最後の晩ごはん みんなのレビュー
- 椹野道流(著者), くにみつ(イラスト)
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最後の晩ごはん 19 兄弟とプリンアラモード
2024/04/09 05:50
「罪も恩も実は天下の回りもの」
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
シリーズ19
五十嵐家の横たわっている過去絡みの話
一憲が自身も記憶の底に封印していた「罪」と
そこからの「恐怖」の告白
したことは完全に許されることではないだろう
しかし、高校生が背負うには重すぎるものを背負わされていた彼を否定できない。
記憶が戻ってきたのは、特別養子縁組をしようとしていたから。
子供を迎えるにあたって自分の「罪」の封印が解けてしまったのは必然なのだろう。
兄弟だけでなく涼彦があそこに居てくれて良かったとしみじみ思った。
(彼にも新たな出会いとかあってほしいと心から願います)
そして奈津さんが奈津さんで良かったとも。
淡海さんも良いフォローしてくれましたね。
(相変わらず彼に対してはわたし的には嫌なわだかまりはあります)
淡海さんの養父母さんとの話はなんか深く考えさせられましたけど。
プロローグのグリーフケアからの話の流れは違和感なく
そして「最後の晩ごはん」をそう持ってくるかと感心してしまいました。
(やっぱり「最後の晩ごはん」でしたって感じで)
プリンアラモードのくだりは涙なしでは読めませんでした。
師匠の「罪も恩も実は天下の回りもの」という言葉にはぐっときました。
そう思って自分も行動したいなぁと思うことしきりです。
そして、一憲さんの愛生さんへの対応がすごく好感持てます。
今後特別養子を迎えての話・李英くんのその後の話はとても気になります。
最後の晩ごはん 18 ゲン担ぎと鯛そうめん
2023/04/10 06:48
春は別れと挑戦の季節
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
シリーズ18
今回の幽霊は・・・
ついに来たって感じです。
夏神の雪山で失った彼女が出てきました。
私ずっと彼女の幽霊がこの作品のラストだと思っていたのですが
そんな簡単なものではなかったですね。
幽霊の彼女がまたとても生き生きととしていて(変な表現でしたが)
夏神さんを掬いあげていった気がします。
そして海里の挑戦
(李英の次々に襲いかかる病魔が気の毒すぎるけど)
成長と未来の予感がする巻ですね。
淡海先生に対しての気持ちについて
海里はすごいなぁって思います。
そして「非道」って言っていた夏神も自分の体験を経てとの展開
私はなんだかんだ言ってもやっぱりなんかもやもやしたものを拭えない。
(まさに「覆水盆に返らず」的な状態です)
色々な未来の予感を孕んだ巻でした。
この物語はどこまで行くのだろうなぁって思いながら、
毎巻読んでいます。
☆4.5
最後の晩ごはん 8 忘れた夢とマカロニサラダ
2022/07/25 07:45
過去があるからこそ
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
シリーズ8
今回は読んでいてヘビーな巻だった。
いつものように軽やかに描かれてはいるのですけれど。
過去は過去として現在にのしかかってくる感じ
過去があるからこそ現在がありますしね。
海里がお母さんに話を聞くところは
思わず涙がじんわりでてきました。
(奈津さんに対するお母さんの言葉もぐっときました)
塚本さんのはじめ君とそのお母さんの話もじわじわ涙が。
切ない。
そして、夏神さんの手紙の結果が・・・。
やっぱりこちらはヘビーだ。
それでも七夕の短冊にあの文言を書けた夏神さんに
ほっとした。
幽霊に一所懸命になる海里や夏神の気持ちが嬉しいなぁって
思った巻でした。
余談:
それでも、みかん入のマカロニサラダは遠慮したい。
(今まで食べたことはないなぁ。)
果物がおかず料理に入っているの苦手です。
(酢豚のパイナップルとかポテトサラダのりんごとか・・・
冷や麦のミカンとサクランボとか冷麺のスイカとか!)
どうしていれるんだーって子供の頃から思ってましたので
三つ子の魂なんとやらなのでしょうね。
最後の晩ごはん 7 黒猫と揚げたてドーナツ
2022/07/25 04:45
涙がこぼれる
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
シリーズ7
夏神さんの思い出(後悔含む)からの京都旅行
夏神さんは人間関係については
本当に臆病で後ろ向き加減が顔を出してきますが
そこが彼の彼たる所以なんだろうなぁと。
実は健やかに強い海里がみんなを支えているんだろうなぁと。
彼もまた色々と気づき学びながら。
モヤモヤしたものもあるだろうが李英に対する海里の態度に
いつもながら感服します。
後、お兄さんわかりづらいけれど、
弟大事に思っていたのがにじみでてきます。
今回はドーナツとオルガニートとタクトと主のシーンに
思わず涙がこぼれてしまいました。
本当に切なく痛く、そしてグラニュー糖のように甘やかだ
人はあっさりと人生をぶち切られることがあるということも
まさにその通りでそれが切なく痛く伝わってくる。
だからこそ、あの夜の場面は一種の救いでもあるのだ。
いつものように軽やかさも保ちながら
色々と重たいものを投げられた物語でした
余談
ビゴのパンが出てくるとパン好きとしては心が弾みます。
京都旅行行きたいなぁってしみじみ思ったりしました。
物語とは別に色々自分の嗜好に引っかかる巻でした
最後の晩ごはん 17 後悔とマカロニグラタン
2022/03/02 04:24
泣けました!
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投稿者:ミミアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつも発売を待ち遠しく待っているシリーズ。今回は、極身近な人とのやり取りで話は進む。
そして、グッと来る!
わかっているけれどグッと来る。
そして最後、気持ちを軽やかにしてくれる、
もう、次を、「まだか、まだか?」と、待っている。
最後の晩ごはん 14 地下アイドルと筑前煮
2022/01/22 23:43
お腹空く!
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投稿者:みちゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズ大好きすぎて唯一紙の本で持ってるやつ!
お話の中に出てくるご飯のレシピが付録で載っててすごく嬉しい!!
次早く読みたい!
最後の晩ごはん 15 初恋と鮭の包み焼き
2021/07/28 21:28
淡海先生の妹
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投稿者:kurage - この投稿者のレビュー一覧を見る
2巻目に出てきた淡海先生の妹さん、最後の晩ごはんを食べて心残りなく旅立っていく……というパターンを踏まなかったので、淡海先生が天寿を全うするまでこのままずっと一緒にいるのかなと何となく思ってたので、13巻挟んでのこの展開はちょっと意外でした。
妹さんの話を聞くと納得の展開ではあるんですけど。
本当にしっかりした、兄思いの妹さんだー。
最後の晩ごはん 16 後輩とあんかけ焼きそば
2021/07/21 15:02
切ない…
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投稿者:ミミアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎回、待ち遠しく発売を待っている。
いつも厳しく、優しく温かいストーリーに涙しながら心がほっこりする。
今回も予約して、入手。…が、李英君が…!!!
読み進めて行く内に、どうか戻って!と。(これ以上は、ネタバレになるので)
回りの人々と生きている中での様々な事柄に、我が身の事の様に重ねて、読んでいる自分がいる。
皆が幸せになって欲しい!
最後の晩ごはん 15 初恋と鮭の包み焼き
2021/04/30 15:19
ほっこりしてほろりと泣ける小説です
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投稿者:mimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
出てくる料理がどれもおいしそうな上に、料理にまつわる話は読んでいてジーンと沁みます。シリーズ物だが飽きが来ない作品です。
2021/04/22 16:07
法医学的な人間観察の擬人化が「付喪神」
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
スキャンダルで職を失った海里。何があっても家族は味方と思っていたけれど、家族に拒絶されて追い出される。孤独をかみしめる。海里。
芦屋に行ったことがある人は、読んで楽しいかも。
普通の著者なら流し書きで誤魔化すのに、仔細だなと思ったら、履歴見て納得。「兵庫県在住。某大学の法医学教室に在籍した元非常勤監察医」
作品には著者の人生観が込められてる、作者の意図はどこにあるのか、探りながら読みました。
この作品は「人間観察フェチ」が喜ぶシリーズだと思った。
著者のお仕事は、法医学 https://bit.ly/3sOGl7P 法科学の一分野の特殊な医学。事件性がある御遺体を観る医者。物言わぬご遺体から、その人の過去を類推、死の真相を探るお仕事。
このシリーズの「最後の晩御飯」という奇妙なタイトルも、著者の人生観が表れている。今のその人の状況から、過去を感じ取り、探り出す手法で描く一作一作というわけなのかー・・と興味沸いたので、追って読んでみます。
最後の晩ごはん 15 初恋と鮭の包み焼き
2021/04/01 21:53
良いです。
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投稿者:スッチー - この投稿者のレビュー一覧を見る
良いです。とても面白いです。興味のある方にはオススメです。読みやすいですし、とても分かりやすいです。良いです。
最後の晩ごはん 14 地下アイドルと筑前煮
2021/01/07 10:58
椹野道流氏による主人公の海里が活躍するお料理青春小説です!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『人買奇談』、『時をかける眼鏡』をはじめ、「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズなどで知られる椹野道流氏の作品です。同書は、夜だけ開店し、メニューは1種類という「ばんめし屋」で繰り広げられる物語です。ある日、主人公の海里が働く芦屋のこの定食屋に、迷惑な酔客が現われます。カラフルな髪色の彼女、レイナは、海里の役者時代のファンだということです。しかし、彼を見て失望し、品切れのトンカツを食べたいと言うなどやりたい放題をしでかします。聞けば「人生最後の夜に、憧れの人に会い、大好物を食べたかった」らしいのです。実は彼女は地下アイドルで、未来に絶望していたというのです。海里の新たな挑戦にも胸躍る、お料理青春小説です。
最後の晩ごはん 13 閉ざした瞳とクリームソーダ
2020/07/20 23:46
ちょっとずつ前進
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投稿者:kurage - この投稿者のレビュー一覧を見る
海里も夏神もちょっとずつ前進…って感じの13巻目でした。
なかなか幽霊が出てこないので、あれ?今回幽霊出てこない話?と思ったら、最後の方になって登場…ごはんじゃないんですね!とここでサブタイトル確認しました。
最近すっかりばんめしや以外でも幽霊見える霊感青年になりつつありますね、海里。
最後の晩ごはん 5 師匠と弟子のオムライス
2019/09/27 22:00
師匠から弟子への最後のおしえ
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投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
師匠の洋食屋さんを舞台にしたお話です。引退する師匠を久々に訊ねた夏神ですが、つかの間の再会の後、師匠との別れが訪れます。突然の離別に我を忘れる夏神ですが、海里やロイドのおかげで、師匠の果たせなかった心残りを培った料理の腕で叶え、師匠との約束を果たします。夏神の過去も少しずつ明らかになりますが、料理を通した師匠から夏神への温かい思いがとてもよく伝わってきました。
最後に物語読んでいておいしそうだなと思っていたプリンのレシピが載っていて、作って食べたくなりました。
最後の晩ごはん 12 秘された花とシフォンケーキ
2019/06/28 10:07
笑って泣ける
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も、ハズレ無く、笑って泣けた。海里とロイドの会話は何とも軽妙。夏神さんの関西弁は味がある。海里の『師匠』となった「ゆうこお姉さん」の「中途半端のどこがいけないの?」発言は、ごもっとも!!。今回「ご来店」の幽霊さん。お父さんが出征する時にお母さんに「何もあげられるものが無いから」と庭の芙蓉の花を渡し、お母さんはそれを押し花にして眺めながらお父さんの帰りを待つ・・・。いいな、いいなぁ~。