよく出来た娘というより貴族令嬢としても万能に近いので凄いなぁと…しかも決して偉そうにしないし､ほんと出来た娘さんです。特に王子や王女の相手をしている時がほのぼのしていて良いですね。シモンとの仲が中々進展しないので､ヤキモキしましたけど､それもまた楽しかったです。シモンの為､絵のモデルになったのも結果的にはシモンだけでなく他の人々にも幸せをもたらしたのがいいなぁ、と。ほんとに重く暗くなりそうな設定なのに､読後は明るくほのぼのした気持ちになる不思議な魅力のある本でした。