夜市 みんなのレビュー
- 恒川光太郎
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電子書籍夜市
2022/12/12 16:03
懐かしくて少し切ない…
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひらがん - この投稿者のレビュー一覧を見る
長編では無いので直ぐに読み切ってしまいますが、
読んだ後も本の世界観から抜け出せない、何とも言えない感覚に囚われます。
もしかして自分にも似たような経験が有ったのかしら、とまで思ってしまう、懐かしくて少し切ない、不思議な体験の出来る一冊です。
電子書籍夜市
2021/09/26 23:13
傑作ファンタジーホラー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
『夜市』と『風の古道』の中編二本収録されていましたが、いずれもファンタジーホラーの傑作でした。特に『夜市』における運命の残酷さ、選択の厳しさが際立って印象に残りました。運命の奇異は『風の古道』にも顕されていて、恒川光太郎さんの書くテーマの一つになっているのかなと思いました。ホラーではあるのですが、むしろ人間の生き方に深く迫った作品のような気がして、怖いというより考えさせられる余韻が残ったような感じです。両作品ともに名作と言って良いと思います。
紙の本夜市
2021/03/14 14:20
異世界に迷い込んだ
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投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初に読んだ恒川さんの作品。恒川さんのファンとなるきっかけになった。
ゾッとするような怖さではなく、何となく温かみのある、懐かしいような不思議な気分にさせてくれる。
読後目が覚めるというか、異世界に迷い込んでしまう。
紙の本夜市
2020/09/19 12:36
秋の夜長に、この一冊を!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ラストがとても感動的だった」と勧められるままに、
なんの予備知識もなくこの本を手に取った。
そうして、最初のページから心つかまれました。
読後に知ったのは、10年以上も前に日本ホラー小説大賞を受賞し、著者にとってはデビュー作だということ。
これがデビュー作!!!
しかもくくりがホラー小説!!
驚きました。
学校蝙蝠が「今宵は夜市が開かれる。」と、町をぐるりと回りながら告げていくシーンで物語は始まります。
この夜市に出かける20代の男女二人。
男性の方には、この夜市にどうしても行かなければならない理由があった。
誘われて一緒に出かけた女性にとっては不思議で不気味な事ばかり。
読み進めると、パズルがどんどん完成していくような感覚を憶える。
辛すぎる過去を引きずって、
どうしようもない生い立ちの悲しみや恨みに立ち向かう…。
作品から立ち上る圧倒的な情景のリアル感におののきながら、
一気に読み切りました。
「やがて夜市は完全に遠い秋の夜の夢になる。」
秋の夜長に、こちらの一冊、今度は私からお勧めします。
電子書籍夜市
2019/05/30 11:41
日常生活の非日常
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投稿者:ビーンズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日常にある風景、いつもの道が、別の世界と繋がっていたら、と想像力をかきたてられます。あっという間に作者の世界に連れていかれる感じがしました。
冒険的でありながら、哲学的な部分もあり、メルヘンのようなホラー。ホラーと呼ぶほどは怖くないんですけどね。でも人間の欲望って1番のホラーかも。。
3〜5人くらいしかでてこないので、登場人物を覚えるのが苦手な人にも良いです。中学生の息子も読んでいました。
ぜひ読んでみていただきたい一冊!
電子書籍夜市
2018/09/09 00:16
幽獄の世界
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投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『夜市』
ある道を境に通じる異界の闇市。
条件を揃えなければ脱出はできない。それ自体は目新しいものではないが、巻き添えになった彼女、そして過去を引きずる兄弟の葛藤には読ませるものがある。
売られてしまった弟は自身の様々なものを贄にして市を出る。白痴の老体として扱われて過ごした日々。
ありがちな才と引き替えに、弟を売った兄が過ごした葛藤の日々。そして両者の邂逅。
若干、独白に依りすぎる感もあるが、情動を丁寧に紡いでおり、どうしてか作り話には聞こえない説得力がある。
恐らく、この市は生きてうごめいている。店主も客もただ翻弄されるばかりだ。
『風の古道』
市が生きているのなら、こちらは道が生きている。
確実に存在しているが、私達には見えない道。夜市と同様に、登場人物を閉じ込める檻の役しかしていないようでいて、なにかの意思の存在をうかがわせる。
実際、入口を見つけた中には、気ままに出入りして猟奇犯罪に用いている人物もいる。些細な事で人を殺め、その安い正義感に酔う人物。
こうした気の触れた人間を描くのが実にうまく、秀逸である。
他作でも意思を持った生きる道は、人物を好き勝手にもてあそんでいる。
電子書籍夜市
2018/05/25 18:32
幻想譚の名手
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投稿者:しゅらいく - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラーのレーベルから出ていますが、内容はダークファンタジー….というか幻想譚です。見事です。短編二作品が収録されていて、どちらもオススメです。『風の古道』を評価されている方が多いようですが、私は『夜市』の方が好みでした。どちらも傑作なのは間違いないと思います。
これからもこの作家を追い続けようとも思いました。和風ブラッドベリーと言っても良いような、幻想譚の名手でしょう。
電子書籍夜市
2017/09/13 11:32
他に類を見ない作品
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投稿者:しん - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作の「夜市」も、「風の古道」も、他の作者の作品では味わえないような独特の雰囲気を醸し出しています。文章は簡単で、別に美しい表現とかを狙ったわけではなさそうなのに、自然と目の前に情景が浮かんできます。意外な展開とちょっぴり切ないエンディング。空想と現実の入り混じった世界は、一度踏み込んだら病みつきになりそうです。
電子書籍夜市
2017/01/12 23:22
夜市
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投稿者:あちゃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白くて一気に引き込まれた。この世界と違う世界を隔てるものはちょっとしたことなのかもしれないと思う。久しぶりに満足。
紙の本夜市
2022/11/13 17:27
ホラーファンタジーモノなのだが
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
一応はホラーファンタジーモノなのというカテゴリーに入るのだろうが、読んでいてゾットするようなホラーではなく、いつの間にか引き込まれてゆくようなそんな怖さをたたえた作品である。特に表題作の「夜市」は視覚的にその光景が浮かんでくるような名文である。その他の作品もよく似た雰囲気をたたえている。
紙の本夜市
2022/09/04 15:23
ホラー
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投稿者:ねこにゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラー小説だと思って読みましたが、想像していたものと全く違っていました。自分のすぐ近くで起こっていそうな、妙な現実感があって、どんどん話に引き込まれていました。
電子書籍夜市
2021/07/17 21:41
和風ファンタジー
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投稿者:たま - この投稿者のレビュー一覧を見る
化物の市へ訪れる、「夜市」
外界と隔たれた謎の場所へ迷い込む、「風の古道」
どちらもホラーよりもファンタジー色が強く、そして美しい。
夜市も古道も黄泉の世界なのだろうか。
和の美しさ、薄気味悪さ、怖さ、儚さ……異界に触れてしまった普通の人達の物語はどれも一抹の寂しさを残して終る。
夏の夜に読んで欲しい和風ホラーファンタジーでした。
電子書籍夜市
2014/03/08 23:11
面白い
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投稿者:minamiya - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラーを読んでいるが、とても面白い。
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